ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】40話ネタバレ

エールの画像

2020年5月22日放送の【 連続テレビ小説「エール」】40話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

早稲田大学の応援団長(三浦貴大)から、早稲田を応援する気持ちをなぜ持ち続けられるのか、その想いを聞いた裕一(窪田正孝)は、自分が音楽をはじめた頃の気持ちを取り戻して、応援歌「紺碧の空」の作曲に取り組む。あっという間に曲を書きあげる。今や売れっ子になった木枯(野田洋次郎)に、もう一度頑張ってみると話す裕一。そして、いよいよ早慶戦の当日。裕一は音(二階堂ふみ)と一緒に野球場で応援する。

40話ネタバレ

エール (40)「紺碧(ぺき)の空」

裕一「団長。」

田中「うん?」

裕一「書けました。」

田中「先生…。」

裕一「うん?

田中「『紺碧』の『碧』が『壁』になっとります。」

裕一「ご… ごめん。」

応援部の部室

事務局長「君たち! もう小山田先生に曲を…。」

小熊「失礼しま~す!」

事務局長「あっ…。」

田中「ラジオば かけときますけん 試合終わるまで辛抱しとって下さい。」

田中「お前たち!」

一同「はい!」

田中「慶應との決戦が始まるばい。 この3年間の屈辱ば晴らす時が来たと! 『紺碧の空』で「若き血』をば倒す!」

一同「はい!」

田中「聞こえんばい!」

一同「はい!!」

田中「早稲田 ここにあり~!」

そして試合当日

実況「早稲田と慶應の一戦 注目の戦いを前にして 球場は満員の観客で 埋め尽くされております。」

御園生「ハハハ… んっ?」

田中「んん~!」

試合開始

実況「戦雲たれこめる 神宮球場 凱歌 いずれにあがるや!? 慶應の先攻 早稲田の守備 さあ 試合開始です! プレイボール!」

初戦は 慶應打線を3安打に抑え前線するも 1対2で敗北。

2戦目。

実況「早稲田 千載一遇 チャンスの場面ピッチャー 投げました! あっ ランナー 走っています!」

早稲田 三原のホームスチールが功を奏し 念願の勝利。

1勝1敗で迎えた3戦目。

裕一は 試合前に合唱指導し…。

一同「♬『すぐりし』」

試合では 一緒になって応援しました。

田中「そ~れ かっ飛ばせ! はい! かっ飛ばせ!」

ラジオ「さあ最終回 早稲田 このまま勝利を収めるか!?」

実況「ピッチャー 投げた! 三振! ゲームセット。」

実況「5対4で早稲田 勝利。 まことに劇的場面であります! 早稲田側スタンド 皆 総立ちとなって 乱舞 また 乱舞!」

ラジオ「早稲田を象徴す えんじ色の校旗が 夕闇にたなびいております。」

ラジオ「早慶 両軍による戦いの歴史が今 ここ 神宮球場に確かに刻まれました!」

古山家周辺の屋台

音「鳥肌まで立っちゃった。 すごかったね。」

裕一「うん… 話には聞いてたけど 実際 体験すっと全く違った。」

音「何だろね? 知らん人同士なのに 一体感が生まれた時の あの興奮って。」

裕一「あれこそ こう 奮い立つってことなのかな?」

音「うん!」

裕一「うん!」

音「フフッ。 裕一さんが また音楽に向き合ってくれて 私 うれしかった。 フフッ。」

裕一「本当にありがとう。 音のこと… もっと… フフ…。」

音「うん? 何?」

裕一「うん? おいしいよ これ。」

音「えっ 何? 言ってよ~。」

裕一「いや…。」

音「何?」

裕一「音のことが もっと好きになった。」

そこに応援部がやってくる

田中「先生~!」

裕一「お~団長! おめでとう!」

田中「いや 先生のおかげです!」

裕一「いや もう 僕は全然 何もしてないです。」

田中「何ば言いようとですか フフッ。 選手たちも 力になったち 口々に言っとりました。 静まり返った学校が 大騒ぎになっとうそうです。」

裕一「えっ?」

田中「早稲田ば救ったのは先生です。」

裕一「救われたのは僕の方です。 おかげで 目 覚めました。」

田中「そげんですか。 何か よく分からんですが 先生のお力になれたとなら 何よりです。」

裕一「いや…。」

小熊「さすが 団長です! 大好きですよ 団長! 団長~!」

田中「やめえ やめえ…!」

田中「あっ… それでは… 全く曲が採用されん先生に…。」

裕一「うん?」

田中「エールば 送りたかと思います。」

裕一「えっ? えっ?」

田中「いくばい!」

一同「はい!」

田中「フレ~! フレ~! こ や ま~! それ~! はい!」

一同「フレ フレ 古山! フレ フレ 古山!」

裕一「ありがとう。」

田中「それでは 最後に お2人に エールば込めて…。 歌います『紺碧の空』! はい!」

一同「♬『紺碧の空 仰ぐ日綸 光輝あまねき 伝統のもと すぐりし精鋭 闘志は燃えて 理想の王座を 占むる者われ等 早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田』。」

一同「♬ 『青春の時 望む栄光 威力敵無き 精華の誇 見よこの陣頭 歓喜あふれて 理想の王座を占むる者 われ等 早稲田 早稲田  覇者 覇者 早稲田』。」

まだレコードを1枚も出していない22歳の無名作曲家が作った 第六応援歌『紺碧の空』は 程なく 早稲田の第一応援歌へと昇格し 現在もなお 力を与え続けています。

小山田の仕事場

事務局長「申し訳ございませんでした!」

小山田「それはもういいって言ってるだろう。」

事務局長「初戦で監禁され 既成事実となってしまったため そのあと 取り消すことができませんでした。」

事務局長「今後は 先生の歌を優先的に使用する旨 指導いたしますので どうか ご了承を!」

小山田「それはもういいって言ってるだろう!」

古山家

音「こっち?」

裕一「逆 逆… うんうん。 あっ いいね フフフ。」

音「慶應のお礼は 銀の食器だったらしいよ。」

裕一「僕は こっちの方が好きだな。 フフフ。」

コロンブスレコード

♬「つつめば燃ゆる 胸に火に 身は焦れつつ」

木枯「変だろう? B面の曲だったのに…。」

裕一「まあ でも 木枯正人のデビュー曲だもん。」

木枯「まあね…。 最初に出した時は 認めてもらえなかったけど。」

録音室

木枯「大丈夫 入って。」

裕一「うん? いや… サロンで話せばいいのに。」

木枯「あ~… あそこだと いろんな人に声かけられるから。」

裕一「フフッ さすが 売れっ子だね。」

木枯「そんなことより… いろいろ聞いて 心配してたんだよ。」

裕一「あっ…。」

木枯「大丈夫?」

裕一「うん…。 も… もう1回 頑張ってみようかって 思ってる。」

木枯「そっか…。 よかった。」

裕一「うん。」

裕一「木枯君 曲 書けなくなったって経験ある?」

木枯「あ~… ギター持っちゃえば 何かしら浮かんでくるけど。」

裕一「そっか。」

木枯「曲が浮かんでこないって どんな気分なの? 教えてよ。 僕も いつか 書けなくなる時が来るかもしれない。」

裕一「僕… ずっと自分 見てた。 ただひたすらに 自分 自分 自分。 僕の頭ん中 僕でいっぱいだった。 そこに誰も… 誰も入る余地なんてなかった。」

木枯「へえ~… 俺は かわいい女の子でいっぱいだけどね。」

2人「フフフフ…。」

裕一「僕は 自分の力 示すことに固執してた。 うん… そんな 独り善がりの音楽 伝わるわけない。」

木枯「やっぱり 君は天才だよ。」

裕一「フフフ…。 天才なら とっくに気付いてるよ。」

木枯「天才だから気付かないんだ。」

裕一「ありがとう。 …といっても これから 何を どうしていいか分からないんだけどね。」

木枯「誰かを思い浮かべるんだろ? 目を閉じてみたら?」

裕一「うん…。」

裕一「うん? あっ!」

木枯「えっ?」

裕一「あっ!」

木枯「えっ?」

裕一「あっ!」

木枯「えっ?」

裕一「あ~! えっ? ああ…。」

木枯「何? 何?」

裕一「そうだよ… あっ あっ!」

廿日市「古山君 何してたの!?」

裕一「このままのやり方じゃ駄目だ!」

木枯「ああ…。」

裕一「今… 今できることを 頑張ってやってみるから! ありがとね! 本当にありがとう!」

廿日市「お~い! 古山君!」

音楽学校

潔子「息が続かなくてたおれちゃったのよ。」

音「え~?」

潔子「フフフ それでね みんな ためらっちゃって 声が出なくなっちゃったの。」

音「ふ~ん。」

千鶴子「やめたのかと思った。」

千鶴子「 2次選考会まで あと2週間。 なのに あなたは 先週 休んだ。 あなた 本気で歌手を目指してるの? それとも 私がいるから諦めてるの?」

音「もしかしたら 諦めていたのかもしれない。 今から千鶴子さんの技量を超すのは無理だって。 でも 歌は… 音楽は技量だけじゃない。」

音「心から生まれるものだってことを 昨日 彼のおかげで知りました。 ヴィオレッタ 本気で勝ち取りにいきます。 よろしくお願いします。」

音「行こっか。」

古山家

裕一「うん。」

鉄男「おう…。」

喫茶店 バンブー

裕一「大将 一緒に曲作んないか? 君も そろそろ 夢に向かって進む時期だ。」

裕一「しかも… 歌うのは久志だ!」

久志「久しぶり。 覚えてると思うけど… 佐藤久志です。」

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