2020年4月16日放送の【 連続テレビ小説「エール」】14話のネタバレです。
連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。
現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
裕一(窪田正孝)は商業学校を卒業し、川俣にある伯父・茂兵衛(風間杜夫)の経営する銀行に住み込みで働くことになる。
銀行支店長の落合(相島一之)、行員の鈴木(松尾諭)、事務員の昌子(堀内敬子)、そして行員2年目の新人松坂(望月歩)は裕一を歓迎する。
将来は銀行頭取になるかもしれない裕一は町の噂になっていた。
ある日、裕一はダンスホールに出かけることになり、志津(堀田真由)という美しい女性と出会うが…。
14話ネタバレ
エール (14)「いばらの道」
昭和3年10月
裕一は卒業と共に茂兵衛おじさんの経営する銀行に住み込みで働くことになりました。
仕事を覚え1人前と認められたら養子になることが決まっていたのです。
週に2度は本家で食事をとりました。
源蔵「おい、どうだ?裕一?銀行の仕事には慣れたか?
裕一「ええ、まあ」
権藤家はいくつもの会社を経営する福島有数の資産家、未来の跡取りは町の噂にもなっていました。
町人A「あの子がか?」
町人B「茂兵衛さんの妹さんの息子らしい」
町人A「権藤家の面構えじゃねーな」
町人B「ああ、だからよ」
銀行で働くというとさぞ忙しいとお思いでしょうがこの頃の地方銀行は昭和2年の恐慌で仕事も減り、元々暇なのに更に暇、行員もたったの5人。
主な仕事は融資先の金銭の出入りを帳簿につけるぐらい
裏から聞こえてくる機織り機の規則正しい音が良い具合に眠気を誘い暇すぎて憂鬱になるくらい、なんとも呑気な仕事風景でした。
落合「古山君」
裕一「はい、はい」
落合「瀬川商店に小切手持ってってくれる?」
落合「はい、ただいま」
菊池「ついでに三角屋のお饅頭もお願い」
裕一「はい」
鈴木「三角屋だぞ?丸型屋買ってくんじゃねーぞ?この間みてーに」
未来の頭取ということも気にしてないのか、みんな普通に受け入れてくれて
松坂「古山君は間違えたんじゃないですよ。あの日は雨が降ってて、ジメジメしてたからマルカタヤのつぶあんの方があっさりしてて良いと思って買ってきたんですよ。ねえ古山君?」
裕一「いや、単に間違えただけn」
松坂「流石です」
まあ、1人露骨に胡麻をする人も居ますが
平穏な日々が過ぎていました。そんなある日
菊池「それはマズイよー」
裕一「マズイですか?」
落合「マズイねー」
裕一「マズイですか?」
松坂「私はそういうのもあり得ることだと思います」
鈴木「よく言うよ、女大好きな癖に」
松坂「言いがかりです」
鈴木「芸者のプロマイド?何枚持ってる?」
松坂「この饅頭美味しいですね」
落合「そういえばこの前誰かから聞いたぞ?ようやく手に入れたって自慢してたって。なんだっけな?えいらん?」
鈴木「えいきち?」
落合「男だそれ」
松坂「栄龍です!!あっ」
当時人気の芸者さんはプロマイドとして売り出されその中でも伝説的な存在が栄龍でした。
鈴木「ともかく、女性と全く触れ合いがねえのはよくねー」
鈴木「俺に任せろ!連れてってやるから」
裕一「どこへですか?」
ダンスホールに連れてこられた裕一
鈴木「どうだ?ダンスホール、いいだろ?」
裕一が社会勉強に誘われている一方、喜多一では
まさ「ごはんですよ」
浩二「ただいま」
三郎「お帰り」
浩二「親父、今日1日あれ?」
まさ「裕一が居なくなって寂しいのよ」
浩二「僕が行ってたら多分あそこまではなんねーだろな」
まさ「そんなことな、ごはん出来てるからね」
浩二「食べた」
まさ「ごはんよ」
三郎「なあ、まさ?あいつ?あっちで大丈夫かな?」
裕一は別の意味で大丈夫ではありませんでした。
ダンスホールで男性達はチケットを購入しお目当ての踊り子に刺し出します。
受け取ってもらえればダンスを楽しめますが
断られこともしばしば
鈴木「どう?仕組み分かった?あれがここの1番人気の踊り子だから]
鈴木「全員振られたね。可愛いけど、あれは手強い」
鈴木「あの辺にしよう」
鈴木「あのくらいが丁度いい」
モタツイテいる裕一から1番人気の踊り子がチケットを取り上げる
鈴木「ええ!」
志津「シャルウィダンス?」
鈴木「なんでだ?」
天にも昇る気持ちだったようです
翌日の川俣銀行
落合「恋ですな」
鈴木「恋でしょ。絶対」
松坂「恋!」
菊池「なんで、あんたが大声だしてんのよ」
落合「彼には良い事です」
鈴木「若もんですもんね」
落合「いや、それだけじゃねんです」
鈴木「ん?」
落合「噂で聞いたんですが、彼は西洋音楽の作曲家になりたかったらしんです」
一同「えー!」
落合「ですが、茂兵衛さんに子供が出来ねんで仕方なく養子に来たと」
松坂「なんてついてる奴なんだ!」
一同「あ!?」
菊池「夢破れてきてっから、いつも死んだ鮒みてえな目してたのよ」
落合「ですが、今の彼見てください」
菊池「恋って偉大ねー」
落合「彼の復活の為にも作戦練りますか?」
松坂「作戦?」
落合「恋で彼を元気づけよう作戦です」
落合「恋愛を発展させるには、まずは接触機会を多くすっことです。鈴木君、今日もまた、ダンスホールさ連れてってください」
菊池「ほっといてもあの様子じゃ、行くんじゃないですか?」
落合「いいえ、彼見たいな人は妄想は得意なんですが、いざとなっt」
隠れる面々
落合「いざとなっと怖じ気づき自分で言い訳をこさえて行動を起こさないかも知れません。こちら側から働きかけねば恋愛の発展はありません」
鈴木「僕にお任せください」
落合「君に任せた」
何故かかっこつけてその場を去る落合
菊池「説得力あるわ。なんで独身なんだべ?」
松坂「え?」
鈴木「何?知らねかったの?」
そして再びダンスホールへ連れてってもらう裕一
鈴木「心の準備はいいな?」
裕一「2日続けてというのは」
鈴木「何言ってるんだ2日続けんのがいいんだ」
裕一「人気ある方だし、日を空けましょう」
鈴木「恋愛は待ったら負けだ!」
裕一「僕まだ、そこまで志津さんのことそこまで好きじゃな」
鈴木「古山君、僕は一言も志津さんと限定して話ししてないけど?」
裕一「いやいや、例えばの話しですよ」
鈴木「まあいい、ともかく機会は逃すな。勇気を持ってチケットをだせ」
裕一「断られっこともありますよね?」
鈴木「あたりめーだ、そうやって男は成長するんだ」
裕一「説得力あるなー」
そして志津登場
秒で男達を振り、振り向いた先で裕一がチケットを差し出している
チケットを受け取る志津
その日以来毎晩、毎晩このアホは通ったそうです。
休憩タイム
裕一「何か飲み物を持ってきます」
志津「お腹すいてない?」
裕一「え?」
志津「せっかくだから外でご飯たべない?」
裕一「ウィー」
それを横目にチケットを踊り子に刺し出す鈴木
受け取る踊り子
裕一の部屋
落合「外で会った!?」
鈴木「そうなんです。途中でスーっと」
落合「踊り子さんが外で会うなんて滅多なことでねーぞ」
落合「俺なんか100回以上通っているが1度も成功したことがねー」
菊池「支店長ー」
鈴木「しかし羨ましい、あーだ綺麗な人と」
松坂「流石、未来の頭取」
菊池「でも、そーだに綺麗な人なら早く交際した方がいいわ」
裕一「いや、そんなに焦んなくても」
菊池「ダメダメ、女は移り気よ。それに他の人だっていっぱい狙ってんでしょ?」
松坂「昌子さんは交際って一口に言うけど交際の境界線ってなんなの?」
菊池「珍しく良い質問ね。確かに交際の境界線って、それぞれの組み合わせによって変わってくるわ」