ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】33話ネタバレ

2020年5月13日放送の【 連続テレビ小説「エール」】33話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

契約から半年、相変わらず裕一(窪田正孝)のつくった曲が採用されないなか、先に同期の木枯(野田洋次郎)の曲がレコードになると聞いて、裕一は複雑な気分になる。一方の木枯も、レコーディングで自分の思ったようにならず不機嫌な様子。裕一を連れて気晴らしに夜のカフェーにやってくる。女給たちの接客を受けて動揺する裕一だったが、木枯は「大衆が求める歌を作るには、大衆を知らなきゃ始まらない」と話す。

33話ネタバレ

エール (33)「夢の新婚生活」

木枯「えっ? これ A面で 採用してもらえるって話でしたよね?」

廿日市「いや~ やっぱ B面でしょう。」

木枯「いや 何でですか。 話が違うじゃないですか。」

廿日市「何か地味だし… Bでいこうよ。 よろしく。」

木枯「いや…。」

廊下ですれ違う裕一と木枯

裕一「あっ…。 お… おめでとう。 あの… 曲 採用されたって?」

木枯「あっ 悪い。 言いそびれてた。」

裕一「ううん… いや よかったね! いや~ 先 越されちったな…。」

木枯「まあ でも… 思うようにはいかないよ。」

裕一「そうなの?」

木枯「なあ…。 今夜 空いてる?」

裕一「うん?」

木枯「今夜。」

裕一「うん…。」

カフェー パピヨン

裕一「『カフェー』って書いてるよ?」

木枯「大丈夫。」

裕一「本当に? ちょっ… えっ? えっ?」

ママ「あら 木枯さん。」

木枯「あ~ どうも。」

ママ「今夜はお早いんですね。 愛子ちゃん。」

愛子「はい。」

ママ「ご案内して。」

愛子「はい。 あら木枯さん。」

裕一「帰った方がいい…。」

木枯「こんばんは。」

愛子「こちらへ どうぞ。」

裕一「帰った方が…。」

愛子「こんばんは。」

裕一「こ… こんばんは…。」

エミ子「はいはい。」

愛子「こちらの方も作曲家さん?」

裕一「えっ?」

愛子「すごいですね~。」

裕一「いやいや… 僕は全然ですよ。」

エミ子「あら? 緊張してる? かわいい~。」

愛子「ちょっと おやめなさいよ エミ子ちゃん。」

裕一「ちょっと…。 ねえ 木枯君さ こういうとこって高いんじゃないの?」

木枯「いいんだよ 取材費だから。」

裕一「しゅ… 取材費?」

木枯「大衆が求める歌を作るには まず 大衆をしらなきゃ始まらない。」

裕一「ああ…。」

木枯「何か生々しいだろ? ここ。 見てると 自然と音が浮かんで 書きたい衝動がわいてくる。」

愛子「木枯さんのメロディーって 何か 心の古傷に そっと寄り添ってくれるような 気がするんですよね。」

エミ子「そう それ! 分かる~!」

ママ「木枯さん。」

木枯「はい。」

ママ「今日も 1曲 歌って下さらない?」

愛子・エミ子「聴きた~い!」

木枯「それじゃあ…。」

木枯♬「まぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ わが想い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦がれつつ しのびなく」

古山家

裕一「あんな単純なメロディーなのに 何で 心打つんだろう?」

裕一「ただいま。 わっ!」

音「お帰りなさい。 遅かったね。」

裕一「あっ… 起きてたんだ。」

音「うん。」

裕一「うん… そっか そっか…。」

音「どしたの?」

裕一「えっ? いやいや… 寝てっと思ったから。」

音「フフ… 変なの。 ごはんは?」

裕一「ああ… 食べてきた。」

音「そっか。 じゃあ 今 お茶いれるね。」

裕一「うん。 ありがとう。」

音「うん? 何か… 裕一さん 変な においする。」

裕一「えっ? えっ えっ?」

音「何か… 何か…。」

裕一「何? うん? うん?」

音「甘い。 何? これ。」

裕一「こ… こ こ… 香辛料。」

音「香辛料?」

裕一「そう。 あのね 今日ね… 木枯が連れてってくれた洋食屋でね 変わった香辛料 使ったね 料理出てきたんだよ。 それがね あの… 甘いにおいのする… し… 塩だって。」

音「塩なのに甘いの?」

裕一「そうなの! 何かね おいしいお魚と うまく こう… うまかったな~ あれな。」

音「へえ~ 面白いね。」

裕一「うん!」

音「へえ~。 よいしょ…。 あっ そうだ。 りんごあるけど食べる?」

裕一「うん? …あっ! こ… これ… これは… 何でもない… 何でもない! そう これは何でもない! 何でもないから…。」

音「何でもないっちゅうことないだろ!?」

裕一「お… 落ち着こう 音。 落ち着こう。 あの… 落ち着いて。 あの 誤解 誤解を招くといけないから…。」

音「落ち着いとらんのは あなたでしょ? 誤解って何?」

裕一「いや あの…。」

音「女!」

裕一「ち… 違う違う 違う違う…。 音 音 落ち着いて。 聞いて 聞いて 聞いて。 ねっ? 聞いて 聞いて。 これはね 木枯がね カフェーに行くっていうから…。」

音「カフェーでやる必要ないでしょ!?」

裕一「あっ… ちゃんと話 聞いてよ! 木枯がね…。」

音「木枯さんの話は どうでもいいわ! 人は人。 あなたは 自分のやり方でやればいいでしょう!?」

裕一「ぐう~! そんなこと言われなくたって分かってる! 僕だって… ど… 努力してんだから!」

音「だったら それでいいじゃん。 カフェーなんか ついていかんくたって!」

裕一「だから…!」

音「ああ!?」

裕一「ん~… ん~…。 あ~… うん もういい。」

音「あっ 開き直った。」

裕一「君が そんな わからず屋だったとは お… 思わなかった!」

音「はあ!? えっ 何? 私が悪いの!?」

裕一「あ~ 疲れた! もう寝よう。 はあ寝よう。」

音「はあ~!?」

裕一「ふい~。」

音「あんたに布団はないわ!」

朝食

音「頂きます。」

音「フッ…。」

裕一「あ~ いいにおいだな~。 納豆 いいにおいだな~。 う~ん!」

音「臭っ。」

裕一「は~あ。 ♬『いいにおい 納豆は いいにおい』 はあ~! 納豆~! う~ん! うわ~! ああ~! はあ… 納豆~! 100回ネバネバしたら もっともっと うまくなんだよな~!」

喫茶店 バンブー

恵「まだ仲直りしてないの?」

裕一「もう強情で やんなりますよ。」

保「でも楽しかったんでしょ? カフェー。」

裕一「いやいや… そんなことはない。」

保「しかし 納豆攻撃って なかなかやるね。」

裕一「こっちはね 結婚以来 八丁みそ攻撃 食らってますからね。」

保「嫌なら嫌って言えばいいのに。」

裕一「いや… 嫌ってことはないですけど。 毎日っていうのは さすがに きついですよ。」

恵「八丁みそか… はあ…。 みそまんじゅう よく届けに行ったな… 網走に。」

保「あ あ…。」

裕一「あ… 網走?」

恵「最後の面会なんて 『俺のことは もう忘れてくれ』って 鉄格子の向こうで涙してたな~。」

保「初めて聞いた。」

裕一「へえ~。」

恵「ねえ でも 音さん やきもちなんて かわいいじゃない。 裕一さんは 音さんのこと 心配にならないの?」

裕一「うん?」

恵「べっぴんだし 言い寄ってくる男 いるかもよ。」

裕一「いやいやいや… ない ない ない。 あっ ごちそうさま。 帰って 仕事します。」

保「そうそう 切り替えてね。 頑張って。」

裕一「どうも。」

保「網走は寒いの?」

恵「八丁みそか~」きいてないw

保「うん?」

東京帝国音楽学校

発声練習する音

音「はあ」

そこに久志登場

久志「ため息なんて似合わないな。 姿勢を直したら 声が通るようになったね。」

音「プリンス…。」

回想

久志「体を開いて 視線を少し上げてごらん。」

回想終了

音「謎の男?」

久志「はあ?」

音「あっ…。」

久志「伸びる人ほど 助言を素直に受け入れる。 君は見込みがある。」

音「ありがとうございます。」

久志「僕でよければ 相談に乗るよ。」

喫茶店 バンブー

音「こんにちは。」

保「いらっしゃい…。」

音「私 ミルクティーで。」

久志「僕も同じもので。」

保「かしこまりました~。」

保「いいのか? 男と2人って。」

恵「ああ… いいわ~。 大した度胸だわ。]

恵「ごゆっくり。」

2人「ありがとうございます。」

音「千鶴子さんの歌を聴いた時は 衝撃を受けました。 同い年に こんな人がいるなんて。」

久志「確かに 彼女の技巧は とても優れてると思う。 幼い頃から 最高の環境で 教育を受けてきた人だからね。」

恵が音のアテレコを始める

恵「『駄目よ 私は夫がある身』。」

保も久志のアテレコを始める

保「『分かってる。 でも 止めれない。 音さん 愛してる』。」

恵「『もっと早くに出会いたかったわ。 伝吉さん』。」

保「伝吉さんって誰?」

音「悔しいけど… 私が千鶴子さんに追いつくなんて…。」

久志「追いつかなくて いいんじゃないかな? それよりも 自分だけのサムシングを見つけるんだ。」

音「サムシング?」

久志「そう… サムシング。」

恵「あ~あ あんなに見つめ合っちゃって。」

保「こんなことが裕一君に知れたら…。 ええっ!?」

恵「何で戻ってくるの? 早く行って。 止めて。」

裕一「あっ 忘れてた。」

保「どうしたの? 裕一君。」

裕一「いや 帽子忘れちゃって。」

恵「えい!」

裕一「えっ 何…? 何…? ちょ… 帰る…。」

保「何でもない 何でもない…。」

恵「ああっ!」

裕一「帰るって!」

裕一「うん?」

音「裕一さん…。」

久志「ユウイチ…。 古山… 裕一?」

裕一「うん?」

久志「古山? いや 僕だよ…。 佐藤久志。」

回想

久志「存在感はあるのに 気配を消すのは得意なんだ。」

回想終了

裕一「ああっ… 久志! 久志! えっ!?」

久志「アハハハ!」

この再会が やがて 裕一の運命を大きく変えていくのです。

裕一「アハハハハ! うわ~ うれしいな!」

34話へ

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