【 連続テレビ小説「エール」】40話ネタバレ

古山家周辺の屋台

音「鳥肌まで立っちゃった。 すごかったね。」

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裕一「うん… 話には聞いてたけど 実際 体験すっと全く違った。」

音「何だろね? 知らん人同士なのに 一体感が生まれた時の あの興奮って。」

裕一「あれこそ こう 奮い立つってことなのかな?」

音「うん!」

裕一「うん!」

音「フフッ。 裕一さんが また音楽に向き合ってくれて 私 うれしかった。 フフッ。」

裕一「本当にありがとう。 音のこと… もっと… フフ…。」

音「うん? 何?」

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裕一「うん? おいしいよ これ。」

音「えっ 何? 言ってよ~。」

裕一「いや…。」

音「何?」

裕一「音のことが もっと好きになった。」

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そこに応援部がやってくる

田中「先生~!」

裕一「お~団長! おめでとう!」

田中「いや 先生のおかげです!」

裕一「いや もう 僕は全然 何もしてないです。」

田中「何ば言いようとですか フフッ。 選手たちも 力になったち 口々に言っとりました。 静まり返った学校が 大騒ぎになっとうそうです。」

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裕一「えっ?」

田中「早稲田ば救ったのは先生です。」

裕一「救われたのは僕の方です。 おかげで 目 覚めました。」

田中「そげんですか。 何か よく分からんですが 先生のお力になれたとなら 何よりです。」

裕一「いや…。」

小熊「さすが 団長です! 大好きですよ 団長! 団長~!」

田中「やめえ やめえ…!」

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田中「あっ… それでは… 全く曲が採用されん先生に…。」

裕一「うん?」

田中「エールば 送りたかと思います。」

裕一「えっ? えっ?」

田中「いくばい!」

一同「はい!」

田中「フレ~! フレ~! こ や ま~! それ~! はい!」

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一同「フレ フレ 古山! フレ フレ 古山!」

裕一「ありがとう。」

田中「それでは 最後に お2人に エールば込めて…。 歌います『紺碧の空』! はい!」

一同「♬『紺碧の空 仰ぐ日綸 光輝あまねき 伝統のもと すぐりし精鋭 闘志は燃えて 理想の王座を 占むる者われ等 早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田』。」

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一同「♬ 『青春の時 望む栄光 威力敵無き 精華の誇 見よこの陣頭 歓喜あふれて 理想の王座を占むる者 われ等 早稲田 早稲田  覇者 覇者 早稲田』。」

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まだレコードを1枚も出していない22歳の無名作曲家が作った 第六応援歌『紺碧の空』は 程なく 早稲田の第一応援歌へと昇格し 現在もなお 力を与え続けています。

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小山田の仕事場

事務局長「申し訳ございませんでした!」

小山田「それはもういいって言ってるだろう。」

事務局長「初戦で監禁され 既成事実となってしまったため そのあと 取り消すことができませんでした。」

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事務局長「今後は 先生の歌を優先的に使用する旨 指導いたしますので どうか ご了承を!」

小山田「それはもういいって言ってるだろう!」

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古山家

音「こっち?」

裕一「逆 逆… うんうん。 あっ いいね フフフ。」

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音「慶應のお礼は 銀の食器だったらしいよ。」

裕一「僕は こっちの方が好きだな。 フフフ。」

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