【 連続テレビ小説「エール」】28話ネタバレ

コロンブスレコード

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音「本当にすばらしい才能なんです。 国際作曲コンクールで2等ですよ! 最新の楽譜もあります。」

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音「どうです? すごいでしょう。」

廿日市「すごいね~。」

音「ありがとうございます。」

廿日市「うちは要らないな。」

音「はあ?」

廿日市「金になんないもん。 もっと分かりやすくないと。 それに さっき 雇っちゃったんだよね。 新人に作曲家 1人。」

杉山「失礼します。 木枯さん 来訪です。」

木枯「遅くなりました。」

廿日市「お~ ちょうど 今 君の話 してたんだよ。 彼ね 大学のマンドリン部を率いていた 期待の新人。 じゃあ 悪いけど… そんなこんなで 今から 彼と打ち合わせだから。 もういい?」

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廿日市「じゃあ あっち。」

木枯「あっ… はい。」

その後も レコード会社を 片っ端から回りましたが…。

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音「甘くないな…。」

そんな中 音の音楽学校の合格通知が届きました。

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ある日帰宅すると光子が来ていたのだった。

光子「お帰り。」

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音「また来とるの? うち 大丈夫?」

光子「岩城さんも梅も しっかりしとるから。 フフッ… それに 吟が この前 お見合いに… え~っと 名前…。」

音「鏑木さんね。」

光子「あっ そう。 フフフ。 会ってほしいって。 今度はいけるかもよ。 えっ? しかし この雷おこし… かたいわね。 諦めるの?」

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音「だって… もう レコード会社ないもん。」

光子「ほかに手は?」

音「思いつかん!」

光子「だったら もう1回 最初から回りなさい。 裕一さんの人生を救えるのは あなたしかいないのよ。」

音「でも どうせまた 金にならんとか 難しすぎるとか…。」

光子「ぐだぐだ言っとらんで お願いするんじゃない 契約してやるくらいの勢いで行くの! 金の亡者に 頭なんか下げるな!」

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光子「はあ~ あなた このままじゃ 一生後悔する! そんな音 見たくない! ねえ 音… いい? これだって…。」

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光子「くっ…。 あっ…。」

音「歯 折れちゃう!」

光子「折れん! かっ… くっ…。 うん? いや…。 ねっ? 割れなきゃ 何べんでも噛むの! 大事な人のためなら 向こうがあきれるほど やるの! 諦めちゃいかん 音!」

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音「黒蜜…。 ありがとう。」

光子「フフッ… うん。」

ちょうど そのころ コロンブスレコードの廿日市を呼び寄せた人物がいました。

小山田「忙しいのを 悪かったね。」

廿日市「いえ…。」

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日本作曲界に重鎮 小山田耕三。

小山田「どうした? 汗かいて。 暑いか? うん? 君… 君 この男を知ってるか?」

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回想

音「国際作曲コンクールで2等ですよ! すごいでしょう。」

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回想終了

小山田「知ってるのか?」

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廿日市「あっ いえ… あの この男が何か?」

小山田「君のところでな 契約してほしいんだよ。」

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