月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」1話「ハイタイ!恵里、元気です」

祥子「お酒も 飲むようになった。それに ギターを触ろうともしない。 もう ずっと 見てない…。 成功なんか しなくたって いいの。 恵達は 私にとって スターだもん。 でも やめて ほしくない。 音楽の話 してる恵達が 大好きだったし…。 この中で 沖縄の人間じゃないの 私だけだから 言いにくいけど…。」

ハナ「いいさ。 言いなさい。」

恵理「そうだよ 祥子ちゃん。」

祥子「『それでも いいか』って そういう 気持になっちゃうところが 少しだけ沖縄の嫌なとこなんです …ごめんなさい。」

恵理「そんな… 謝ることないさ。 ねえ?」

ハナ「うん…。」

恵達「何でよ…? そんなの 俺と祥子の話だろう。 何で みんなの前でする訳? 姉え姉えまで呼んでからに…。 まったく もう…。」

祥子「だって… 家族だって思ったから…。」

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勝子「そうだねえ。 確かに 最近の 恵達は ダメでさるさ うん。」

恵達「何か それは?」

勝子「文ちゃんに 似てきたし…。」

ハナ「であるねえ。」

恵文「…何か それは?」

勝子「うん それじゃ ダメである。 文ちゃんになったら ダメだよ 恵達!」

恵達「はぁ?」

祥子「いや 私 言ったのは そういう意味じゃ…。」

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勝子「いいの いいの。 分かってる。 祥子ちゃんは 黙ってなさい。」

恵理「祥子ちゃんが言ってるのは そういう事じゃないと思うけど。」

勝子「恵理も 黙ってて。 恵文さんには 私も言いたい事あるんだから…。」

恵文「…何?」

恵理「お母さん…。」

勝子「だから『黙ってなさい』って 言ってるでしょう。 …恵理 あなただってあるでしょう? 文也君に言いたい事 言いなさい。」

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恵理「…『言いなさい』って居ないし。 それに 別に 無いのに…。」

祥子「無いの?」

恵理「無いさ…。 変?」

勝子「無くても 何か見つけなさい。」

恵理「『見つけなさい』ってメチャクチャ…。」

恵文「そうだよ メチャクチャさ。」

勝子「恵文さんは 黙ってなさい!」

恵文「なんで?」

恵文「ねえ ちょっと 待って! 俺の話は…。」

勝子「うるさい!」

恵達「うるさくないさ。」

勝子「あんたは お父さんみたいに なったら ダメだよ…。 恵文さんは こういう人だったんだから…。」

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恵文「いやいや ちょっと…。」

勝子「恵達は 祥子ちゃんと 東京に行きなさい。」

祥子「え?」

恵達「やだよ。」

恵文「そうだよ。 いいさ。 沖縄で のんびりして ゆっくり生きて 何が 悪い訳? 祥子ちゃんの言う事も 分かるけど 恵達にとって 今は そういう時期な訳よ。 人生の中で お休みする時期というのも ある訳さ。」

(うなずく恵達)

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ハナ「ずっと お休みしてる人に 言われてもねえ。」

(テーブルに頭をぶつける恵達)

恵文「おばぁ!」

恵理「もしもし 皆さん ちょっと 落ち着いて…。」

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勝子「分かりました。」

恵理「え?」

恵文「何が?」

勝子「私は 祥子ちゃんの味方ですから 男と女で 闘わせていただけいます。」

恵理「はぁ?」

恵文「何だ それは?」

恵達「闘うって 何を?」

勝子「祥子ちゃん。」

祥子「はい…。」

勝子「恵理も おばぁも あっちに行きましょう!」

(祥子 恵理)「はぁ?」

ハナ「2人とも 行こうか!」

恵文「いいさ 行きなさいよ! 女は あっちへ! なあ 恵達…。」

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恵達「え? …あぁ。」

恵文「飲もうよ 恵達。 冗談じゃないさ。 なあ! …あらっ。」

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