連続テレビ小説「エール」71話「先生のうた」ネタバレ

国民の心を捉えたのは 明るいA面の曲ではなく 哀愁を帯びた短調のB面『露営の歌』でした。

久志「♬『勝ってくるぞと 勇ましく 誓って故郷を 出たからは 手柄たてずに 死なりょうか 進軍ラッパ 聴くたびに 瞼に浮かぶ 旗の波 土も草木も』

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『露営の歌』は 出征する兵士の見送りに 歌われるようになり 爆発的な大ヒット。 この曲がきっかけとなり 裕一は 時代の波に 飲み込まれていくことになるのです。

古山家

廿日市「どうも 奥さん ご無沙汰しています。 これ つまらないものですが。」

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音「廿日市さん わざわざすみません。 どうぞ。」

廿日市「お邪魔します。」

居間

音「今 呼んできますので こちらで お待ち下さい。」

廿日市「どうも ありがとうございます。」

音「はい。 裕一さん!」

廿日市「あら? お嬢ちゃんかな? かわいいでしゅね~。」

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逃げる華ちゃんw

廿日市「お名前はなんていうんでしゅか~? お年は いくつでちゅか~? ハハハ… 恥ずかしいのかな?」

裕一「あ~ 廿日市さん こんにちは。」

廿日市「あ~ これはこれは 先生。」

裕一を盾にして隠れる華ちゃんw

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裕一「どうした?」

廿日市「どうぞ どうぞ 先生 お座りになって お座りになって。」

裕一「よいしょ。」

廿日市「実は先生…。」

裕一「はあ。」

廿日市「『露営の歌』 なんと… 50万枚突破です1」

裕一「ご…。」

音「50万!?」

裕一「えっ? そ… そんなにですか?」

廿日市「いやいや… まだまだ伸びますよ。 未曽有の大ヒットです。 まあ 古山先生は いずれ こうなると 私 信じてましたけどね。 ハハハ…。」

裕一「先生?」

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廿日市「あと 佐藤久志の抜擢も正解でした。」

裕一「ああ…。」

廿日市「これからは もう人気歌手の仲間入りですよ。」

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廿日市「ありがとうございます。 (お茶を飲む)あ~。 あ~ そうそう 電話の架設は済みましたか?」

音「あっ はい。 お昼に電話の方が。」

廿日市「そいつは よかった~。 今回は 私が いろいろと根回ししましたから。」

裕一「ありがとうございます 本当に。」

音「ございます~。」

廿日市「これからも どんどん書いて頂きたいんで お願いしますよ。」

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裕一「はあ…。」

廿日市「ハハハ。」

音「フフフ…。」

夕方

音「もしもし お姉ちゃん?」

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吟「音! どうしたの?」

音「レコード会社の人に 電話つけてもらったんだけど 電話持っとる人 お姉ちゃんしか知らんかったから。」

吟「何だ そんなこと? あっ! 見たわよ 新聞。 裕一さんの名前 出とったね。 一躍 時の人じゃん。」

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音「暮らしは何も変わっとらんけどね。」

吟「あっ ごめん もうすぐ夕飯だから。 また。」

電話を切る吟

吟「すぐ支度しますね。」

智彦「ああ… 音さんか?」

吟「裕一さんの会社の人が 電話つけてくれたんですって。 妹の旦那様が有名人になるなんて 世の中 何が起きるか分からないものよね。」

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1年後

華「かさ。」

音「さくら。」

華「らっぱ。」

こどもたち「1 2 1 2 1 2!」

音 華「こんにちは。」

こどもたち「こんにちは! 1 2 1 2 1 2 1 2!」

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