ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】23話ネタバレ

2020年4月29日放送の【 連続テレビ小説「エール」】23話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

裕一(窪田正孝)が音(二階堂ふみ)に会うために、豊橋を訪れているとあたりをつけた父・三郎(唐沢寿明)が、豊橋の関内家にやってくる。裕一を福島に連れ帰って、イギリスへの留学に送り出したい三郎と、裕一の将来を思って娘とは別れさせたい音の母・光子(薬師丸ひろ子)の思惑は一致して、裕一・音をまじえた話し合いがおだやかに始まる。妹の梅(森七菜)や姉の吟(松井玲奈)も固唾をのんで見守るが…。

23話ネタバレ

エール (23)「愛の狂騒曲」

関内家

吟「何しに来たのかしら?」

梅「連れて帰るためでしょう。 決まっとるじゃない。」

吟「その割に穏やかじゃん。」

梅「片や 忘れさせたい 片や 留学させたい。 2人の目的は一致しとるもん。」

吟「つまり?」

梅「別れさせたい。」

吟「ええ~っ!?」

光子「裕一さんのお父さんから頂いたお菓子。 福島の名物 薄皮饅頭。」

音「ありがとうございます。 あの 私…。」

三郎「お聞きしております。 息子と文通して頂いたそうで。 ありがとうございます。」

音「まさか ファンレターの返事が来るなんて びっくりしました。」

光子「どうして お返事くれたの? ファンレターは いっぱい届いたでしょうに。」

裕一「皆さん 僕を称賛したり 励ましてくれたんですが 音さんだけは 僕の音楽に関心寄せてくれて。 皆さんには申し訳ないんですが 手紙の返事書いたの 音さんだけなんです。」

音「キャ~!」

三郎がふき出す

裕一「あ… あの… お世話になりながら ちゃんと言えてなかったんですが 音さんはすばらしい女性です。 で…。 お嫁に下さい! ど… どうか… お願いします!」

裏で聞いてた吟

吟「先を越されたわ。」

そして満身創痍w

光子「ハハッ… ハハハハハ・・・。 おかしいわ 裕一さん。」

三郎「あっ 冗談か。 何だ 柄にもねえ。 すっかり だまされちまった。 ハハハハ…。」

裕一「じょ… 冗談ではありません。 僕は… お… 音さんと結婚したいです。」

光子「どういうこと?」

音「私も 今 初めて。」

裕一「一緒に過ごして 確信しました。 僕には あなたが必要です。]

裕一「僕の音楽には あなたが必要なんです! どうか… どうか 僕の申し出を受け入れて下さい。」

音「裕一さん…。」

三郎「おいおいおい!」

光子「駄目駄目 駄目駄目…。」

三郎「光子さん 話しが違いませんか? あなた先ほど言いましたよね。 娘には 別れろと言ってある。娘も了承してると。 これ… どういうことだ?」

裕一「えっ?」

光子「そちらこそ 突然 家におしかけてきて えっ? 住まわせたあげくに いきなり結婚申し込むなんて どういうつもり?」

裕一「あっ… ご ご… ごめんなさい。 あの… どうしても気持ちを抑えきれなくて。」

三郎「謝んな。 こっちは悪くねえ。」

光子「悪いでしょう! 大事な娘をたぶらかして!」

音「お母さん!」

三郎「たぶらかしたのは そっちだろうが! ファンレターなんか書いてこなきゃ こだことになってねえんだ!」

光子「何 言っとんの。 あんた ファンレターに のこのこ返事書く方が どうかしとるわ!」

三郎「お~ 口の…!」

音「あっ!」

光子「もしかしたら 若い女は音だけだったからじゃない?」

裕一「いやいや…。」

三郎「おいおいおい! 口の減らねえ女だな。 そんなんだから こんな娘が育つんだ!」

裕一「父さん! ひ… ひどいよ!」

三郎「裕一! いいか 目 覚ませ。 よぐ見ろ。 一見 かわいく見えっけど 慣れりゃ どこにでもいる顔だ。 イギリスさ 行ってみろ。 比べもんに なんねえ美人が わんさかいんだぞ。」

裕一「父さん…。」

三郎「こだとこで一生を決めることはねえ!」

音「人を美醜で判断するな!」

三郎「はあ?」

音「お父さん 見かけの美しさなんて 本当の美しさではありません! 心のきれいな人が美しい人なのです!」

三郎「性格は顔はに出るって言うけどな。」

音「そうです! 心がきれいだと 顔にも出ます!」

三郎「はははは! 何だよ 結局 見かけってことじゃねえか。 ハハッ! フッフッフッフ…!」

光子「はあ~ あなたも大変ね この屁理屈は生まれつき?」

三郎「屁理屈とは何だ! う~…。」

裕一「あっ… ふだんは もっと穏やかで 優しい父なんです。」

光子「そう? まっ とにかく 外国へ行って いつ帰ってくるか分からない男に 嫁には やれません。」

音「お母さん…。」

光子「まあ せっかくだから みんな食べたら? うん… 饅頭は おいしいわ」

裕一「音さんも食べよう。」

光子「どうしたの? 食べないの?」

三郎「裕一 食え。」

裕一「いや 1個でいいよ。」

三郎「俺は いいがら。」

裕一「何で? 父さん薄皮饅頭 好きだろ?」

三郎「い…。」

裕一「うん?」

光子「廊下に突き当たりです。」

三郎「何がだ?」

光子「おなか痛いんでしょう。 どうぞ。」

三郎「うるせえ! おめえの世話にはなんねえ。」

裕一「ほら 行ってきなよ。」

三郎「今は 俺のことより おめえのことだ!」

裕一「漏れちゃうよ!」

三郎「ヘ~ッヘッヘッヘっへ! 漏れっかよ~。 大人だぞ~。 何言ってやがる。]

三郎「ひい~! 突き当りだな。」

光子「右にあります。」

三郎「うっ…。]

光子「お茶 いれてきます。」

音「どうして? 急に。」

裕一「分がんない。 勝手に言葉が出た。」

音「ほ… 本気。」

裕一「ほ… 本気。」

音「いいの?」

裕一「何が?」

音「私で。」

裕一「ぼ…。 音さん 音さん ちょっと こっち来て。 僕には 君しかいない。 音さん… や… やなの?」

音「私にも あなたしかいない。」

裕一「ありがとう。」

音「裕一さん。」

裕一「はい。」

音「結婚しても 歌手になる道は諦めない。 それでもいい?」

裕一「うん。 僕も望んでる。 2人で頑張ろう。 お互いにエール送り合って 音楽の道極めよう。 もう1度 言います。 僕と 結婚して下さい。」

音「はい。」

裕一「やった~ アハハ!」

戻ってきた三郎にお茶をかけてしまう光子

三郎「あちっ! あちちっ! あちあち…。」

裕一「あっ!」

音「えっ?」

仕切り直し

音「お父さんの浴衣来て並ぶと 何か夫婦みたい。」

三郎「冗談じゃねえ。 俺には まさっつう女房がいんだ。」

音「どんな方なんですか?」

三郎「優しくて思いやりがあって いっつも家族のこと考えてる女だ。 俺には もったいねえ。へへへ…。 …で どうすんだ? 裕一。」

裕一「音さんと結婚します。許して下さい。」

三郎「留学は どうすんだ?」

裕一「行く。」

三郎「2人じゃ行けねえぞ。」

音「私 努力して 力つけて 期待されるような 歌手になって追いかけます。」

三郎「お~ 見上げた根性だ。」

音「本気です!」

三郎「しかしな ここの家じゃ女が生きてえ道 生きんのが普通みてえだけど 世間は違うぞ。 裕一が養子に行く親戚は 特に頭が固い。」

裕一「父さん… 反対なの?」

三郎「俺は 男だからとか 女だからとかでねえ みんな 人間だ。」

音「お父さん… 全くそのとおりです! ますます 裕一さんと結婚したくなりました。」

三郎「さっきも言ったが そういう考えしてんのは俺だけだ。 歌手になれてえ女と 結婚許すとは思えねえ。 あんた… もし『結婚は許す。歌手は諦めてくれ』って 言われたら どうする?」

三郎「裕一 『結婚は許すが 音楽の道は諦めてくれ』と言われたら どうする?」

光子「三郎さん あなたが頼りです。 そちらのご一族を説得して下さい。 2人のために 2人の夢のために。 よろしくお願いします。」

三郎「あ… あんた さっきまで反対してたじゃねえか! なして 急に変わったんだ?」

光子「あの… 2人が… あの その…。」

三郎「何だ?」

光子「せっ…。」

三郎「何だよ はっきり言えよ。」

光子「あの… 2人が接吻しとるところを 見ちゃったの!」

裕一「いや… えっと…。」

光子「汽車は走り出しました。 もう止まれせん。」

三郎「どうにも あんたの言ってることが 理解できねえ。」

光子「裕一さん。」

裕一「は… はい はい! あっ… はい?」

光子「確かにあなたは未来を嘱望される作曲家かもしれんけど 私に言わせれば まだ1曲しか認められてない ひよっこよ。」

三郎「おい!」

光子「諸手を挙げて喜べる男じゃない。 それでも あなたに託すの。 何でだと思う?」

裕一「せ… 接吻したからですか?」

光子「バカ! 違う! あんたっていう人間を信じとるの。 頭は 駄目と言っとるけど 心が 行けって叫ぶの! だから… しょうがない。 許す! 私は。」

裕一「あ… ありがとうございます!」

三郎「支離滅裂だけど…。」

音「気持ちは伝わるでしょう?」

三郎「お父さん 大変だったろうな。」

音「黒蜜が出たって いつも言ってました。」

光子「音を幸せにすると誓って。」

裕一「は… はい。」

光子「『私 古山裕一は』。」

裕一「わ… 私 古山裕一は 音さんを幸せにすると誓います!」

光子「音。」

音「はい!」

音「私 関内 音は 裕一さんを幸せにすると誓います!」

光子「よし! あとは三郎さん 古山家の許しを頼みます。」

三郎「何だか分かんねえが… まあ 俺に任せとけ。 ハハハ… なっ!」

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