ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】30話ネタバレ

2020年5月8日放送の【 連続テレビ小説「エール」】30話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

川俣の教会で、音(二階堂ふみ)と幼なじみの鉄男(中村蒼)から音楽を続けるように心からお願いされた裕一(窪田正孝)は、あらためて自分の音楽の道と家族のために権藤家を継ぐ道との間で思い悩む。権藤家を訪れた裕一は、祖母の八重(三田和代)と茂兵衛(風間杜夫)の話を偶然聞いてしまう。彼らの考えを知って、自分が幸せになるために大切なことは何かに気づいた裕一はある重大な決断をする。

30話ネタバレ

エール (30)「ふたりの決意」

回想

茂兵衛「ほら。」

裕一「ああ… ありがとうございます。」

茂兵衛「舶来品だ! 返せよ。」

回想終了

借りていた傘のことを思い出して傘を茂兵衛に帰しに行く裕一

権藤家

八重「逆に手間が省けて よかったじゃないか。 留学取り消しになって 音楽に未練もなくなったようだし。 恐慌さまさまだね…。」

茂兵衛「ハハハハ。」

八重「代替わりは早くおし。 あの子は 跡取りさえ作ってくれりゃいいんだから。

二人の話しを偶然聞いてしまった裕一だった。

喜多一

裕一「僕は この家を出ます。

浩二「兄さん やめろって。 やめろって! なっ 東京さ 行くんだろ? なあ そうなんだろう?」

裕一「離せって!」

浩二を振り払う裕一

裕一「ご… ごめん… 大丈夫?」

浩二「その優しさが うっとうしんだよ。」

兄さんが出てったら この家 どうなっか分かってんだろ? なあ 答えろよ! ちょ… 待てって。 母さん!」

まさ「裕一 本気なの!? あなたには無理! ここにいて… そばにいて!」

裕一「母さんは 僕の幸せ 願って 『無理』って言ってくれてんだよね。 音さんはね 僕の幸せ 願って『やれる 大丈夫だ』って言ってくれる。 幸せ願ってくれる思い 一緒だ。 だったら… 僕は音さんに賭けます。 ごめん。」

及川「坊ちゃん… もう 坊ちゃんじゃねえか。 あんたに ひと言 言いたい。 恵まれた家 優しい両親 約束された将来 親に売られた俺が求めても得れねえもんを あんた 全て持ってる。」

及川「なのに その上で まだ 自分の夢とやらを欲しがってる。 あんた 強欲だよ。 全部 欲しがんじゃねえよ!」

ありがとう。 そうなんだ… 僕 ずっと 自分が 恵まれてることに気付いてなかった。 感謝もしなかった。」

裕一「それ捨てないと 自分の道 歩けないことに気付けなかった。 これまで この家 支えて頂き 本当に… 本当にありがとうございました!」

音を見送った三郎

裕一「父さん…。」

三郎「音さんを見送った。 泣いてたぞ。」

裕一「俺 東京行く。」

三郎「そうか。 これ… 音さんの住所だ。 もしもの時はって頼まれてた。 頑張れよ。」

裕一「ありがとう。 いろいろ… ごめん。」

三郎「気のすんな。 俺が悪いんだ。 俺は 本当に 何やっても駄目たけど おめえだけは自慢だ。 必ず成功する。 早く レコード聴かせてくれな。」

裕一「俺… 俺… 家族 捨ててきた。」

三郎「おめえが捨てたって 俺は おめえを捨てねえ。 安心しろ。 後のことは俺に任せとけ。 ハハハハ…! 信用できねえか? ハハハ。」

三郎「まっ そりゃそうだ。 ともがぐ 俺みてえになんな。 行け。」

裕一「父さん…。 ありがとう。」

東京

町民「おい! ぼけって歩いてるな!」

裕一「すいません…。 東京 怖いな…。」

裕一「音さん。」

音「裕一さん…。」

音「一緒に住む?」

吟「ええ~っ!? 困る! だ… だって 新婚でしょう?」

裕一「ああ… いや…。 でも… あっ…。」

吟「音? 音… 駄目よ。 ねえ 待って… 待って!」

コロンブスレコード

契約を交わすために レコード会社を訪ねました。

廿日市「1年3500円。 結構なもんでしょう? まあ… 僕の年収に比べれば 少し落ちるんだけど。」

裕一「ああ…。」

廿日市「この意味 分かる?」

裕一「あっ…はい。」

廿日市「月に2曲は作曲してもらう。 基本は 毎日レコード会社に来て 仕事なんだけど まあ それは適当でいいから。」

裕一「はあ。」

廿日市「このお金に 言っちゃえば 君に お金貸してるのと同じなんだよ。」

裕一「はあ。」

廿日市「早くヒット曲出して 会社にお金返そうね。」

裕一「はい。」

廿日市「言ってる意味… 分かるよね?」

裕一「はい はい…。」

廿日市「よし。 じゃあ ここに住所と名前書いて。」

契約後の裕一と音

裕一「いや~ ヒット曲なんて書けっかな?」

音「裕一さんなら大丈夫!」

裕一「うん…。 大丈夫かな~?」

契約後の廿日市

杉山「廿日市さん レコーディングが始まります。」

廿日市「大御所だから使ってるけど つまんねえ曲だよね~。 やめた! 行かない。」

杉山「『つまらないから行かない』と伝えます。」

廿日市「おい! おい ちょっと… ちょっと待て! 君はバカなのかな?」

杉山「冗談です。」

廿日市「分かりづらいよ。」

杉山「新入りの作曲家は いかがでした?」

廿日市「頼りねえな~。 まっ 木枯とあいつ どっちかは1年でクビだな。」

杉山「小山田先生の推薦ですが。」

廿日市「そう それ。 それが謎なのよ。」

新居探しは 音の音楽学校の近くで始めました。

しかし なかなか いい物件が見つかりませんでした。

音「うん? 喫茶店?」

裕一「バ… バンブー?」

『竹取物語』の『竹』ですから 入らないわけにはいきません。

保「いらっしゃいませ~。」

恵「お好きな席へ どうぞ。 ご注文は何にいたしましょう?」

裕一「あっ コーヒーで。」

音「私 ミルクティーで。」

恵「かしこまりました。」

恵「コーヒーとミルクティーね。」

保「はいよ~。」

裕一「いや~ 疲れたね。」

音「うん。」

裕一「どうする? 明日にする?」

音「でも お姉ちゃんが あのあとも…。」

回想

吟「絶対 いかんからね。 嫁入り前に… わ… 若い男の人と 床を共にするなんて。」

回想終了

裕一「じゃ… じゃあ 僕 どこで寝ればいいの?」

音「庭で寝ろって。」

裕一「吟さん 優しそうなのに 結構きついね。」

音「真面目なの。 どっかないかな~?」

恵「あるわよ。 裏の家。」

バンブーで紹介された部屋を早速見てみることに

不動産屋「どうぞ。」

裕一・音「お邪魔します。」

裕一「広いな~!」

音「うん!」

裕一「はあ~… あっ! こっちは台所だ~。」

音「フフッ ちゃんと使い切れるかな?」

裕一「ハハハ…。」

裕一「あっ… ここ 寝室かな?」

音「そうね!」

音「うわ~! ここは… 仕事部屋ね。」

裕一「うん! この広さなら… ピアノ置けっかな~?」

裕一「いいよね。」

音「うん。いい。 ここにする?」

裕一「予算 少し超えてっけど。」

音「なら やめる?」

裕一「う~ん… ここだ! うん。 ここにしよう!」

音「裏の喫茶店の名前もいいしね。」

裕一「『バンブー』っていいよね!」

音「最高だね。」

裕一「うん。」

音「ずっと こうしていたい。」

裕一「うん… 僕も。」

こうして 2人の結婚生活が始まりました。

全ての人に歓迎されたわけではなく 結婚式もありませんでしたが 幸せでした。

不動産屋「あの~… いかがいたしましょう? お借りになりますか?」

2人「はい!」

31話へ

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