ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「エール」70話「弟子がやって来た!」ネタバレ

2020年9月18日放送の【 連続テレビ小説「エール」】70話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年9月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

梅(森七菜)は、文芸ノ友新人賞の授賞式で再会した幼なじみでもある先輩作家の幸文子(森田想)との対談にのぞむ。梅にライバル心を燃やして冷たい態度をとる文子だったが、梅はふるさとの豊橋への思い、そして作曲家をあきらめて古山家を出ていった五郎(岡部大)への思いを素直に語る。梅の気持ちを知って、喜ぶ裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)。対談後、梅は五郎をあちこち必死に探し回り…。

70話ネタバレ

エール (70)「弟子がやって来た!」

五郎の旅立ち

五郎「お世話になりました!」

華「五郎ちゃ~ん…。 五郎ちゃん…。」

音「もう泣かない。 もう泣かない。」

華「五郎ちゃん…。」

回想

五郎「ほら その顔。 子どもが怖がっちゃいます。」

五郎「もっと…自分を好きになって下さい。」

五郎「居場所なんて どこにもない。」

回想終了

梅と幸文子の対談

梅と幸文子の対談の日が来ました。

「わかりました。」

「よろしくお願いします。」

文子「どうも」

「あ~ 先生 どうぞ こちらにお掛け下さい。」

「それでは 幸 文子先生と関内 梅さんの対談を始めます。」

梅「よろしくお願いします。」

文子「よろしく。」

「幸先生は 関内さんの受賞作 どうお読みになりました?」

文子「透明感があって 郷愁をいざなう すてきな作品だと思いました。 ただ… 人間描写としては もう少し深くてもと感じました。」

「関内さんは 先生の最新作 お読みになりました?」

梅「読みました。 すばらしい作品です 勉強になりました。」

文子「フッ… 偽善者。」

「あっ… え~っと… 関内さん。」

梅「はい。」

「現在 2作目を執筆中と伺いましたが 今後のご展望は?」

梅「私は 豊橋に帰ります。」

「えっ? せっかく受賞なさったのに…。」

梅「豊橋は 私の全てが詰まった場所です。 家族や友人との思い出 潮騒 馬の足音。 豊橋が いかに大切な場所か 離れて初めて気付かされました。」

梅「それから… 私には 掛けがえのない人ができました。 彼は居場所を探しています。 私が その居場所になりたい。 自分らしくいられる豊橋に その人と帰ります。」

文子「ああ… バカバカしい。 私 帰ります。」

「あっ いや 先生 あの…。」

梅「結ちゃん!」

文子「何?」

梅「結ちゃんは どうして本を書くの?」

文子「くだらない… 本当にくだれない! 何なの? あんた。 やっと勝てたと思ったのに また追いついてきて。 今度は勝手に逃げるの? 何なの? 私の人生に付きまとわないでよ! 目障りなのよ!」

文子「…っていう怒りかな 書く理由は。」

梅「うん… 分かった。 ありがとう。」

文子「あのさ…。 この世には 何もしなくても注目される人間がいるの。 それが あなた。 あなたは最初から何でも持ってる。 不公平だと思わない?」

梅「私は… ずっと あなたに嫉妬してた。」

文子「私に?」

梅「うん… あなたに。」

古山家

裕一「えっ? 五郎君なの!?」

音「そう。」

裕一「えっ…。」

華「そうそう!」

裕一「えっ…。 久志 五郎君に負けたってこと?」

音「そう!」

裕一「この世には 信じられないことが起こるもんだね!」

音「梅は 五郎ちゃんを 豊橋に連れて帰りたいらしいの。」

裕一「そうなんだ!」

音「裕一さん 五郎ちゃんがどこに行ったか 分かる?」

裕一「いや… う~ん それは あの…。」

華「お父さん 頼りにならないね~。」

裕一「ごめんなさい。」

五郎を捜す梅

梅「五郎さん?」

梅「五郎さ~ん!」

姿を現す五郎

梅「五郎!」

梅「あなたは 私のことが好きですか?」

五郎「好きです。」

梅「だったら どうして あなたは逃げたんですか?」

五郎「僕は… 先生や梅さんのような才能がありません。 何もない人間なんです。 梅さんには… ふさわしくない。」

梅「私は あなたを必要としています!」

五郎「信じられません。」

梅「信じろ! 豊橋 私と行こう。 ねっ?」

五郎「はい。」

古山家

裕一「いや~ 本当によかったね。」

五郎「心配おかけしてすいません。」

音「五郎ちゃん 義弟になるんだね。」

華「五郎叔父さんと梅叔母さん。 …じゃなくて 梅おねえさん。」

音「何? 梅に言われたの?」

梅「当たり前でしょう。 この年で『おばさん』はきついわ。」

裕一「あ~ 仕事を見つけないとね 五郎君。 僕がいうのもね… あれだけど。」

梅「その件について…。」

裕一「うん。」

梅「帰って お母さんに話すつもりなんだけど…。」

夜 裕一と音

裕一「まさか 五郎君を関内家の跡継ぎにする 計画だったとはね~。 梅ちゃんも抜け目ない。」

音「ねっ。 結婚の条件まで考えてるとは。」

回想

梅「岩城さんに 1人前の職人として認めてもらえたら 結婚します。」

裕一「ふ~ん…。」

五郎「頑張ります!」

裕一「フフッ… うんうん。」

音「五郎ちゃん 知ってる? うちの馬具職人の岩城さん… かなり怖いよ。」

五郎「えっ!?」

裕一「怖いよ かなりね。」

五郎「ええっ!?」

回想終了

音「何だかんだ あの子が1番しっかりしてるわ。」

裕一「まあ これで一安心。」

音「五郎ちゃん 梅 結婚おめでとう。」

裕一「うん おめでとう。」

2人とも ちょっと気が早いんじゃない?

梅の部屋

五郎「まずは 1人前の馬具職人になれるように 頑張っから。」

梅「馬 得意だもんね。」

五郎「ヒヒ~ン!」

いろいろありましたが 梅と五郎は 2人で 新たな道を歩んでいくことになりました。

そして ここに 未練がましい男が1人。

鉄男のおでん屋

鉄男「さあ どこの酒でしょうか? 始め!」

久志「越山暖梅!」

五郎「六海山!」

鉄男「当たり~! 五郎の勝ち~!」

五郎「よしっ!」

久志「梅ちゃんのことは君に任した。 必ず幸せにしろよ。」

五郎「はい!」

久志「よし… ほら行け!」

五郎「ありがとうございました!」

鉄男「頑張れよ!」

五郎「はい!」

久志「しみるな…。」

鉄男「ほら飲め。 今日はとことん飲むぞ。」

古山家

五郎という よき理解者を得て 梅の執筆活動は順調に進みました。

そして 5日後 五郎と梅は 豊橋に旅立ちました。

裕一の仕事場

音「なんか… 静かだね。」

裕一「うん… ねっ。 五郎君が置いてった。」

音「ふ~ん。 いい曲だね。」

裕一「うん。 よ~く書けてるよ。 誰のまねでもない。」

音「才能って何だろうね~?」

裕一「ね~。 あっ… お母さんに言ってるんだよね?」

音「うん。 手紙書いた。」

裕一「よかった。」

関内家

配達が遅れて 音の手紙は まだ届いていませんでした。

岩城「本当に梅さんまで 東京に やっちゃってもいいですか?」

光子「ええ。 やっと夢がかなったんですもの。 応援するのが親の役目でしょう。」

「郵便で~す」

光子「は~い!」

玄関

光子「ご苦労様です。」

「どうも~。」

光子「音から?」

音「『前略 突然ですが お母さんに 報告しなければならないことがあります』。」

光子「梅が帰ってくる!」

岩城「えっ!?」

梅「ただいま。」

光子「えっ?」

五郎「失礼します! 初めまして 婚約者の田ノ上五郎です!」

岩城「男連れですかん…。」

光子「さあ どうぞ 上がって。」

五郎「失礼します。」

こうして 関内家の新しい生活が始まりました。

光子「荷物全部… ねえ もう…。」

梅の2作目は無事に出版され 全国に販売されました。

関内馬具

岩城「もういっぺん。」

五郎「はい!」

岩城「そいじゃ いかん。 削った面が波打っちゃっとるだら。 おんなじ角度と厚さで 削れるようにならんといかんわ。」

五郎「すいません。」

まさか このあと 五郎が1人前と認められるまで う~ん年かかるとは 誰も思っていませんでした。

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