月曜ドラマシリーズ 「ちゅらさん2」5話「太陽(ていだ)のように」

一風館
玄関

恵理「ただいま!」

和也「お帰り!」

恵理「あ~ 和也! ただいま! いい子にしてた?」

ちゅらさんの画像

和也「うん!」

恵理「よ~し。 さぁ…。」

サロン

恵理「ただいま!」

一同「お帰りなさい!」

恵理「うわ~っ。 なんか 今日は 多いですねえ。」

真理亜「多すぎるわよ。 日曜のファミレスみたい。」

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柴田「楽しいですよね 日曜のファミレス…。」

真理亜「そういう意味じゃにだろ。」

容子「まあ まぁまぁまぁね。 あんたはさ みんなが居て うれしいのは 分かるけど ホント てれ屋なんだから。」

真理亜「だから!」

容子「え?」

真理亜「…もう いい!」

恵理「あ… 管理人さん。」

みづえ「え?」

恵理「何ですか…。 島田さんですか?」

みづえ「『そう。 フィレンツェから 愛を込めて』」

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恵理「うわ~ うわ~。」

文也「すごいねえ。」

祥子「すてき!」

恵理「フィレンツェか… どこねぇ?」

恵達「イタリアだろう。 全く…。」

恵理「何ね 恵達! 姉え姉えに向かって その口のきき方は…。 どうなんなの あんた?! ロックのほうは…。」

恵達「悔しいからって そっちに振るな。」

恵理「何がよ…。」

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祥子「すごいんだよ 恵達。 デモテープ 送りまくり オーディション 出まくり。 ねぇ!」

恵達「お~う。 まあ みなぎる創作意欲と いうか… 格好つけずに どんどん 送って みようと思ってよ。」

恵理「ふ~ん。」

恵達「よろしく!」

真理亜「でも『数撃ちゃ 当たる』って もんじゃないからね。」

恵達「…え?」

祥子「そんな…。」

文也「真理亜さん…。」

真理亜「お~ 今 場面が凍った。 …ちょっと 気持よかった…。」

容子「悪ぶるのは やめなさい。 あんたは 根は いい子なんだから…。」

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真理亜「だから やめてっていうの そういうの!」

柴田「あ…。」

容子「あ しまった!」

柴田「…似ている!」

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遥「こんばんは!」

真理亜「どうしたの?」

遥「ハハハ。 来ちゃいました。」

真理亜「はぁ?」

恵理「どうしたの? 旅行?」

遥「ううん。 ここに来たの。」

容子「はぁ?」

遥「あの~ お願いします。 ここに住まわせて下さい! お願いします! 私には ここが必要なんです! ここに住みたいんです!」

みづえ「ええ。 それは うれしいけれどね…。」

容子「今 いっぱい いっぱいだよ。」

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遥「…え? どなたか 近々 出る ご予定は ありませんか? ありませんか? ねぇ ありませんか? ありません? ありません?(ため息) 分かりました。 ここで キャンセル待ちをさせていただきます。」

恵理「えっ?」

文也「飛行機じゃないんだから…。」

遥「そうさせていただきます。」

真理亜「はぁ?」

みづえ「ここで 寝る訳にも…。」

遥「あ そうだ!」

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