連続テレビ小説「ちゅらさん」88話「古酒(くーす)で乾杯!」ネタバレ

仏壇

ちゅらさんの画像

静子「今度 お墓にも 一緒に行こうね。」

恵里「はい。」

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カフェ

恵里「疲れてる? 文也君。」

文也「俺? 大丈夫。 二日酔いの薬 よく効くよね。 あんなに飲んだの 初めてだから 死ぬかと思ったけど 大丈夫。」

恵里「そう?」

文也「それに 昨日 今日と 雲の上にいる気分だし。」

恵里「ん? それは 夢のようだっていう事?」

文也「『夢のよう』って言うよりは…。 夢の中にいるっていう感じかな。」

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恵里「はあ… へえ!」

文也「恵里は?」

恵里「私も 夢なら 覚めないでって感じ。 でも よかった。 賛成してくれて。 それから おかあさんの言った事 確かに そうかなって…。 ほら 仕事のこと『一人前に なってからの方がいい』って。」

文也「ああ。」

恵里「『そうだな』と 思ったんだよねぇ。」

文也「一人前か。」

恵里「そうしよう。 おかあさんが言うみたいに 一人前になったら 結婚しよう。」

文也「うん。」

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恵里「文也君は優秀だから 一人前だけど 私は まだ 三分の一人前だからねぇ。」

文也「そっかぁ。」

恵里「『そっかぁ』って『そんな事ない』と 言うでしょ 普通は。 三分の一っていうのは 少し 謙遜して 言ってるんだけどなぁ。」

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文也「そう ごめん。」

恵里「いいけど。 あと 何か言いにくいというか…。」

文也「何?」

恵里「遥さんの事なんだけどさ。」

文也「その事は 恵里は 考えなくていい。 俺の問題だから。」

恵里「うん 分かった。」

文也「さて 仕事 行ってこようかな。」

恵里「うん。」

文也「あ 病院の皆には 黙ってる?」

恵里「うん 言う時は 自分で言う。 まだ 早いような気もするし。」

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文也「分かった。 じゃ 行ってきます。」

恵里「行ってらっしゃい 頑張って。」

文也「うん。 なんか 今の いい感じだったね。」

恵里「うん。」

文也「だんだん 自分が壊れていくような 気がする。 でも 悪くないけど。」

恵里「ん?」

文也「じゃ。」

恵里「行ってらっしゃい。」

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