【 連続テレビ小説「エール」】31話ネタバレ

古山家

裕一「ただいま。 あ~ 疲れた。」

音「お帰りなさ~い! お疲れ様。」

裕一「ありがとう。」

音「ごはん もうすぐ出来るけど ごはんにする? お風呂にする?」

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裕一「お風呂にすっかな? あ~ ありがとう。」

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夕食

音「へえ~ その木枯さんって方 面白いのね。」

裕一「いや もう… こっち ヒヤヒヤしたよ。」

音「あっ! 牛島ゆたかって聞いたことある。 『海の喫茶店』の作曲家でしょう?」

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裕一「あっ そうなんだ。 う~ん 流行歌のことも勉強しないとな~。 うん おいしい!」

音「裕一さんは 裕一さんの音楽を作ればいいじゃない。」

裕一「うん?」

音「西洋音楽の素養があるって強みだと思う。 裕一さんにしか書けん曲を 書いてほしいな。」

裕一「そうだね… 頑張るよ。 うん!」

音「うん。 おいしい?」

裕一「とってもおいしい。」

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仕事部屋

音「どう? いいの 書けそう?」

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裕一「う~ん… どうかな~?」

音「お夜食作ったから 一段落したら食べてね。」

裕一「うん! ありがとう。」

音「じゃあ 頑張って。」

裕一「うん! ちょうど小腹すいてた。」

音「うん よかった。」

裕一「ありがとう!」

裕一「えっ? フフフ…。 また八丁みそ?」

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コロンブスレコード

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廿日市「う~ん… これじゃ 駄目だな。」

裕一「えっ? いやいや あのあの… ど… どこが駄目なんでしょう?」

廿日市「駄目だよな?」

杉山「はい。」

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裕一「えっ?」

廿日市「やり直して。」

裕一「はい…。」

その後

裕一「こんな具合で… いかがでしょう?」

廿日市「ちょっと違うかな~。」

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廿日市「う~ん… 違うね。」

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裕一「ち… 違う…。」

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廿日市「没。 もう1回。」

裕一「ぐ… 具体的には ど… どこが…?」

廿日市「それを考えるのが 君のお仕事。」

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廿日市「これじゃ駄目だな 書き直して。」

その後も 裕一の曲は全く採用されませんでした。

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半年後

裕一「音 おはよう。」

音「おはよう!」

裕一「ねえ みそ なくなりそうって 言ってたよね? たまたまなんだけどね 白みそもあって…。」

音「あ~! もう こんな時間! 急がんと。」

裕一「いよいよだね。 が… 頑張って。」

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音「ありがとう。 裕一さんも 今日は 曲の提出日だったよね。」

裕一「今日はね いけそうな気する!」

音「いける いける。 今度こそ 絶対採用されるよ!」

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裕一「ありがとう。 頑張って。」

音「は~い!」

コロンブスレコード

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裕一「ま~た駄目だった… 21曲 連続不採用。」

木枯「こっちも 19曲連続。 これ まずいわ。」

裕一「まずいね~。」

木枯「しかも そっては所帯持ちだもんな 金は どうすんの?」

裕一「まあ… 契約金は いっぱい残ってっから 当面は。」

木枯「はあ? あの契約金 印税の前払い金だぞ。」

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裕一「どういうこと?」

木枯「レコード売れるのが前提の前払い金。 まあ つまり 自分の金じゃないってこと。 まあ 借金みたいなもんだ。」

裕一「しゃ… しゃ しゃ… 借金!?」

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木枯「売れなかったら 全額返さなきゃいけない。 もし返済請求されたら 家族 養えなくなるぞ。」

東京帝国音楽学校

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コロンブスレコード

裕一「うそだろ~…。」

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