連続テレビ小説「ちゅらさん」67話「恋しくて肝(ちむ)どんどん」ネタバレ

恵里「チッチッチ…。」

ちゅらさんの画像

真理亜「は?」

恵里「あれはね 廃止の方向に 向かってるんですよ。」

容子「そうなの 何で? かわいいのに。」

恵里「機能的ではないんですね あれは。 たとえば こう ベッドの下を のぞいたりとかする時に こう ひっかかったりする訳です。 邪魔になるんですね 仕事の。 分かりますか?」

島田「なるほどなぁ。」

恵里「そう 島田さんなら 分かって頂けますよね。 だから あれは ないんです 我々 看護婦というのは 機敏さが要求される仕事ですから。」

真理亜「同じ寮の人とか 先生とか ノイローゼになって やめた人いる? あんたのせいで。」

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恵里「何ですか? それ。 いませんよ そんな人。」

真理亜「そう 皆 我慢強いのね。」

恵里「また そんな…。 でも なんか こういう感じ 懐かしいな。」

真理亜「はあ?」

容子「ハハハ 懐かしいわね 確かに。」

柴田「そうですねぇ。 ホントに…。」

グアテマラ

恵里「ああ 懐かしいなぁ この部屋。」

容子「でしょう? どうぞ ごゆっくり。」

恵里「はい。」

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恵里「でも 驚きました。 容子さんも 大変だったんですねぇ いろいろ。」

容子「うん まあね。」

恵里「真理亜さんは どうですか 仕事は。」

容子「ダメなんだって 全然。 スランプなんだって。」

恵里「あら そうなんですか?」

真理亜「そうよ 私は 繊細に出来てるから。 誰かさんと違って。」

恵里「ひょっとして 私の事ですか?」

真理亜「成長したわね 少しは…。」

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恵里「はい。」

容子「どこの病院で 働くの?」

恵里「はい 明日から 北栄総合病院で。 前に お話した 下柳さんていう大先輩が そこの婦長さんになってて そこで 働かせてもらうことに…。」

容子「へえ 恵里ちゃんがねぇ ホントになっちゃったんだねぇ。」

真理亜「あ そこってさ もしかして あの男がいる所でしょ?」

容子「『あの男』?」

真理亜「幻の王子様よ 幻の…。」

容子「え? 文也君? いるの?」

恵里「はい。」

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容子「『はい』って 平気なの?」

恵里「平気ですよ。 そりゃ 私も 下柳さんに 声かけられた時には『ん』って 少しは思いましたけど。」

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恵里「でも 仕事をしにいくんですから 声かけて頂いたこと とっても うれしかったし。 だから 私は 平気です。」

容子「はあ…。」

真理亜「はあ…。」

マンデリン

恵里「なんか 男臭くなったねぇ この部屋も。」

恵達「しょうがないだろ。」

恵里「まあね。 で あんたは どうなの?」

恵達「俺? 前に電話で話した 例のバンドに入れてもらってさ。」

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恵里「うん。」

恵達「かわいがってもらってるよ。 年齢も 皆 チョット上だしさ。 何年も ライブハウスで 実績つんでる人だしね。」

恵里「へえ。」

恵達「それでさ 俺の作った曲? …ていうか 皆で作ったようなもん だけど レパートリーに入れてくれてる。」

恵里「すごいさぁ!」

恵達「まあね。」

恵里「よかったね 恵達。 そっか~。」

恵達「うん 寝なくていいの? 朝早いんだろ?」

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恵里「そうだね。」

大量の目覚まし時計をセットする恵里w

恵達「はあ また それに悩まされるのか 俺は…。」

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恵里「文句言わない。 きれいな姉え姉えが 帰ってきて うれしいくせに。」

恵達「誰がよ。 あ 姉え姉え。 大丈夫なの?」

恵里「何が?」

恵達「何でもない。」

恵里「さ 寝るよ。 おやすみ。」

恵達「おやすみ。」

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恵里は 眠れませんでした。 これから始まる仕事への 期待と不安 そして 緊張…。 どんな患者さんたちと 自分は出会うのか。 そう考えたら 眠れませんでした。

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