月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」2話「対決!男(いきが)対女(いなぐ)」

古波蔵家

恵文「へえ~ やるなあ。」

ハナ「情けないねえ。 勝子さんの 思うツボだねえ。」

恵文「あ? 何か 言った? おばぁ。」

ハナ「いいえ 別に ハハハ…。」

ちゅらさんの画像

恵文「おばぁ… そろそろ 飯にしようかねえ。」

ハナ「すればいいさ。」

恵文「え?」

ハナ「おばぁは 食べてきたのに。」

恵文「何で?」

ハナ「おいしかったねえ ステーキ。」

恵文「元気だね 本当に。」

恵達「何してるかね?」

恵文「今ごろ 一風館で楽しくやってるさ。」

ハナ「であるねえ…。」

恵達「そっか…。」

恵文「晩飯は どうするかねえ。」

島袋「こんばんは 島袋です! 晩ご飯 頂きに来ました。 あれ? もう すんでしまったんですか?」

ちゅらさんの画像

ハナ「魔の悪い男だねえ…。」

島袋「は?」

誠「こんばんは 恵理! あれ 恵理は?」

恵文「東京さ。」

誠「は? 東京! 急にな? 何でよ…。」

恵文「ハハハハ…。」

島袋「あの~ 晩ご飯の方は?」

一風館
サロン

容子「真理亜ちゃん 仕事があるとかって 上へあがったけどさ。」

恵理「はい。」

ちゅらさんの画像

容子「絶対 待ってるわよ あれは。」

祥子「真理亜ルームで?」

容子「そうそう。」

グアテマラ

真理亜「(くしゃみ)」

サロン

勝子「ゆんたく?」

容子「そうそう。」

グアテマラ

真理亜「(くしゃみ)」

サロン

恵理「なつかしいさぁ!」

容子「柴田君。」

柴田「はい。」

ちゅらさんの画像

容子「和也 よろしくね。」

柴田「え? はい…。」

グアテマラ

ちゅらさんの画像

待ちきれずドアを開ける真理亜w

真理亜「うっ…。」

ちゅらさんの画像

一同「どうも!」

恵理「ああ なつかしいな! この部屋!」

容子「座りなさい。 早く。」

勝子「さ 食べよう 食べよう。」

恵理「そうだね。」

勝子「あ おいしい!」

恵理「どれどれ?」

祥子「本当だ!」

容子「それね 最近出たんだよね。」

恵理「おいしい!」

勝子「沖縄じゃ売ってないさ。 ね 祥子ちゃん?」

祥子「はい。」

恵理「小浜なんか もっと売ってないよ。」

容子「そうかぁ。 食べなさい。」

恵理「食べないんですか?」

真理亜「食べるわよ。」

ちゅらさんの画像

サロン

柴田「男は 和也君と 2人だけですねえ フフフ…。」

和也「柴田…」

柴田「はい。」

和也「さん。」

柴田「はい。」

和也「寂しかった?」

柴田「はい。」

和也「僕も。」

柴田「和也君…。」

ちゅらさんの画像

グアテマラ

容子「そうだ 祥子ちゃん。」

祥子「はい。」

容子「恵達君の事っていうか 今の 彼の気持ちについては 真理亜ちゃんに相談した方が いいと思うよ。」

祥子「え?」

容子「だって この人 スランプの大ベテランよ。」

真理亜「え?」

祥子「そうなんですか?」

容子「そうなの。 もう長いからねえ。」

真理亜「うるさい。」

恵理「ダメですねえ。 困りますよ 真理亜さん。 ひょっとして 私がいないと ダメですか?」

ちゅらさんの画像

勝子「そうかねえ。」

恵理「うん。」

真理亜「『うん』ってねえ…。 でも… 恵達の気持 分かる気は するけどね…。」

恵理「え? 本当ですか? よかったね 祥子ちゃん。」

祥子「うん。」

真理亜「『よかったね』って… あ~あ。 つまりさ… 何かを作るって… いい時は 自分でも 何で出来るか 分からない気持になってさ…。 自分で自分の事 天才だとか 思ったりするんだけど ダメな時は ねえ…。 何やっても どうしようもないんだよね…。 どうしようもないの…。」

ちゅらさんの画像

真理亜「私は 必ずしも 一度 決めた夢を ずっと追いかけなきゃいけないと 思わないわ。 周りに期待されるのって 負担だし。 今 恵達がどんな仕事をしてるのか 具体的には 分からないけど そういう時 地味っていうのか… そんな仕事を選ぶと 周りは皆 かわいそうだと思うわよね。」

ちゅらさんの画像

真理亜「本当は こんな事 したくないはずだって…。 皆 そう思うんだよね。 でも 必ずしも そうとは 限らないと思う。 今 恵達が 100%とは いかなくても 音楽に 踏ん切りをつける 気持があるとしたら 今 あんたに引き戻されると つらいんじゃないかな。 ま 分かんないけどさ。」

容子「あんた すごいねえ。 さすが スランプの ベテランだね。」

真理亜「え? どういう意味?」

恵理「真理亜さんも 辞めて 他の仕事 考えた事 あるんですか?」

真理亜「あるわよ そりゃ。」

恵理「へえ…。」

容子「でも 他に 何も 出来なさそうだものねえ。」

ちゅらさんの画像

真理亜「え?」

容子「ごめん 明らかに言い過ぎだよね。」

(笑い声)

恵理「何か 容子さん より強力になった感じがするさ。」

容子「そう? 何か 怖いものなし なんでよねえ… ハハハハ…。」

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