連続テレビ小説「ちゅらさん」56話「太陽(てぃだ)、見つけた!」ネタバレ

ゆがふ

容子「でも しかたないのかもね? 島田さん 独りで生きてきたから。 病気の時は 傍に居てもらうの ありがたいと思ったろうけどね。 治ればさ。」

ちゅらさんの画像

恵里「そうですかね?」

容子「そう思う 私は。 独りで生きて いくのは 別に悪い事ではないよ。」

恵里「そうれは… そうかもしれませんけど。」

容子「その人なりの暮らしってある訳よ。 どう思う? 店長。」

兼城「その人 よく分からないから 何とも言えないけど。 確かに そうかもね。 でも 独りで 生きていくのは寂しいさ。 沖縄は無理 周りが ほっとかない。」

容子「そうかあ。 恵里ちゃんみたいなのばっかり いるんだもんね。」

恵里「どういう意味ですか?」

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容子「いやいや。 私は苦手。 周りの人が何してるか 知らないくらいが 暮らしやすい。」

恵里「そうなんですか?」

容子「うん あるよ。」

兼城「俺が容子さんを孤独にはしないさ。」

容子「ハハハ… ありがと。」

兼城「どうも…。」

柴田「あの!」

容子「何?」

柴田「なんで終わっちゃうんですか 話? どうして『どう思う?』って 僕には 聞いてくれないんですか?」

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容子「ややこしい男! 分かったわよ! 『どう思うのよ』? 言いなさい!」

柴田「そんな怒んないで下さいよ。」

兼城「ハハハ…。」

柴田「笑い事ではないので。」

容子「ああ! もう面倒くさいな!」

容子「そんな。」

恵里「柴田さんは どう思います?」

柴田「はい 僕は ですね。(せきばらい)」

(戸が開く)

兼城「いらっしゃい。」

恵里「いらっしゃいませ! どうぞ!」

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容子「ほら! 早く言わないから。」

柴田「そんな…。」

兼城「恵里ちゃん 聞いてあげて。 連中は 俺が相手するから。」

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恵里「あ はい。」

席に着く恵里

恵里「じゃ どうぞ。」

柴田「どうも。」

容子「それで?」

柴田「確かに 独りで生きるのが 好きな人は いるかもしれません。 でも ずっと 何もかも独りがいいというのは どうなのかな?」

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柴田「『独りがいい』って言ってる人ほど 本当は 人恋しかったりするのでは? やはり 独りは寂しいですよ。 うん 寂しい。」

恵里「そうですよね。」

北栄総合病院

恵里「こんにちは!」

看護婦「こんにちは!」

聡子「今日は 何?」

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恵里「お陰様で すっかり 島田さん 元気になりました。」

聡子「ああ そう! よかったね!」

恵里「はい。」

聡子「頑張ったね あんたも!」

恵里「そんな… そうですね。」

聡子「それだけ?」

恵里「はい。」

聡子「じゃ。」

恵里「あ はい。」

聡子「まだ 何か用? ここは病棟だから 関係ない人に うろうろされると よくないの。」

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恵里「そうですよね。」

聡子「そうなのよ。」

恵里「でも 何か あれなんですよね。」

聡子「『何か あれ』って?」

恵里「気が付くと こちらに足が向いてるんです。 何でしょうかね? これは。」

聡子「『何でしょうかね?』って。 そんなに ここが好きなの?」

恵里「『好き』っていうか 何か? うん。」

聡子「分かんない子ね。 いっそのこと 看護婦にでもなったら? 嫌でも 毎日 来られるわよ。」

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恵里「え?」

聡子「え?! もしもし?」

恵里「そっか…。」

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聡子「え?」

恵里「ありがとうございました。」

聡子「ちょっと! あれ?! 嫌だ! 帰るなら あっち! うそ…?! どうしよう。 やだ! 私 知らないわよ!」

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恵里「そうか!」

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