ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】34話ネタバレ

2020年5月14日放送の【 連続テレビ小説「エール」】34話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

音(二階堂ふみ)が音楽学校のプリンスこと佐藤久志(山崎育三郎)に、歌について相談をしているところに、裕一(窪田正孝)がやってきて、裕一と久志は思いがけず久々の再会をする。裕一がレコード会社の専属作曲家になっていると聞いた久志は、自分の目は正しかったと話す。曲が採用されない裕一に、「いつか必ず道は開ける」と久志は励ますが、その機会は訪れないまま、さらに半年が流れて…。

34話ネタバレ

エール (34)「夢の新婚生活」

木枯とカフェーに行ったことで 裕一と音は大げんか。

そんな中 裕一は思わぬ形で 久志と再会するのです。
久志「まさか こんな形で君と再会するとはね。」
裕一「本当に びっくりだよ。」
音「どうぞ。」
久志「ありがとう。 いい器だ。 すてきだ。」
久志「あっ… 誤解のないよう言っとくけど 音さんと会ってたのは あくまでも相談に乗ってただけだ。 ただ単純に 純粋に 先輩として 彼女の何か助言ができたらと。」
裕一「ふ~ん。」
音「そうよ 変な勘違いしないでよね。 あなたとは違うんだから。」
裕一「まだ そんなこと言ってんの?」
久志「ちょっと どうしたの? けんか中? ちょ… いや… ねえ。 僕に免じて 仲直りしてよ。」
裕一「意地… 意地張って ごめんね。」
音「いいよ。」
久志「フフッ そう それでいいの。 夫婦は仲よくしなくちゃ。 レコード会社の専属作曲家か。 やっぱり 僕の目は正しかったな。」
音「えっ?」
久志「5年生の時に作曲してくる宿題が出てね。 彼が作った曲は先生に絶賛されて 学校でも一躍有名人になった。」
音「へえ~。」
久志「つまり あの時「僕が背中を押したからこそ 今の君がある。」
裕一「フフフ… 久志 変わんないな。」
久志「仕事の方は どうだい? 忙しいのか?」
裕一「曲は毎日書いてっけど なかなか うまくいかないよ。」
久志「まあ 焦ることないさ。 君は選ばれし者なんだ。 いつか 必ず道は開ける。 音さんだって そう思うでしょ?」
音「はい。」
久志「僕も応援する。」
裕一「ありがとう。 早く認めてもらえっといいんだけどね。」
久志「うん。」
でも その機会は 一向に訪れる気配がなく…。
それから半年が過ぎても 道は閉ざされたままで。
そればかりか 更なる試練が待ち受けていました。
コロンブスレコード
裕一「失礼します。」
廿日市「来期の契約料…。」
裕一「はい。」
廿日市「1700円でいいかな?」
裕一「1700…。 い… 今の半額ですか?」
廿日市「初年度の契約金 3500円 あれ 印税の前払い金。 知ってるよね?」
裕一「は… はい…。」
廿日市「君はさ~ この1年 レコード1枚も出せてないわけよ。 本来 会社は その金 返せって言える権利あるのよね。 っていうか 普通 首だよ。」
裕一「はい…。」
古山家

裕一「ただいま。」

音「お帰りなさ~い!」

裕一「うん? 何… どうしたの?」

音「フフッ。」

裕一「うん? 何?」

音「ほほほ…。」

裕一「うん? うん?」

音「はい どうぞ。」

裕一「うん? な… 何これ?」

音「何だと思う?」

裕一「いや 分かんない。 えっ?」

音「ジャ~ン!」

裕一「ち… 蓄音機!?」

音「そう! 裕一さん 欲しいって言っとったでしょう。」

裕一「い… ああ ああ… うんうん!」

音「音楽の仕事には必要なものだし 裕一さんの気分も上がるかなと思って。 …で せっかくだから 奮発して 最新型にしました。」

裕一「ふ… 奮発… 奮発?」

今のお金にすると さ…30万円ぐらいです。

音「うん?」

回想

廿日市「来期の契約料…。」

裕一「はい。」

廿日市「1700円でいいかな? 2年目も契約続けるなんて これ すっごい温情だと思わない?」

裕一「まあ…。 いや でも あの…。」

廿日市「そろそろ利益出してよ~ そのための専属作曲家でしょ?」

回想終了

朝食

裕一「頂きます。」

音「頂きます。」

裕一「音。」

音「うん?」

裕一「昨日ね… 会社で あの 契約の話されて…。

音「うん?」

裕一「えっ? うん? えっ? ああっ… 蓄音機 あれ いいね…。 凄くいいよ。 ありがとうね。」

音「よかった! やっぱり うちで音楽聴けるっていいよね。」

裕一「いいよね! うん。」

音「そうだ… この際だから 頑張って 新しく ピアノも買う?」

裕一「ピ… いや ピアノ!? いやいや 大丈夫… それは大丈夫だよ。 それは大丈夫だから うん」

音「どうしたの?」

裕一「えっ? うん?」

音「裕一さん 変。」

裕一「そ… そんなことないよ。 魚の干物 これ 大きいね!」

音「普通んのアジの干物だけど。」

裕一「いや… いつもより大きいよ うん。 これ ちょっと 贅沢すぎるな うん。」

音「ぜいたくかな~?」

裕一「うん ぜいたくだね! 大きいもん。 うん… 大きい 大きい…。」

音「本当 どうしたの?」

裕一「音… ら… 来年から… 契約が…。」

音「うん?」

裕一「ら… 来年から… 契約金が減らされっことになりそうです。」

音「えっ… どういうこと!?」

裕一「きょ… 去年の3500円から 今年は1700円になりそうです。」

音「はあ!?」

裕一「いや… 本当に ごめん!」

音「何考えとるの!?」

裕一「ほ… 本当に… 本当に ごめんなさい!」

音「何で 裕一さんが誤っとるの?」

裕一「だって これも ひとえに 僕が ふがいないせいだから!」

音「違うよ! 私は会社に怒っとるの。」

裕一「えっ?」

音「半額なんて冗談じゃない。 その話 まだ承諾しとらんよね?」

裕一「正式な契約は… ま… まだだけど…。」

音「よし… 今から 行ってくる。」

裕一「ちょちょ… 音 音! が… 学校は?」

音「こういう時は すぐ動く! こっちの本気を見せなくちゃ。」

裕一「音 音 音…。 ねっ 音 ひとまず落ち着いて。 ごはん食べよう。」

音「裕一さん 私には あなたの音楽家としての 価値を守る義務があるの。」

裕一「はい…。」

音「行ってきます!」

裕一「ちょ… 音… 音~! 音~!」

コロンブスレコード

音「失礼いたします。」

杉山「何ですか?」

音「廿日市さん 少々 お時間よろしいでしょうか?」

廿日市「よろしいでしょうかって そんな急に来られましても…。」

小山田「こちらは?」

音「私 専属作曲家として お世話になっております 古山裕一の家内でございます。」

小山田「古山…。」

廿日市「奥さん… 小山田先生 申し訳ございません。」

小山田「いや~ 構わんよ。 帰るところだからね。 じゃあ また明日。」

廿日市「あっ よろしくお願いします。 今日は お疲れ様でした。 あ~ そこまで お見送りいたしましょう。 お見送り…。」

杉山「大変失礼しました!」

音「なぜ 契約金の減額なんて話に なるんでしょう?」

廿日市「立派な賞を取ろうがどうしようが 庶民が喜ぶ音楽をつくれなきゃ プロとして失格なんですよ! うちの会社が出してるレコードが 赤レーベルと青レーベルに分かれてることは ご存じですよね?」

音「ええ。」

廿日市「赤レーベルは流行歌。 青レーベルは西洋音楽。 古山君は 赤レーベルの作曲家です。」

廿日市「この赤レーベルは居酒屋のおじさんたちに 聴かせる音楽なんです。 彼は そこんところが 分かってないんじゃないかな~?」

音「どういうことでしょう?」

廿日市「余計なことをするんですよ。 普通に盛り上がるメロディーを 作ればいいんです。」

廿日市「それを西洋音楽の こざかしい知識をひけらかし 音楽を台なしにしている! そういうところが鼻につくんです!」

音「分かりました! その点につきましては ご要望に お応えできるようにします。 ですから…。」

廿日市「やっぱり 向いてないんじゃないかな~? 小山田先生は どうして 彼なんかを推薦したんだろう?」

音「小山田先生って… もしかして 先ほどの?」

廿日市「去年の夏 奥さんが 売り込みに来たじゃないですか。 そのあと 小山田先生から 突然 言われたんです。」

回想

小山田「君のところでな 契約してほしいんだよ。」

回想終了

音「でも なぜ 小山田先生が?」

廿日市「こっちが聞きたいですよ。 というわけで 契約金の件は了承して下さい。 もういいですか?」

音「ということは つまり… 廿日市さんは 小山田先生を 随分と 軽く見ていらっしゃるってことですよね?」

廿日市「はあ!?」

音「だって そうじゃないですか。 先生のご紹介で専属契約した主人を こんな ぞんざいに扱うなんて。」

廿日市「いやいや ぞんざいって…。」

音「そうだ。 いっそ 先生に直接お願いした方が 話は早いかもしれませんね。 私 お話ししてきます。 まだ お近くにいらっしゃいますよね?」

廿日市「ちょちょ… ちょっと待った!」音さんの勝利w

古山家

音「というわけで 無事 去年と同じ 3500円で交渉成立しました。」

裕一「お… お… 音! す…すごいな!」

音「だけど 今回は はっきり言われちゃった。 契約金は前払い金だから レコードが売れんかったら返済しろって」

裕一「借金が増えたってことだよね?」

音「そうとも言うよね。」

裕一「うん… だね。」

音「大丈夫! なんとかなるよ!」

裕一「うん… だといいんだけど。」

音「あのね… 今日 小山田先生に会った。」

裕一「えっ えっ えっ!? う… うそ!」

音「裕一さんが専属契約できたのは 私の売り込みじゃなくて 小山田先生の推薦のおかげだったみたい。」

裕一「推薦? えっ? ぼ… 僕を? だって ぼ… 僕 先生に会ったこともないよ。」

音「裕一さんが 国際作曲コンクールで入賞したこと 先生 ご存じだったんじゃないかな? 将来有望な若者がいるって思ってくれたんじゃない?」

裕一「せ… 先生が… 僕を?」

音楽学校

久志「へえ… あの巨匠に 目をかけてもらったのか。」

音「見てくれる人は ちゃんと見てくれとるんですね。」

久志「でも 音さんもすごいな。 会社に直談判しに行くなんて。 大した行動力だよ。」

音「じっとしとれんタチで。」

久志「その行動力 自分のためにも使ってみたら?」

音「えっ?」

久志「鷹ノ塚記念公演の選考会 募集始まるみたいだよ。」

コロンブスレコード

作曲家A「やっぱり そうですよ…。」

作曲家B「ああ…。 貫禄あるよな…」

作曲家A「ええ。」

裕一「小山田先生…。」

35話へ

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