【 連続テレビ小説「エール」】42話ネタバレ

喫茶店 バンブー

保「カフェーの女給? 音さんが?」

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裕一「ああ 僕はなんてバカなことを…。」

恵「どうして? 何があったの?」

裕一「いや…。」

回想

音「本を読むより 実践で学ばんと。」

裕一「じ… 実践?」

音「男女の社交場といえば カフェーでしょう。 『椿姫』のヴィオレッタも 社交場の華だった。」

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音「ねえ 裕一さん。 裕一さんから 木枯さんに頼んでもらえん? あの人 顔が利くんでしょう?」

裕一「た た… えっ? 頼むって… な な… 何を? うん? な… 何を?」

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回想終了

恵「なるほど…。」

保「なんという行動力…。」

恵「しかも 発想が独特。」

裕一「いや… カフェー行った旦那さんを怒る 奥さんの気持ちも よく分かりました。」

恵「心配いらないわよ。 だって 1週間の臨時雇いでしょ?」

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保「裕一君も行ったことある店なんだろ?」

裕一「いや~音の夢に協力したくて つい 協力して許しちったけど…。 ああ 僕はバカだ~。 あ~ やっぱ 止めるべきだったな~! う~ん…。 バカだな~…。」

カフェー パピヨン

愛子「岡崎社長は いつも おしゃれですよね。」

岡崎「うん?」

エミ子「このネクタイ すてきです。」

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岡崎「そうか? ハハッ。 本当に?」

希穂子「ええ とってもお似合いです。」

岡崎「希穂子ちゃんも そう思うかい。 ハハハハハ…!」

ママ「音江ちゃん。」

音「あっ はい。 とてもすてきです… 毛虫みたいで。」

岡崎「け… 毛虫?」

ママ「ちょ… ちょっと!」

音「あっ… 実家の庭に よくいたんです。 焦げ茶の上に 赤い線が入ってて 葉っぱの上を モソモソ~って。」

ママ「音江ちゃん。 すみません。 まだ この子 慣れてないものですか。」

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岡崎「ハハハハハ…! 君 面白いね~。 新人さんだよね? ハハッ。 これ 取っておきなさい。」

音「ありがとうございます。」

岡崎「ちょっと厠へ。」

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ママ「岡崎さんに お酒をお願い。」

愛子「はい。」

ママ「何なの? 毛虫って。 失礼じゃない!」

音「あっ いえ… 逆に でも それ 毛虫に失礼じゃ…。」

ママ「口答えしない。」

音「すいませんでした。」

ママ「あのね 思ったことを 口にしているようじゃ この世界は務まらないの。 もう少し頭を使ってちょうだい。」

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客「ママ! ママ ちょっと。」

ママ「は~い。 ただいま。」

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客「ママ!」

ママ「はい。」

音「お客様には常に笑顔で。」

希穂子「ここは夢を売る場所だからね。」

音「勉強になります。」

希穂子「フフッ 音江さんってユニークね。」

音「えっ ユニーク? ユニーク… フフフ。」

古山家

裕一「あっ 音! 音… えっ えっ えっ えっ?」

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音「裕一さん ただいま。 フフフフ…。」

裕一「臭っ。 えっ? 酒飲んだの? ちょ… 立って 音。 立って せ~の! そう そのまま! そのまま…。」

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音「お~。」

裕一「ねえ 大丈夫? そ… そんなに飲んだの? 座って 座って。」

音「まあ… 少しはね。 少しはね…。」

裕一「上着も脱ごう。」

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音「だって…。」

裕一「えっ 何で立つの?」

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音「何てったって夢を売る場所だから。」

裕一「音…  音… お酒なんて喉に悪いからさ あそこはね もう辞めた方がいいと思うんだよ。 それより 歌の練習した方がいいよ。」

音「私 決めた。」

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裕一「えっ?」

音「私… 社交場に咲く花になる。」

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裕一「えっ? えっ あの… 駄目だよ? いや あの… ううん 音 音…。 ねっ 音… 分かったから 分かったから…。」

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