月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」1話「ハイタイ!恵里、元気です」

こはぐら壮

恵理「今日も 頑張るぞ!」

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恵理「血圧 測ろうね。 すぐ 終わるからね。 食欲は 最近 どんな?」

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道中

恵理「おじぃ こんにちは!」

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男達「恵理ちゃん こんにちは!」

小学校

恵理「あ…。」

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こはぐら壮

恵理「ただいま! あれ…?」

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和也の木

こはぐら壮

恵理「『キジムナーの姿は どこにもない。 でも キジムナーと見た あの夢は アンディの空へのあこがれを ますます かきたてるものとなった。 夜 キジムナーは やってきた。「よう 兄弟! また 空の散歩といこうぜ」。「ありがとう 兄弟。 でも 本当の事を言う」…』」

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文也「寝た?」

恵理「うん。」

文也「ホント お父さんみたいには 全然 うまくなんないや。」

恵理「だって お父さんは そればっかり やってるのに…。」

文也「あ そうか…。」

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恵理「うん。 ねえ 文也君。」

文也「ん?」

恵理「何か 隠してる?」

文也「…え?」

恵理「あ… 何か 悩んでる? 沖縄の女は 勘が いいんだよ。」

文也「俺… 実はさ… 好きな女の人がいてさ。」

恵理「…え? ウソ…?」

文也「その人は 子供の頃にした 結婚の約束を 大人になっても ず~っと 信じてるような人でさ。」

恵理「…え?」

文也「…ハッハハハ。」

恵理「は~…。 もう~ ひどい! もう… 今 いろんな事を 考えてしまったさ 私…。」

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文也「ごめん。 …信じた?」

恵理「だってさ…。」

文也「ごめん。 あ~ぁ…。 何か考えてること バレちゃうんだよなあ。」

恵理「今日… 文也君 ガジュマルの所に居たさぁ。 何か いつもと違ってて 話しかけられなかった。」

文也「うん…。 兄貴と話してたんだ。」

恵理「和也君と…?」

文也「うん…。 あのさ… 恵理。」

恵理「…はい。」

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文也「俺ね… この島が好きだ。 この島 大好き…。 本当に 好きなんだ。」

恵理「…ありがとう。」

文也「でもね… ちょっとだけ 後悔してる…。 ちょっとだけね。」

恵理「…この島に来たことを?」

文也「うん…。 あ そういう意味じゃなくて 保健室…。 島の保健室。 今になって言うのは あれなんだけど… 最近 感じるんだ。 俺… おじぃや おばぁ達の 力に なれてるのかなあって…。」

恵理「なれてるさ もちろん。」

文也「あぁ…。 でも もっと なれるはずだって 思うんだよね。 力 足りないなあって… 勉強 足りないなあってさ。 やっぱり 何か もっと できるはずだと思うとさ もう1回 勉強するべきなんじゃ ないかなって 思うんだよね。 だから いったん 東京戻って 勉強したいなあって… そんな事を 考えてました。」

恵理「ありがとう。」

文也「…え?」

恵理「ありがとう 文也君。」

文也「…何で?」

恵理「だって『島 好きだ』って 言ってくれて うれしかったからさ。 どっかで思ってたから 私は 文也君に対して わがままだったんじゃないかって この島に 来たのだって 確かに 私にとっては 生まれた島だけど 文也君にとっては…。」

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文也「やめろ バカ…。」

恵理「でも うれしかったから…。 東京で 勉強すれば いいさ。 文也君が そうしたいと思うなら そうすれば いいよ。 私は…。」

文也「そう簡単には いかないよ。」

恵理「なんで?」

文也「和也の事だってあるし…。 こいつ この島に居るから 今じゃ 全然 気持 強くなったけど…。 東京戻って どうか分からないし…。 みんな 顔見知りみたいな この島だから 大丈夫だけど…。]

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文也「東京戻って また あんなふうに ならないとは かぎらないんだ。 それに 君も大病して 死にかけたことあるのを 忘れてない? 恵理のためにもさ この島に暮らすのが いいんだよ。」

恵理「忘れてた。」

文也「忘れるな。 …だから 俺1人 東京に行ったほうが いいんじゃないかなって… そう思ったんだよね。」

恵理「そんなの ダメさ。 家族は… 家族は 一緒にいないと ダメ。 ダメだよ。 和也の事は 和也に聞いてみよう 東京に行きたいか どうか…。」

文也「え? むちゃ言うなって。 それは ダメだよ。」

恵理「なんで?」

文也「子供に 何でも話すってのは いいと思うけど…。大事なことは 親が 決めてあげないと…。 俺は そう思うけどさ。」

恵理「…うん。」

文也「…別に 今すぐ 決めなきゃ いけない訳じゃないから 考えよう。」

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恵理「…うん。」

文也「ごめん 黙ってて…。」

恵理「ううん。 …ありがとう。」

業連市場

勝子「はい ゴーヤね。 シマラッキョウも おいしいよ。 持っていきなさいね。 入れておくわね。 はい 1,200円。」

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恵文のタクシー

(無線)「84号車 どうぞ」

(ノック)

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恵文「ウェルカムです。」

島袋製作所

2人「(ため息)」

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恵達「休みますか…。」

島袋「休みますかね。」

恵達「休みましょうかね。」

島袋「休みましょうねえ。」

2人「あ~ぁ…。」

祥子「(ため息)」

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2人「あ~ぁ…。」

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こはぐら壮

(電話の呼び鈴)

文也「そんな 赤くないですね。 あ ちょっと待って下さい。」

恵理「大丈夫だよ。 私が出る。」

文也「あ ホント? ありがとうね。」

恵理「お茶 飲んでてね。」

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恵理「もしもし? …あ 祥子ちゃん。」

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古波蔵家

祥子「姉え姉え。 お願い 那覇に来て!」

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こはぐら壮

恵理「どうしたの 祥子ちゃん?」

古波蔵家

祥子「お願い お願い 恵理! 話があるのね みんなに…。 恵理にも居てほしいの。 助けて!」

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