【 連続テレビ小説「エール」】47話ネタバレ

コロンブスレコード

廿日市「船頭可愛いや』。」

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裕一「はい!

廿日市「何? これ 作詞 高梨一太郎なの!?」

裕一「あっ はい」

廿日市「採用。」

裕一「えっ?」

杉山「すばらしいと思います。」

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裕一「は… はあ。」

廿日市「今さ 芸者に歌わせるの はやってるじゃない? これも芸者でいこう。」

裕一「芸者さん?」

廿日市「いいなと思う人 こっちで探しとくから。」

裕一「お… お願いします。 はい。」

杉山「録音の日程など決まりましたら また ご連絡いたします。」

裕一「はい。」

廿日市「古山君。」

裕一「はい。」

廿日市「これ 最後のチャンスだから。」

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裕一「うん?」

廿日市「もし売れなかったら 君もう要らないから。」

裕一「えっ?」

廿日市「契約金も返済してね 一括で。」

裕一「一括… 一括? 一括!? ちっと… ちっと待って下さい!」

廿日市「待ったから。 待ちくたびれたから。 この2年間 君 全く利益上げてないの。 『仏の顔もなんとやら』だよ。」

杉山「『3度まで』です。」

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裕一「わ わ… 分かりました。 はい はい。」

廿日市「今度は脅しじゃねえぞ。 本気だからな。」

裕一「運命… 運命~!」

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おでん屋

裕一「はあ~…。」

久志「どうして ため息なんかつくんだよ。 採用されたんだろ?」

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裕一「うん…。」

久志「めでたいことだろう。」

裕一「もし売れなかったら 今度こそ 本当におしまいなんだよ。」

久志「だから 何で 売れなかった時のこと考えてんだ。 それよりも売れた時の幸せを 想像してみたらどうだい?」

裕一「本当に君は前向きだね~ 羨ましいな。」

久志「お褒めの言葉 ありがとう。 鉄男君だって 上京して早々に仕事決まったみたいだし。 何事も気の持ちよう。」

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裕一「何の仕事なの?」

久志「飲食業って言ってた。」

裕一「ふ~ん。」

久志「この辺のはずなんだが…・」

裕一「あれ? 前 ここ来たことあんな。」

鉄男「はい…。」

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久志「うん? えっ?」

裕一「あれ?」

久志「あっ!」

裕一「えっ!? た… 大将?」

久志「えっ?」

裕一「前髪が変わってる?」

久志「ああ 鉄男?」

裕一「あっ… 爽やかになってる!」

久志「鉄男!」

鉄男「早く来いよ。」

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久志「まさか 鉄男君が おでん屋とはね。」

裕一「うん。」

鉄男「おやっさんが故郷に帰ることになって この屋台を 誰かに譲りたかったんだってよ。」

裕一「おでんってさ そんなに簡単に仕込めるもんなの?」

鉄男「まっ 基本 煮込むだけだ。」

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裕一「ざっくりだね~。」

鉄男「好きな時 詩も書けるし 時間の融通もきくから。」

裕一「詩の売り込みにも行ける?」

鉄男「うん。」

久志「おまけに酒も飲み放題。」

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鉄男「おい! 金はもらうからな。 こっちも生活懸ってんだ。」

久志「分かった。 じゃあ 乾杯しよう。」

裕一「うん。」

久志「鉄男君の再出発と…。」

裕一「よっ!」

久志「裕一のレコード発売 第2弾を祝って…。」

裕一「ありがとう。」

久志「乾杯!」

鉄男「また出すのか?」

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裕一「うん? うん… なんとか。」

久志「じゃあ…。」

鉄男「どんな曲なんだ!?」

裕一「えっ… 『船頭可愛いや』って曲。 高梨一太郎さんの詞で 芸者さんに歌ってもらうことになった。」

2人「芸者!?」

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裕一「何?」

久志「どこの芸者だ? 向島か?」

裕一「向島?」

久志「新橋か?」

裕一「知らないよ。」

鉄男「裕一は もう会ったのか?」

裕一「会ってないよ!」

久志「まさか赤坂!?」

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裕一「赤坂?」

久志「あの伝説の萬龍を生んだ… 赤坂なのか?」

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裕一「ど… どこ見てんの? か… 乾杯しようよ!!」

久志「あ~ そうだな。 よし じゃあ 2人の成功に。」

裕一「ありがとう!」

久志「乾杯。」

裕一「乾杯!」

鉄男「乾杯!」

裕一「乾杯!」

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