ドラマダイジェスト

よるドラ「だから私は推しました」8話(最終話)ネタバレ

2019年9月14日放送の【だから私は推しました】8話のネタバレです。

現在は(2022年3月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

愛の供述内容が、防犯カメラの映像と食い違うことに気付いた刑事の聖護院は、一つの推理を語り始める…。明らかになる事件の全容。ハナが下したある決断。そして、推しとの出会いが愛にもたらしたものとは? 愛はオタク沼の果てに何をみたのか、衝撃と感動の最終話。

8話ネタバレ

取調室

聖護院「服は違いますけど これ あなたですよね? おかしいですよねえ。 誘拐されたのは昨夜のはずなのに。 何で 今日 こんなところ 歩いてるんですか? 誘拐されたのは あなたではなく ハナさんですよね?」

回想

愛「ちょ… は… ハナ。」

聖護院「昨日の夜 ハナさんのショウケースを見ていたところまでは まあ 本当なんでしょう。」

(チャイム)

ハナ「は~い。」

聖護院「ただ 瓜田さんが押し入ってきたのは あなたではなく ハナさんの部屋だった。 そして 今日 会場入りしない 連絡もつかないハナさんに みんなは 当然 騒ぎだした。」

小豆沢「お… おば…。」

愛「何?」

小豆沢「ハナ まだ来てないんだって。」

愛「小豆君。 私 最悪の妄想 言っていい?」

聖護院「そして あなたとお仲間は 瓜田さんのマンションに向かった。 場所は ファンクラブの登録か何かで 確認できたんでしょう。」

愛「ハナ! どうした? えっ?」

ハナ「(泣き声)」

愛「そこ座って。」

小豆沢「何があった? ハナ。」

ハナ「段ボールに入れられて 連れてこられて 目が覚めたら…。」

瓜田「おなかすいたでしょう。 そろそろ…。 ハナのためなら え~んやこ~ら。 ハナはさあ いろいろやってたの 俺だって分かんなかった?」

ハナ「え?」

瓜田「だって… アカウント スイカだもんね。 すぐ分かるよね。 ハハ…。」

ハナ「ごめんなさい。」

瓜田「何で気が付かないんだよ! 俺はハナのこと ずっと考えてたのに! 不公平だろ こんなの! 分かんないかな。 俺が こういうふうにされたら 怒るって。」

ハナ「(叫び声)]

瓜田「おい! 待て!」

(ハナの叫び声)

愛「ハナ とりあえず 服 かえよう。」

ハナ「え? 何でですか?」

愛「いいから早く! ちょ… 小豆君 向こう行ってて。」

小豆沢「ああ…。」

愛「早く!」

愛「小豆君 着替え終わったら ハナのこと連れてって。 人目につかないように。 できる?」

小豆沢「うん… 多分。」

愛「もういいよ。 じゃあ ハナ ライブ行って。」

ハナ「え? 愛さんは?」

愛「瓜田を あのままにしておくわけには いかないでしょ。 警察に事情 説明しないと。」

ハナ「でも それって私がやることですよね。」

愛「それは私にでもできる。 でも ライブは私にはできない。 だから 行って。 5人で歌えるの 今日が最後なんでしょ。 みんなだって これで最後だって 楽しみにして 覚悟もして。 あいつに みんなから ラストライブ奪う権利なんてないでしょ! 私はさ ライブを守りたいの。 ハナのTOとして。」

小豆沢「よっしゃ。 ハナ 行くぞ。」

愛「行って。」

ハナ「すぐ来て下さいね。 待ってますから。 絶対来て下さいね。 待ってますから!」

愛「あっ すみません あの… 知人男性と もめまして 突き落としてしまったんですけど。」

病院

「事故?」

「はい。 マンションから転落したそうです。」

「瓜田さん! 聞こえますか?」

取調室

聖護院「こちらに座ってもらって…。 荷物 こっちへ置いて下さい。」

聖護院「瓜田 勝さんのとこに いらしたということですよね。 お二人は どのようなご関係で?」

愛「あの 推しって分かりますか?」

聖護院「推し?」

愛「推薦の『推』に『し』と書いて『推し』です。 推薦したい人 応援したい人。」

回想終了

聖護院「そして ライブ会場に向かわせないように 話続けた。 洋服をかえたのは 万が一 目撃者が出た時のために備えて ということでしょうか。 あと 急に洋服に髪の毛を入れたのも そうでしょう?」

愛「たとえ… その写真が 私が着てる服が ハナのところから出てきたとして ハナが ここにいたという 証拠にはなりませんよね。」

聖護院「いや あなたねえ 身代わりになるのも 犯人隠避といって 立派な犯罪なんですよ! 分かってますか?」

愛「ハナは関係ありません! ここには いませんでした! やったのは私です!」

(ノック)

聖護院「どうぞ。」

部下「失礼します。」

聖護院「どうした?」

部下「話がしたいそうです。」

聖護院「分かった。」

部下「どうぞ。」

愛「ハナ。」

ハナ「あの… 愛さんって チケット買ってますよね?」

愛「いや… 何で?」

ハナ「チケット 見せてもらっていいですか?」

愛「いや…。」

(チケットをもぎる音)

ハナ「チェキは ちょっと撮れないですけど。 今まで ありがとうございました。」

ハナ「お礼を言えば切りがないですけど 私は 愛さんと出会って 生まれ変われたような気がします。 握手して下さいよ。」

愛「やだよ 何で こんなところで。」

ハナ「いや 私の鍵閉めするのは 愛さんしかいないじゃないですか。」

愛「だから そんなのやだって言って…。」

ハナ「今まで ありがとうございました。」

ハナ「遅れて申し訳ありません。 瓜田さんを突き落としたのは 私です。」

聖護院「別室に案内しよう。」

部下「こちらへ。」

聖護院「どうぞ。」

ハナ「はい。」

(ドアが閉まる音)

愛「(泣き声)」

警察署前

愛「何で連れてきたの? もう少しで… もう少しで ハナは無関係だって押し通せたのに!」

小豆沢「バカなのか! もし おばはんが ハナに おんなじことされたら うれしいのか? あざっす ゴチんなりますって 言えんのかよ。 言えるわけないだろ。 大体 そんな出任せ いつまでも通じるわけないだろ。 警察 バカにすんなよ。 ほら 行くよ。 みんな待ってるから。」

愛「(泣き声)」

街中

「これ 見た?」

「見てるよ。」

「ここまで大きな事件に発展するケース っていうのは稀であって 問題は瓜田容疑者の動機にあると思うんですね。 それ次第では 実刑は免れないかも しれないという事案だと思うんです。 現在は 退院はして 本格的な取り調べが 始まったところですから 今後 また 明らかになることが たくさん出てくると。」

「この女性の身代わり出頭が 理解に苦しみますよね。」

「そうなんですよね。 この意味が ちょっと分からなくて。 この女性も 瓜田容疑者と同様に 周りが見えなくなってるということは 言えると思うんですね。 で 考えが大変に幼稚だっていうこと。」

愛の職場

堀川「なんとか お目こぼし頂くことは…。」

「う~ん…。」

愛「分かりました。 では。」

真衣「クビ?」

愛「うん。 さっき人事に言われた。 おとなしく従うなら 懲戒解雇じゃなくて 自己都合退職にはしてやるって。」

菜摘「でも それって おかしくない? 愛が何かやったわけじゃないじゃない。」

愛「まあ 最後はチャトレを理由にされたよ。 ハハハ。」

真衣「えっ 私 言ってないからね。」

愛「分かってるよ。 まあ でも いい機会だったと思って。」

真衣「いい機会?」

愛「うん。 正直 私 社名でしか会社選ばなかったからさ。 人の目ばっか気にして。 だから 自分が何の仕事をしたいのか この機会に考えてみようかと思って。 あれ~? 何か もしかして哀れんでます?」

2人「いや。」

愛「ハハハハ。 何かさ 何だろう… 私 今 すっごい すがすがしいんだようね 不思議なんだけど。 だから 大丈夫。 心配しないで。」

真衣「分かった。」

愛「うん。」

菜摘「そうだ。 ハナちゃんって子は どうしたの?」

愛「おととい 不起訴が決まりました~! イエ~イ!」

菜摘「よかったね。 そう。」

愛「いや何か 取り調べやら何やらで 連絡控えてって言われてたんだけど 今日 久しぶりに会えるんだよ みんなとも。 ハナの不起訴祝いに かこつけての オタ飲み。」

(笑い声)

真衣「そういうことね。」

愛「そう。 オタ飲み 行く人? え~。 みんな独身で彼女なしだよ?」

真衣「え… それとこれとは ねえ…。」

愛「行こうよ!」

ベースメント

「お久しぶりです。」

受付「お~ 久しぶり~。」

愛「どうも~。」

柿崎「お~。」

愛「久しぶり~。 ねえ ベースメント貸し切りって 気合い入り過ぎじゃない?」

柿崎「ハナちゃんのトップオタが 何言ってるんですか。 盛大な方がいいに決まってます。」

愛「まあね~。」

米原「それ ハナちゃんにですか?」

愛「あっ これ? そう…。 不起訴祝いの加湿器~。 いいでしょ いいでしょ…。」

柿崎「あ~ 椎葉さん。」

米原「あっ。」

愛「あっ 椎葉さん」

柿崎「あれ? ハナちゃんは? 一緒じゃないんですか?」

椎葉「それが ハナちゃんは来ないことになりまして。

米原「え? 何でですか?」

椎葉「来ちゃうと決心鈍りそうだからって。」

愛「いやいや 決心鈍るって どういうことですか?」

椎葉「ハナちゃんは 以後 皆さんとの連絡 一切断つそうです。」

愛「え… 何でですか?」

小豆沢「おばはんのためなんじゃねえのか? 瓜田の話ってさ これからも続くじゃん。 捕まったって そのうち出てくるわけでさ。 反省して人が変わってくれりゃいいけど そうなるとは限らないし。 その時に 自分とは できるだけ 無関係な方がいいって 思ったんじゃねえのかな ハナ的に。」

愛「ちょっと ハナにDM送ってみます。 え…?」

愛「ハナの… これ…。 えっ ちょっと…。 あれ。」

小松「小豆さん。」

小豆沢「おっ 行ける?」

小松「はい 大丈夫かと。」

小豆沢「よし。 じゃあ まずは見ちゃいますか。」

椎葉「そうですね その方が ハナちゃんの気持ちも分かるでしょうし。」

米原「行きますか!」

柿崎「皆さん…。」

愛「待って 待って 待って…。」

柿崎「入りますよ。」

愛「待って。 ハナの… ハナ…。」

小豆沢「はいはい はいはい。」

愛「ハナは? えっ ちょ…。」

小豆沢「はい 真ん中まで~。 おばはん ライブ 見てないだろ。」

愛「うん。」

小豆沢「あっ 小松。」

小松「はい。」

小豆沢「途中から再生して。 あの 例のあの辺。」

小松「分かりました。」

小豆沢「はい みんな 座って!」

米原「じゃあ いきますか。」

小豆沢「いきましょか。」

柿崎「いきましょう。」

小松「じゃあ 少し前から流します。」

小豆沢「ありがとう。」

♬『サニーサイドアップ Enjoy Enjoy Enjoy』

(拍手と歓声)

花梨「え~…。 はい …ということで ライブも たけなわ? なんですけれども こちら ご用意いたしました。」

観客「お~!」

花梨「ジャン!」

凛怜「アイドルの主張 ライブの真ん中あたりで 愛をさけんでみる!」

花梨「よいしょ~!」

(拍手)

花梨「で もう こちらで 好きなことを叫んで その理由をね カミングアウトして頂きたいと思います。」

(拍手と歓声)

凛怜「あ~… え~っと じゃあ 見本やって。」

花梨「見本?」

凛怜「見本。」

花梨「私? うん。 いいよ。」

(拍手と歓声)

凛怜「じゃあ すみません こちらに…。

花梨「緊張するね 何か。」

凛怜「ねっ。」

詩織「本格的だね 何か。」

花梨「ドキドキする…。」

花梨「え~… いくよ。 じゃあ…。 好きだ~!」

観客「俺も~!」

(拍手と歓声)

花梨「ありがとうございます。 私は 三度の飯より ライブが好きだ! 本当に もう 生まれた頃から目立ちたがり屋で これでもか これでもかってぐらい でっかい声で泣いてたみたいです。 だから きっと 私は 死ぬまで歌ってるんだと思います! また こういった形で 皆さんとお会いできたら… できると信じております! ありがとうございます!」

(拍手と歓声)

観客「しおり~ん!」

詩織「えっと ちゃんと言えなかったけど ずっとずっと好きでした!」

観客「俺も!」

詩織「目玉焼き~!」

(観客のざわめきと笑い声)

詩織「最初はオムレツ派で 目玉焼きとか 意味分かんないとか思ってて。 でも サニサイに入って キミキミ歌ってるやつが これじゃダメだって 食べるようになったら 今では大好きになりました。 しおは 誰かのために頑張るとか そういうこと したことなくて。 そういうことが楽しいって知らなくて。 だから…。」

観客「泣かないで!」

詩織「大好きだよ サニサイ! フォーエバー!」

(拍手と歓声)

凛怜「じゃあ いきます。 スタッフ~!」

柿崎「はい!」

(笑い声)」

小豆沢「いやいや カッキー 違うから…。」

詩織「凛様 古い。」

凛怜「いいの。」

(笑い声)

凛怜「歌をくれる人がいて 音を 振りを 明かりをくれる人がいて やっと 私はここに立てます。 見えないとこで支えてくれる人が いることを無自覚でした。 私たちを輝かせてくれて ありがとうございました!」

(拍手と歓声)

紀子「愛してるよ~! みんな~!」

観客「俺も~!」

(笑い声)

紀子「私は すんごい普通で ちょっと踊れるだけの女子でした。」

柿崎「そんなことないよ!」

小豆沢「何言ってるか分かんないよ。」

紀子「ありがとう。 でも そう… そうやって そうやって みんなが 私を支えてくれたから 私は小さい頃から夢だった アイドルになることができました。 私がサニサイののりたまに なれたのは みんなのおかげです。 私の初恋は みんなでした。 みんな大好き~!」

柿崎「俺には最後の恋でした~!」

(拍手と歓声)

花梨「じゃあ はい 最後 ハナ お願いします。」

ハナ「コール! …& レスポンスです。」

(笑い声)

ハナ「あの 私 高校で すごい嫌われ者だったんです。 すんごい やなやつで 声かけても 返事なんてしてもらえないし 誰かに名前呼ばれることもなくて。 だから ここに来て 名前 コールしてもらえるとか レスできるとか もう そういうことが もう いちいち うれしくて。 私は 寂しくてアイドルになったやつだから だから きっと もう こうして皆さんのお目にかかることは ないと思います。」

ハナ「もう満たされちゃったから。 だけど これからは 皆さんが私に教えてくれたみたいに…。『推すって愛だ』って。 今度は 私が 誰かをそう感じさせるような そういう生き方ができたらいいなって 思います。 ありがとうございました! 栗本ハナは幸せでした!」

(拍手と歓声)

花梨「じゃあ 次の曲いきたいと思います。 それでは 聴いて下さい。『ただいまミライ』。」

♬『Uh  Yeah Oh Oh Oh Oh Uh Baby 泣いたり つまづいたり 落ち込むこともあるけど 立ち向かう勇気くれるのは いつもの場所があるから 今日も明日も時間は刻々と(刻々と)スクロールされ(Jump)すぎていくよ でもね でもね この瞬間は 永遠だよね まっしぐら ただいまって言える未来を(未来を) おかえりって言える未来を』

1年後 椎葉法律事務所

椎葉「今月分 届きました。」

愛「あっ ありがとうございます。 あ~ 貸してたお金 全部帰ってきちゃいました。」

椎葉「遠い町のどこかで ハッピーメリークリスマスですよ。」

愛「はい。 あっ… じゃ 私ちょっと お先に失礼します。 じゃあ お疲れさまでした。」

椎葉「お疲れさまでした。」

愛「お疲れさまです。」

道中

愛「こんにちは~。」

「こんにちは~。」

愛「こんにちは~。」

小豆沢「仲いいな~。」

(ノック)

小豆沢「はい。」

ベースメント

愛「おはようございま~す。」

米原「あっ 噂をすれば…。 愛さん まりんちゃんが相談したいって。」

愛「どうしたの?」

まりん「こんな下着みたいな衣装着るように 運営に言われたんですけど。」

柿崎「えっ 何それ? ミレイ様も着るってこと? それはダメですよ。」

米原「でしょ?」

柿崎「俺たちのフロスティを 何だと思ってるんだ。」

愛「意に反することをやらなきゃいけない義務はないから。 運営さんに ちゃんと話してみて。」

まりん「はい。」

小松「愛さん。」

愛「はい。」

小松「ジンジャーエール お願いします。」

愛「は~い。 あっ またご新規さん 連れてきたの?」

小松「はい。 よし君といいます。」

愛「あっ よし君 どうも。」

よし君「どうも。」

仕事中の小豆沢

小豆沢「フリーでITコンサルをやってる 小豆沢と申します。 よろしくお願いします。」

「お願いします。」

松田「はじめまして 松田と申します。」

小豆沢「小豆沢です。 よろしくお願いします。」

「どうぞ お掛け下さい。 すません 暑い中 来てもらっちゃって。 先日 電話でお伝えしたとおり うちのシステム 更新することになっちゃって…。」

小豆沢「あの… 松田杏子さん。」

松田「はい。」

小豆沢「以前 どこかでお会いしましたっけ?」

松田「いや お会いしてないと思いますけど。」

小豆沢「ああ…。」

ベースメント

愛「お待たせしました~。」

(携帯の通知)

小豆沢「『新しいクライアント、まさかの 松田杏子さん!!! しかも、こんなの入手!』」

愛「はあっ!」

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