2020年5月25日放送の【 連続テレビ小説「エール」】41話のネタバレです。
連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。
現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
早稲田の応援歌「紺碧の空」の作曲で、少し自信を取り戻した裕一(窪田正孝)は、福島で記者をしている鉄男(中村蒼)を呼び出す。久志(山崎育三郎)もやってきて、久しぶりに顔を合わせる三人。裕一は自分が曲をつくって久志が歌うので、鉄男にいつか詞を書いてくれと頼む。一方、音(二階堂ふみ)は、音楽学校で記念公演の審査員をつとめる予定の双浦環(柴咲コウ)を見かけて思わず声をかける。
41話ネタバレ
エール (41)「東京恋物語」
喫茶店 バンブー
裕一「大将 一緒に曲作んないか? 君も そろそろ 夢に向かって進む時期だ。」
裕一「しかも… 歌うのは久志だ!」
鉄男「誰?」
裕一「あれ?」
久志「久しぶり。 覚えてると思うけど… 佐藤久志です。」
鉄男「議員の息子か!」
裕一「そう!」
鉄男「すぐ いなくなるやつだ。」
裕一「アハハハ!」
裕一「ほら 座って 座って。 久志の ほら。 大将 東京来て一緒に夢かなえよう!」
久志「鉄男君 人生は短いよ。」
裕一「ああ… う~ん 何か燃えてきたな! うん 頑張ろう! マスター 景気づけに ホットケーキ5段重ねで!」
保「えっ?」
鉄男「何なんだ? 一体。」
久志「いや 分かるよ その戸惑い。 応援部の影響なんだ。 今は 興奮状態だが いずれ落ち着く。」
裕一「あ~ マスター やっぱり 10段重ねで!」
保「ちょっと むちゃ言い過ぎなんじゃないかな?」
裕一「あっ やっぱ 10段駄目ですか。」
保「そうじゃなくてさ 彼 福島で仕事してんだろ?東京に来て どうやって生活すんの?」
恵「こっちで仕事は見つかるの? 住むところは どうするの?」
裕一「えっ… それは…。」
久志「確かに。」
裕一「いや… だって 君 さっき 人生は短いって言ったよ。」
鉄男「悪いけど 今は 記者の仕事で手いっぱいなんだ。」
裕一「えっ… 詩は書かないの?」
鉄男「詩は いつでも書ける それより まずは きっちり仕事して 安定した給料もらって 家族を養えるようになんねえと。」
裕一「そ… そうだよね。 ごめん 大将には大将の計画があるよね。」
裕一「そっか… こっちこそ あの… わざわざ 福島から来てもらったのに ごめんね。」
鉄男「それは構わねえよ。 どうせ 東京には用事あった。」
久志「取材か?」
鉄男「まあ…。」
店を出て何処かは向かう鉄男
音楽学校
教師「今日は 特別講師をお招きしました。 双浦 環先生です!」
生徒たち「えっ!?」
生徒たち「うそでしょ… すごい…!」
教師「双浦先生には 記念公演の審査もして頂きます。」
生徒たち「すごい!」
環を覗いている音たち
生徒たち「あっ…」
音「環先生。」
音「あの… 私 子どもの時 先生に お会いしたことがあるんです 教会で。」
環「教会?」
音「豊橋の教会です。 その時 レコードを頂きました。」
回想
環「よかったら 聴いて。」
回想終了
環「あの時の! 確か… お父様と一緒だったわね。」
音「そうです! えっ… 覚えて下さったんですか?」
環「あなた この学校に入ったのね。」
音「はい。」
潔子「音さん 双浦先生と知り合いなの?」
和子「すごい!」
音「知り合いってほどじゃ…。」
環「あなた 夏目千鶴子さんよね?」
千鶴子「はい。」
環「去年のソロリサイタル 拝見しました。」
千鶴子「えっ… 本当ですか!?」
環「みずみずしくて とってもすてきだった。 いい刺激になったわ。」
千鶴子「光栄です。 ありがとうございます。」
潔子「やっぱり千鶴子さんは別格ね」
和子「うん…。」
古山家
裕一「双浦 環!? すごいね!」
音「うん! 環さん 記念公演の審査員も やるんだって。」
裕一「えっ… じゃあ 彼女の前で歌うってこと?」
音「そう! 今から緊張しちゃう。」
裕一「いや 音は いつも通りやれば大丈夫だから。」
音「そうだね。」
裕一「うん!」
音「ありがとう。 鉄男さんは元気だった?」
裕一「うん! あっ 音によろしくって。」
音「会いたかったな。」
裕一「また来るってよ 大将。 最近ね 東京に よく来てんだって。」
音「大将?」
裕一「うん! あ~ 乃木大将。 子どもの頃はね みんなに そう呼ばれてたの。 学校でも有名な悪ガキだったな~。」
回想
太郎「こうして…。」
鉄男「やめろ。」
裕一「でも 卑怯なことは絶対しない 筋の通ったやつで…。」
裕一「苦労してても 人には こう 見せない強さがあった。」
回想終了
裕一「大将も いろいろあっただろうに…。 「東京 来い」とか軽々しく 悪いこと言っちたな。」
音「そんなことないと思うよ。」
音「幼なじみに気にかけてもらえて うれしかったんじゃないかな?」
裕一「…だと いいんだけどね。」
コロンブスレコード
廿日市「早稲田の応援歌 作ったんだって? いや~ 大したもんだ~。」
裕一「あ あ… ありがとうございます。」
廿日市「内じゃ 1枚もレコード出せてないのに いい度胸だよね~。」
裕一「すいません…」
廿日市「よそで張り切るのもいいけどさ そろそろ うちでも利益だせない?」
裕一「はい。」
廿日市「でね… 地方小唄 作ろうと思ってさ。 はやってるでしょ? 今。」
地方小唄 要するに ご当地ソングです。
廿日市「…で 磯貝王次郎っていう作詞家に 今 横浜の地方小唄の詞を 作ってもらってるんだけど」
廿日市「第2の西條八十といわれている 大型新人だ。 君 曲 作んない?」
裕一「ぼ… えっ 僕でいいんですか!?」
廿日市「こ~れ 大抜擢だよ~! 社長も これに社運賭ける っつってんだから。」
裕一「えっ… ぼ… 僕 頑張ります! あ… ありがとうございます!」
廿日市「うん。」
裕一「はい… 頑張ります!」
木枯「おっ 裕一。」
裕一「うん? お~ 久しぶり!」
木枯「聞いたよ。」
裕一「何を?」
木枯「♬『紺碧の空』 あれ 最高だな。」
裕一「いや 本当に? うれしいな!」
木枯「今夜 空いてる?」
裕一「えぅ?」
木枯「お祝いさせてよ。」
裕一「えっ? あっ… もしかして また…?」
木枯「新しい子が入ったんだよね~。」
裕一「いや… うれしいけど ああいうとこ…。」
木枯「いいから。 いいから いいから。」
裕一「いや 本当に 本当に…!」
木枯「いいじゃん お祝いだから!」
裕一「本当に ちょっと… いやいや…。」
カフェー パピヨン
希穂子「希穂子と申します。」
裕一「初めまして~ フフフ。」
希穂子「古山さんも作曲家さんなんですか?」
裕一「はい。」
木枯「うん… この前 早稲田の応援歌を作ったんだよ。」
希穂子「まあ すご~い!」
木枯「いい曲なんだよね~ ああいうのは 僕には とても書けない。」
裕一「いや 君に そう言ってもらえっと 何か自信になる。」
木枯「やっぱりさ 西洋音楽の基礎があるって 強いんだな。」
裕一「そうかな?」
木枯「あの『覇者 覇者』。 あそこだって 本当に うまいこと 音に乗せてる。」
裕一「いや… そこ 一番苦労したとこなんだよね フフッ。」
希穂子「木枯さんのお墨付きなら 優秀な方なのね。」
裕一「いや そだこと… 僕なんか ま… まだまだです。」
希穂子「もしかして 福島ですか?」
裕一「えっ そうですけど… えっ もしかして?」
希穂子「少しだけ いたことがあるんです。」
裕一「え~!」
希穂子「福島 いいとこですよね。」
裕一「いいとこですよね! ハハハ…。」
古山家
裕一「ただいま。」
音「お帰り。」
裕一「起きてたんだ?」
音「うん。 明日 2次審査だから 譜面 見ておこうと思って。」
裕一「あ~ そっか。 が… 頑張ってね。」
音「うん ありがとう。」
音楽学校
教師「それでは ヴィオレッタ役の 第2次審査を始めます。 では 夏目千鶴子さん。」
千鶴子「はい。」
2次審査が進んでいく
環「ご苦労さまでした。 皆さんに ひとつ 質問があります。 歌っている時に何を考えていましたか?」
生徒A「えっと 無心でした。」
生徒B「音程と流れを意識してました。」
生徒C「発音に気を付けていました。」
千鶴子「観客に喜んでもらえるようにと 考えていました。」
音「私は… 歌って楽しいなって思いながら 歌っていました。」
生徒たちだけが残され 先生方は審査に入りました。
教師「それでは 審査結果を発表します。 最終選考に進むのは… 夏目千鶴子さん」
教師「そして… 古山 音さんのお2人です。」
音「環先生! ありがとうございました。」
音「何だか… 夢みたいです。」
環「古山さんは 審査の基準を 十分に満たしていたわ。 ただ… 最終選考で勝つのは 難しいでしょうね。」
音「えっ?」