【 連続テレビ小説「あまちゃん」】156回のネタバレです。
あらすじ
2012年7月1日。北鉄は被災した一部区間が復旧し、北三陸駅は1984年の開通式と同じような熱気に包まれていた。一方、袖ヶ浜では海開きが行われ、アキ(能年玲奈)たち海女の実演を見るために大勢の人が押しかける。その後、ユイ(橋本愛)とともに、お座敷列車に乗り込むアキ。北鉄の車内で2人が初めて出会ってから3年。アキとユイは北三陸の人々に見守られながら、思いを込めて「潮騒のメモリー」を歌う。
156回ネタバレ
北三陸駅
功「昭和59年の開通から28年 市民の足として走り続けた 北鉄は 今日 復活します!」
(歓声)
大吉「見えるが? 吉田君!」
吉田「見えます。」
大吉「あのカメラ ドッキリカメラじゃねえよな?」
吉田「あんなに いっぱいいたら ドッキリカメラでもいいです。」
大吉「超えたよな 1984年の開通式 超えたよな。」
吉田「超えた 超えた 超えた!」
回想
♬~(ファンファーレ)
市長「北三陸鉄道 リアス線の開通は 住民にとって 明治以来の悲願でございました。」
春子「すいません どいて下さい! すいません 通して下さい! すいません 通してもらって いいですか!」
回想終了
黒川「すいません すいません 通して下さい! すいません! どいて下さい! あ~ 吉田さん!」
吉田「危ねえです!」
黒川「春子さん 知りませんか?」
吉田「鈴鹿さんと一緒に 7時の新幹線で お帰りになりました。」
黒川「はあ!? 何で教えてくれないんですか!?」
吉田「『旦那さんは いいんですか?』って 聞いたら『いいんです』って答えたので お知らせしませんでした。」
大吉「どうしたのよ?」
吉田「黒川さんが 何か… 面倒くさい!」
大吉「またか!」
菅原「それでは続いて 市長の娘さんで ミス北鉄の 足立ユイちゃんによります テープカットで~す!」
(歓声)
黒川「押さないで下さい! ちょっと! ちょっと 押さないで下さい! うわ~!」
大吉「あ~!」
(どよめき)
ユイ「キャ~!」
大吉「すいません! すいません!」
一同「万歳! 万歳!」
大吉「出発進行~!」
(笛の音)
(警笛)
夏<2012年7月 北鉄は… 北三陸~畑野間で運転を再開しました>
北鉄
ユイ「今日は 北の海女の 海開きの日です!」
(拍手)
ユイ「アキちゃ~ん!」
浜
アキ「ユイちゃん! ユイちゃ~ん! 後でね!」
夏「あっちも すげえなあ!」
アキ「うん おらも負けてらんねえ!」
春子<袖が浜も過去最高の人手>
(拍手と歓声)
(拍手)
春子<海女カフェの補修と再建で 海女クラブは そこそこの借金を 抱えていました>
春子<幸い 海の底には 銭が ゴロゴロ落ちていました>
アキ「ぷは~!」
夏「どうだ? どうだ アキ!」
アキ「最高だ~!」
(拍手と歓声)
北鉄
吉田『次は終点畑野! 畑野です!』
アキ<今は 畑野までですが そう遠くない将来 この線路が 東京まで つながるのです>
吉田『折り返し 北三陸行きになります!』
観光協会
菅原「来るね! グループで来るね。」
アキ<袖が浜も北鉄も 満員御礼>
菅原「お客さんが たくさん来るね。 ハハハハ!」
アキ<行き場を失った観光客の 受け皿になったのが 勉さんの採掘場 1時間500円の 体験コースでした>
坑道
勉「まだ人間は 地球上には存在しません。 じゃあ 何がいた?」
「はい はい はい!」
勉「はい。」
「恐竜!」
勉「そう! 恐竜です!」
「おじちゃん!」
勉「はい。」
「これ琥珀?」
勉「うん? じぇじぇじぇ!」
喫茶・リアス
勉「水口君 水口君! 大変! こ… これ見て これ! これ!」
水口「無理っす。 今 焼きうどん 待ってるんで。」
よしえ「ごめんね 勉さん 今日いっぱいで座れないの。」
安部「まめぶ以外は 30分待ちです。」
勉「30分だと! こっちは 8,500万年 待ったんだよ!」
功「何か 動物のフンだね。」
吉田「カリントウですね?」
勉「恐竜の骨ですよ!」
一同「じぇじぇじぇ!」
勉「白亜紀に生きてたとされる 肉食恐竜 コエルロサウルス類の 後ろ足の指 人間でいうと 薬指か中指の第二関節 つまり こご!」
よしえ「はい 焼きうどん お待たせ。」
ヒビキ「え? そんなに珍しいの?」
勉「そりゃもう 琥珀なんかより全然!」
吉田「『琥珀なんかより』って 言っちゃ駄目だよ。」
勉「だって こんな状態のいいの 2つとないから!」
水口「じゃあ これもですかね?」
勉「え?」
吉田「あ~ 昨日 水口君が拾ったやつだ。」
水口「はい 箸置きに ちょうどいいんですよね。」
勉「あの 僕が見つけたって事には ならないよね。」
水口「いや それは 証人がいますし。」
アキ「水口さん! お待たせ!」
(歓声)
北三陸駅
大吉「え~ お座敷列車 潮騒のメモリーズ号 間もなく発車で~す!」
(歓声)
春子<『ついに この日が来た』 水口君は 興奮を隠しきれませんでした。 潮騒のメモリーズ復活! 明日の1面トップは もらった>
水口「出発!」
黒川「待って下さい! 待って下さい 乗せて 大吉さん 乗せて下さい!」
大吉「いやいや それは無理だ マサ。 お座敷列車は もう来月分まで 予約でいっぱい!」
黒川「いいんですか?」
ヒビキ「明日も乗るし 言ってみりゃ あんた 潮騒のメモリーズの 生みの親みてえなもんだし。」
黒川「産んではないけど ありがとうございます。」
(発車のベル)
黒川「ハハハハ! あ!」
(シャッター音)
大吉「皆さん どうも大変長らく お待たせしました。 いよいよ登場でございます。 潮騒のメモリーズ!」
(歓声)
大吉「大変失礼しました。 さあ登場で~す!」
(拍手と歓声)
「アキちゃん! ユイちゃん!」
2人「私たち潮騒のメモリーズZ!」
テレビ
アナウンサー『続いてのニュースです。 東日本大新星で被害を受けた ローカル線が 今日 一部 運転を再開しました。 地元市民に交じって 全国各地の 北鉄ファンが エールを送りました。 そして 午後には 地元アイドルを乗せた お座敷列車 潮騒のメモリーズ号が 運行しました』。
純喫茶・アイドル
甲斐「この子 昔 うちでバイトしてた! この子のお母さんもね うちで バイトしてたの。 潮騒のメモリーズ 今一番 熱いよね! 失礼しました~。」
天野家
春子<後日 2人の活躍は 地元の新聞でも 大きく報じられました。 残念ながら 1面のトップでは ありませんでしたが>
喫茶・リアス
勉「めっちゃ悔しい!」
お座敷列車
アキ♬『ジョニーに伝えて 千円返して』
♬『潮騒のメモリー 17才は』
水口「ヒロシ君 すごいよ!」
♬『寄せては 返す 波のように 激しく 来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー』
ベーリング海上
♬『来てよ タクシー捕まえて』
忠兵衛「見れ! これ おらの孫! マイ ドーターズ ドーター!」
「オ~ シー イズ キュート!」
忠兵衛「メモリーズ オブ 潮騒よ!」
お座敷列車
♬『早生まれの マーメイド』
(歓声)
畑野駅
アキ「ありがとう!」
ユイ「ありがとう!」
ユイ「どうかした?」
アキ「ミサンガ 今日こそは 切れると思ったのに。 しょうがねえか。 いっぺえ間違えたもんな。」
ユイ「私も 今までで 一番ヤバかった。」
(笑い声)
アキ「まだまだ 完成しなくていいべ。」
ユイ「うん 明日も あさっても あるもんね。」
アキ「明日も あさっても 来年もある。 今は ここまでだけど 来年は こっから先にも 行けるんだ。」
(警笛)
(鳥の鳴き声)
ユイ「行ってみよっか。」
アキ「じぇじぇ!」
ユイ「行こう アキちゃん!」
回想
ユイ♬『北へ帰るの 誰にも会わずに 低気圧に乗って 北へ向かうわ』
アキ♬『彼に伝えて 今でも好きだと ジョニーに伝えて 千円返して』
♬『潮騒のメモリー 17才は 寄せては返す 波のように 激しく」
春子♬「来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイミスユー』
鈴鹿♬『来てよ その川 乗り越えて 三代前から マーメイド」
♬『親譲りの マーメイド マーメイド 好きよ 嫌いよ』