ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】25話ネタバレ

2020年5月1日放送の【 連続テレビ小説「エール」】25話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

三郎(唐沢寿明)から届いた電報を読んだ裕一(窪田正孝)や音(二階堂ふみ)たちは、三郎が無事福島の家族を説得できたと理解して、安堵(あんど)する。そして、いよいよ鶴亀(古館伊知郎)からの持ち込み企画で行うことになった豊橋のホールでの演奏会の当日を迎える。これまで準備を進めてきた二人は、緊張しながらもそれぞれの音楽を披露する。演奏会のことは新聞でも取り上げられ、それを読んでいたのは意外な人物だった…。

25話ネタバレ

エール (25)「愛の狂騒曲」

裕一「人 いっぱいだった。 緊張してんの?」

音「それもあるけど…。」

裕一「こ… 声が変だ。」

音「気合入れて練習し過ぎた。 止められとったのに。」

裕一「えっ?」

回想

御手洗「休ませることも大事よ、 パティキュラリー。 あなた 頑張りすぎるから。」

回想終了

裕一「喉にいいもん持ってくっから。」

音「待って。」

裕一「うん?」

音「私… 自分では度胸あると思っとったけそ 違うみたい。 見て…。」

裕一「僕も一緒だ。大丈夫だから。待ってて。」

吟「裕一さん 何か 今日はかっこいいね。」

音「いつも かっこいいから。」

鶴亀「いや~ 全公演 売り切れです。 こんなことなら まっとやるべきだった。」

スタッフ「あっ そうですよね~。」

鶴亀「古山さん… ほい 古山さん。」

裕一「今 急いでるんで。」

鶴亀「なあなあ 追加公演やりゃあせんか?」

裕一「福島 帰んなきゃいけないんで。」

鶴亀「なあ どうかや?」

音の控室

裕一「これ… 喉にいいから。」

音「生は きつい。」

客席

吟「音 喉の調子 悪いんだって。」

光子「えっ? もう~ あの子 とことんやるから 先生が ちゃんと言ってくれんと。」

御手洗「私は言ったわよ。」

スタッフ「間もなく開演です。 ご着席下さい。」

演奏が始まる

音の控室

ハチミツを舐める音

鶴亀「音さん 出番ですよ。」

緊張している音

演奏が終わりいよいよ出番

客席

光子「いよいよね。」

吟「音 頑張れ!」

会場

裕一「準備いい?」

頷く音

音♬「暮れゆく 暮れゆく」

回想

音「梅… ありがとう。 最高だよ。」

梅「まっ このくらい軽いわ。」

音「うそ。 裕一さんから聞いたよ 相談受けたって。」

梅「あいつ…。」

音「梅… 私 歌う。 お母さん お姉ちゃん 梅… お父さん 家族のために最高の歌 歌う。」

回想終了

音♬「いつかみた…」

裕一「どうしたの?」

音「歌えないの… このままじゃ高い音が出ない。」

裕一「あっ 皆さん あの… 少々お待ち下さい。」

裕一「音さん 歌おう。 声が出なくたっていい かすれたっていい。 音楽は 心だ。 心から 思い乗せて歌えば きっと伝わる。 大丈夫。 僕 一緒だから。 歌える?」

頷く音

裕一「え~ 彼女は 昨日 ちょっと練習し過ぎまして…。 声が出づらくなってますが 私は彼女の歌声が聴きたいです。 皆さんは いかがですか?」

客席から拍手

裕一「え~…。 この曲は 早くに亡くなった 彼女のお父さんに捧げる曲です。 詩は 彼女の妹の梅さんが書きました。」

裕一「曲は 僕が作りました。 では… 聴いて下さい『晩秋の頃』。」

演奏会の打ち上げ

吟「いや~ 感動した! 私の隣の人 感動して泣いとったわ。」

光子「先生は大号泣。 何か… 少し怖くなるくらい感動しとったわ。」

回想

回想終了

音「梅 ありがとう。」

梅「すっごくよかった。 お姉ちゃん うまいんだね。」

音「今更? プロの音楽家 目指しとるのよ。」

光子「フフフ… 裕一さんも立派だったわね。 音楽離れると… あんな感じだけど。」

裕一「やっぱ 僕 真ん中 駄目です。」

関内家

音「大変 大変!」

吟「何ぃ!? 何があったの?」

音「鶴亀が… 鶴亀が 金 持ち逃げした~!」

光子「だから言ったでしょう。 いい薬になったわね。」

音「悔しい! 警察行く! それとも 自分で捕まえる!」

吟「明日 東京行くのよ!?」

音「だけど あのお金があれば お母さんに迷惑かけずに済むと思っとったのに!」

光子「最初から出すつもりだったから。」

音「裕一さん 悔しいよね?」

裕一「えっ? いや… いや… 音さんと舞台立てたし 音楽仲間にも出会えたし 楽しかったから いいんじゃない? ねえ? うんうん…。」

吟「あっ…ねえ 海 行かない? 明日 出てくし お父さんに挨拶しときたい。」

音「私 もう お墓で したよ。」

吟「いいじゃん! 行こうよ! ねっ?」

裕一「行こう! 行きましょう。 行こう。」

吟「行こう。」

吟「お父さ~ん! 東京で いい人見つけるからね~!」

光子「じゃあ 音の番。」

音「私は この前 いっぱい お願いしたからいい。」

光子「梅。」

梅「いい いい… いい 私は。」

光子「てれんで やって。 ほら。」

梅「必ず 絶対 作家になりま~す!」

光子「う~ん! あっ そうだ 音。 歌 お父さんに聴かせてあげたら?」

裕一「あ~ それ いいです!」

吟「さすが お母さん。」

光子「フフッ。 どう? 音。」

音「うん。」

音♬「暮れゆく 暮れゆく 夕焼けの空」

「あかねや 金色 落ち葉の道 あるけき旅は いつかみた雲 こえたなら 会えるだろうか」

「過ぎし日はせつな 懐かしき小道 やさし面影 こころに灯して」

光子「お父さんも きっと喜んどるわ。」

音「裕一さんも 何か言って。」

裕一「えっ? 僕ですか?」

音「お父さん 裕一さんの言葉 聞きたがってると思う。」

裕一「えっ じゃあ… えっ? 音さんを産んでくれて ありがとうございま~す!」

梅「フフフフ…。」

光子「えっ?」

裕一「うん? ど… どうしました?」

光子「産んだのは 私。 えっ? あの人は ただ おろおろしとっただけ。」

裕一「あ~ いやいや… 違います。 あの… 広い意味で… あの その…。」

光子「分かっとる。」

音「お父さんから産まれたのか~。」

吟と音は東京へ。

裕一は福島に帰りました。

小山田耕三登場

猿橋「先生 こちらの記事 お読みになりましたか?」

小山田「どれが どうした?」

猿橋「経歴 見て下さい。 国際作曲コンクールで2等とあります。 ご存じでしたか?」

この男 小山田耕三。 日本作曲界の重鎮である。

猿橋「ストラヴィンスキー…。 『新世代の音楽。 先生の後継者が ようやく現れた』。 大絶賛ですね。 よかったですね。 いつも 若い人たちが出てこないと 先生嘆いてらっしゃったので。」

小山田「本物か まがい物か… 楽しみだね。」

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