ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「あまちゃん」122回「おらたちの大逆転」

【 連続テレビ小説「あまちゃん」】122回のネタバレです。

あらすじ

春子(小泉今日子)らが心配して見守る中、夏(宮本信子)の手術は無事、成功する。アキ(能年玲奈)は、映画の一次オーディションを終えた後にその連絡を受け、安どする。アキと、ともにオーディションを受けたGMTの仲間たちが寿司屋に集まっていると、水口(松田龍平)が種市(福士蒼汰)に、アキとの恋愛について詰め寄って騒動に。そして、アキにオーディションの結果の通知が来たころ、夏が目を覚まして…。

122回ネタバレ

東京EDOシアター

アキ『母ちゃん 親孝行できなくて ごめんなさい!』。

病院

♬『言っているいる お待ちなさいな いつでも夢を』

ユイ「ねえ 見て!」

医師「うるさいよ! あんた方 歌ってたでしょう! 駄目 絶対!」

大吉「あ… すいません!」

医師「終わってたから いいけど。」

春子「先生…。」

医師「成功でがす。」

春子「ありがとうございます。」

長内 大吉「やった!」

かつ枝「あ~ よかった よかった!」

無頼鮨

アキ「ホント!? いがった~。 成功だって!」

黒川「そうか!」

アキ「ママは?」

北三陸駅

ユイ「まだ病院。 意識が戻るまで そばに いるって言うから…。 そうなの 大変な手術だったからね。」

無頼鮨

アキ「そうか。 大変だったな。」

北三陸駅

ユイ「でも頑張ったんだよ。 お医者さんが言ってた 驚異的な体力だって。」

無頼鮨

アキ「当たり前だ。 夏ばっぱ かっけえもの。」

北三陸駅

ユイ「アキちゃんは? オーディションだったんでしょ?」

無頼鮨

アキ「う~ん…。 それが 夏ばっぱの事で 頭いっぱいで…。 結果出たら 連絡する。」

北三陸駅

ユイ「うん。」

無頼鮨

アキ「ありがとうね ユイちゃん。 皆さんさ よろしぐ。」

水口「さて そろそろ帰りましょうか。」

アキ「じぇ! もうちょっと いいべ 久しぶりに みんなとも会えたし。」

しおり「ね~!」

種市「いらっしゃいませ!」

喜屋武「アーキー!」

アキ「喜屋武ちゃん!」

しおり「来れたんだね! よかった よかった!」

真奈「日帰りで 沖縄行っとったとよ。」

喜屋武「ピンの仕事で! 国際通り ぶらり旅さ! アーキー で~じ懐かしい! テレビ出てるね! ちばってるね! はい これ シーサー!」

アキ「うわ~! 相変わらず 何 行ってるか 分かんない!」

(笑い声)

喜屋武「大将 適当に すし 握ってちょうだい。」

梅頭「はいよ。」

水口「握らなくていいです。 帰るから。」

アキ「なすて?」

水口「なすてって 鈴鹿さん ここ来るでしょ 常連なんだから。」

アキ「そっか…。」

喜屋武「じゃあ マンション来る?」

アキ「マ… マンション?」

しおり「あっ 言ってなかったか。 うちら 寮 引き払ったんだよね。」

アキ「じぇじぇ!」

しおり「いやいや ファンに 寮の場所 突き止められちゃってさ まあ しかたなくなんだよ しかたなく!」

喜屋武「自慢じゃないけど オートロック。」

しおり「いや いや いや ワンルームだけどね。」

真奈「ばってん 窓から スカイツリーのくさ 見えとるとよ。」

しおり「いや 工事中だけどね。」

真奈「ばってん システムキッチンに 食洗器のくさ ついとうとよ!」

黒川「くさ?」

アキ「聞いたか 水口っちゃん。 おらが いた頃は 風呂なしで 4畳半さ 2段ベッドだったのにな。」

水口「悔しいな…。」

喜屋武「今となっては で~じ懐かしいね。」

しおり「そうだな。」

アキ「相変わらず 忙しいのか?」

しおり「まあね。 劇場公演は毎日あるし 並行して レッスンとか 取材とか 分刻みであるし。」

黒川「睡眠時間 どれくらい?」

真奈「4~5時間あったら よかほうよね。」

しおり「なのにさ 週刊誌に 合コン三昧とか書かれるんですよ。」

真奈「せからしか もう!」

しおり「…で アキは?」

アキ「9時間。」

しおり「いや 睡眠時間じゃなくて 彼氏できた?」

アキ「じぇ!」

しおり「そっちの方は 派手にやってますか?」

アキ「そうでもないかな…。」

しおり「え~!」

水口「おいおい おいおい 君たち お父さんがいる前で そんな…。 派手にやってんのか アキ。」

喜屋武「分かった! あの 岩手の観光協会のイケメン!」

アキ「ストーブさん?」

しおり「そう そう そう! 告白でもされましたか?」

真奈「…っていうか もしかして 憧れの先輩!?」

一同「うわ~!」

アキ「えっ! ええ~!?」

しおり「え~! でも どっちにしてもさ 地元の先輩ですよね! うわ~! あっ ゴホン ゴホン…。」

♬『好きです 先輩 覚えてますか?』

種市「迷惑なるんで ちょっと静かに…。」

♬『倒れた 私 都会では 先輩 訛ってますか? お寿司と『おすす』と 言ってた 私』

水口「そんな訳ないじゃん! やばいでしょ。 恋愛して 9時間 寝てたら。 そんなアイドル やばいっしょ。 引退して 田舎帰った方がいいっしょ。」

喜屋武「水口…。」

水口「彼氏とか いませんから。 CMの契約あるし 予備校の。 向こう1年は 受験が恋人ですから。」

喜屋武「そういう水口は どうだ訳?」

水口「え?」

喜屋武「アーキーの事 どう思ってる訳?」

しおり「そうだよね。 だってさ さすがに ちょっとは 恋愛感情がないと 独立なんかしませんよね! ねえ ねえ ねえ ねえ!」

黒川「そうなのか?」

しおり「どうなんですか? どうなんですか!?」

水口「勘弁して下さいよ。」

種市「あっ あれ? 水口さん 運転…。」

水口「ちょっと来いや。」

アキ「え?」

しおり「まさか 決闘!? アキをかけて 決闘!?」

黒川「まあ まあ まあ まあ やめなさい やめなさい。 ねっ? 男同士の話し合いだから。」

無頼鮨前

種市「えっ! ちょ ちょ ちょ…! 何なんすか!?」

水口「このとおりだ! 何も言わずに アキちゃんから 手 引いてくれ。」

種市「じぇじぇ! あの… 水口さん。」

水口「…っていうか 実際どうなの? 2人は。」

種市「どうって… つきあってますけど。」

水口「そんなの知ってるよ。 なめんなよ。 だから 程度の話してんだよ。 なあ 言ってみ? どこまでいった? 2人は。 怒らないから言ってみ?」

種市「まだ 何も。」

水口「まだ 何も!?」

種市「いや めちゃくちゃ 怒ってんじゃないですか。」

水口「まだって事は いずれ どこかまで いこうとしてるって事ですよね 先輩 南部ダイバー先輩。 それが明るみになったら どう 報道されると思いますか? 清純派アイドル 天野アキ 交際発覚 お相手は 1歳年上の一般男性。」

水口「予備校のCMは打ち切られ 違約金を払わされ 当然 映画のヒロインの話も立ち消え あ~あ… 大損害だぜ 一般男性。 いっぱ~んだんせ~い。 るぱ~んさんせ~い。」

種市「酒臭いです。」

水口「何してくれてんだよ 大事な時期によ。 おいら いっぱ~んだんせ~い。」

アキ「水口さん…。」

水口「あっ ごめん ごめん。 お会計ね。」

黒川「もう済ませたよ。」

水口「じゃあ タクシーで帰りましょう。」

黒川「タクシーって 君 飲んでるだろ。」

水口「タクシー置いて タクシーで帰りましょう。」

黒川「そうだね。」

水口「じゃ 頼みますよ 一般男性。」

アキ「大丈夫か?」

種市「ああ 俺は…。 それより ばあちゃん 無事で いがったな。」

アキ「はい。」

種市「『はい』って…。」

アキ「何が?」

種市「大事な時期なんだべ。」

アキ「んだ。 でも いいんだ。 生きてる限り 大事じゃねえ時期なんてねえし。 先輩とつきあってる 今だって おらにとっては 大事な時期だべ。」

種市「天野…。」

アキ「仕事も 先輩も どっちも大事だ。」

種市「天野!」

アキ「し~っ! ちょっと!」

種市「あ… ごめん。」

アキ「それは… 今は ちょっと。」

種市「じゃあ いつする?」

アキ「いつって 今は決めらんねえが。」

種市「じゃあ いつ決める?」

アキ「また今度。」

種市「梅さん…。」

梅頭「タクシー来ましたけど!」

種市「は… はい! 今 行くべ。 行くべ 天野。」

<先輩が珍しく グイグイ グイグイ グイグイ 迫ってきた夜 僅か数m離れた場所では 大人たちの駆け引きが 繰り広げられていて…>

東京EDOシアター

河島「2次は こんな感じですかね。」

鈴鹿「あら? 天野さんは?」

荒巻「入間しおりは外そう。 遠藤もね。 GMTは分散させて バランスをとらないと。」

鈴鹿「ねえ 天野さん 落としちゃうんだ。」

荒巻「天野ね う~ん なまってるからね。」

鈴鹿「それがいいのよ! あの 何とも言えない なまりが!」

河島「どうせ なまってるなら 小野寺は宮城の子ですし ネームバリューもありますし。」

鈴鹿「泳げるの?」

河島「ええ。 本人に確認しましたら 足が着く所で ビート板があれば。」

鈴鹿「駄目じゃん。」

河島「どっちみち 泳ぎは吹き替えですから。」

鈴鹿「泳げるにこした事ないでしょ。」

河島「監督…。」

荒巻「う~ん どっちも残そう。 うん。 ねっ? まだ2次ですからね。 うん そうしましょう それが いいでしょう。」

無頼鮨

しおり「あの2人って つきあってたんでしょ?」

梅頭「つきあってた?」

しおり「鈴鹿ひろ美と社長。」

喜屋武「マジで!?」

しおり「ちょっと 声が大きい!」

喜屋武「だって もともと マネージャーだったんでしょ? 鈴鹿ひろ美の。」

真奈「何も知らんね 喜屋武ちゃんは。 20年前に 鈴鹿ひろ美が 恋人と立ち上げたとが ハートフルたいね。」

しおり「だから 最初は 鈴鹿ひろ美しか タレントがいなかったんだ。」

喜屋武「…って事は 鈴鹿ひろ美の個人事務所から 鈴鹿ひろ美が抜けたって事?」

真奈「そっから 裸一貫で 再スタートばしたって 本にも書いてあったし 有名か話ですよね 大将!」

梅頭「つきあって『た』?」

真奈「えっ 違うとですか!?」

梅頭「…っていうか 今も つきあってるはずだけど 2人で一緒に住んでるはずだけど。 えっ 別れちゃったの!?」

3人「じぇじぇじぇ~!?」

鈴鹿「こんばんは。」

梅頭「いらっしゃいませ!」

3人「お疲れさまでした!」

鈴鹿「フフフッ 奥 空いてる?」

梅頭「どうぞ。」

荒巻「よう。 あっ そうだ。 お前たち 落ちたわ!」

鈴鹿「ごめんね。 ほかの映画に出るんですって。」

一同「…。」

荒巻「えっ 何? そんなショックだった?」

病院

大吉「春ちゃん 春ちゃん。」

春子「あ… ごめん 寝ちゃってた。」

大吉「夏ばっぱ 見ろ。」

春子「ハハッ 違うの 違うの。 夏さんってね 寝てる時に ちょっとだけ 目 開けて 寝るのよ。 昔から そういう体質なのよ。」

大吉「へえ 知らねがった。」

大吉「あ… じぇじぇ!」

春子「うるさいな… 何? 夏さん? えっ 何 起きてんの? 起きたの? …っていうか やだ やだ もう!」

大吉「やった! やった~! やった~! 夏ばっぱ!」

春子「いつから? いつから!?」

医師「うるさいよ!」

春子「ごめんなさい。」

医師「マスクかけて!」

<ついに 夏ばっぱが 息を吹き返しました!>

スリーJプロダクション

黒川「アキ FAX来るぞ!」

アキ「嘘!?」

黒川「早く 早く 早く。」

アキ「受がった! 受がったよ パパ!」

黒川「やったね アキ!」

アキ「ほら ほら!」

<そして おら なんとか 2次審査に残ったのです>

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