ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】1話「初めてのエール」裕一誕生

2020年3月30日(6月29日)放送の【 連続テレビ小説「エール」】1話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

激動の昭和という時代、音楽の力で人と人とを結んで勇気づけたある夫婦の物語。昭和39年、10月10日、東京オリンピック開会式の日。聖火ランナーが東京の街を走り、国立競技場でまもなく開会式がはじまろうという時、会場に来ていた古山裕一(窪田正孝)が姿を隠してしまう。あわてて裕一を探しまわる妻の音(二階堂ふみ)。裕一は、自分が作曲した開会式の音楽を皆が受け入れてくれるか不安だったのだが、その時…。

1話ネタバレ

エール (1)「初めてのエール」

時は昭和。東京オリンピックが迫る中

1人の作曲家に大きな責任が課せられていました。

音「♬『さくら さくら やよいの空は 見わたすかぎり』。」

音「♬『かすみか雲か 匂いぞ出ずる』。」

音「♬『いざや いざや 見にゆかん』。」

昭和39年10月10日 東京オリンピック開催

アナウンサー「『オリンピック発祥の地 ギリシャを出発した聖火リレーは 今まさに開催の地 東京の国立競技場に向かっております』。」

教頭「古山裕一先生が 我が福島信夫小学校を卒業されたのは」

教頭「今から 40と2年前になります。 以来…。」

生徒「先生 早く!」

先生「分がってる! 教頭先生 もう少し お話 延ばして下さい。(テレビを直している)」

教頭「うん…。 あ~ 以来 数え切れないぐらいの曲を書き うちの校歌も作って頂きました。」

生徒「先生 早く! 始まってるよ!」

先生「もう… くそっ! (テレビをたたく)」昔のテレビって叩くと何故か映るよねw

アナウンサー「『最後の聖火ランナー 酒井義則が 平和の祈りを込め 力強く走っております』。」

ラジオ「『戦後19年 日本復興のシンボルである式典が 今まさに始まろうとしています』。」

鉄男「あの裕一が… いじめられっ子の裕一が」

鉄男「ついにやりましたよ 先生。」

開会式場のお手洗い

裕一「はあ…。 大丈夫… 大丈夫…。きっとうまくいく…。」

回想

達磨「東京オリンピックは ほかのオリンピックとは違いますぞ。」

達磨「悲惨な戦争 廃墟と化した日本 もう これで終わったと 世界に思われた日本が そこから力を合わせて 驚異の復興を遂げた姿を『どうだ!』世界に宣言する。」

達磨「先生は その… その大事な開会式の 音楽を書くわけですから これは 責任は重大ですぞ~。 どうか 国民に 勇気と希望を与え 世界に恥じない音楽を!」

回想終了

裕一「うっ!」

裕一を探す音

音「あっ…。 まずいな… 開会式 始まっちゃう。」

大会関係者「上の階にはいません。」

音「トイレも見た?」

大会関係者「はい。 個室も全て。」

音「控え室は全部見たし いるとしたらトイレなんだけど…。」

大会関係者「あっ。 地下に関係者だけが使えるトイレが。」

音「そこよ!」

音「あと何分?」

大会関係者「7分です。」

大会関係者「ここです。」

音「ありがとう。」

音「裕一さん!」

音「大丈夫! あなたの曲は すばらしいんだから!」

裕一「いや でも…。」

音「ほら…。」

裕一「ちょっと… ちょっと待って…。」

音「すぐそこよ。」

会場の前

音「開会式 見たくないの? あなたの曲を 世界中の人が聴くのよ。 ずっと かなえたかった夢でしょ?」

裕一「うん。」

音「よし… 行こう。」

裕一「あ~ 駄目だ やっぱり!」

音「えっ!? もう!」

裕一「駄目だ…。 駄目だって。

音「もう!」

裕一「駄目! ちょっと待って!」

音「ちょっと… もう! 手伝って。」

裕一「ちょっと…。」

音「あ~ いたた…。」

裕一「ちょっと待って!ちょっと 心の準備…。」

音「痛い 痛い!」

裕一「あっ!」

音「裕一さん。 裕一さん!」

裕一「はい。」

大会関係者「後に2分 切りました」

警備員「先生。自分は 長崎の出身であります。 親や兄弟 親戚 みんな死んだとです。生きる希望ば与えてくれたとは 先生の『長崎の鐘』です。」

警備員「先生の曲は 人の心ば励まし 応援してくれます。 先生の晴れ舞台ですけん どうか… どうか 会場で!」

音「どうする?」

裕一「行こう。 ありがとう」

警備員「よか夫婦ですね。」

大会関係者「おしどり夫婦って感じとは 違うんですけどね フフッ。」

会場に向かう2人

音「いよいよね。」

裕一「ああ。」

この夫婦が いかにして このような2人になったのか そこには 長い長い話しがありました。

明治42年8月 福島市内

全ては 福島の 老舗呉服屋さんから始まりました。

三郎「うお~! 生まれだ! 生まれだ! 生まれたべ~! ハハハハハ!」

産婆「それにしても 旦那さん どごさ行ったのかしらね?」

まさ「フフッ。」

音楽が奏でる人生の物語『エール』。 始まり 始まり~!

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