【 連続テレビ小説「純と愛」】100話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第9巻。純が始めた「24時間コンシェルジュ」の効果もあってか、「里や」に少しずつ客が増えていく。そんなある日、満田という男が現れて蘭に復縁を迫ってきて…。第17週「えいえんのあい?」と第18週「えがおのゆくえ」を収録。
100話ネタバレ
狩野家
正「ただいま。」
マリヤ「お帰りなさい。」
正「あれ? どうしたんだよ これ?」
剛「どうしたの 朝っぱらから?」
正「母さん? 母さん?」
剛「どうしたの お母ちゃん? お母ちゃん? またお姉がなんかやったんだろ?」
剛「お母ちゃん。」
マリヤ「純ちゃんと愛君がお義母さんのために部屋を模様替えしたら お義父さんが宮古には帰らないとかって それで…。」
正「それで どうしたんだよ?」
晴海「もういいよ。 冷静に考えても もう 宮古に帰るのは無理なんだから。」
剛「全部お姉のせいだぞ お姉が勝手に部屋変えたりするから。」
正「大体な お前は自分が正しいと思ってなんでもかんでも暴走しすぎなんだよ!」
剛「そうだよ! こういう時は 俺達兄弟に相談してもらわないとさ。」
カッチーン!
純「何よ 2人して勝手なこと言っちゃっちゃってさ。」
正「あ?」
剛「微妙に言えてないし。」
正「まあ とにかく これから 家のことは 俺が長男として決めるから。」
おじぃ なんでいつの間にか私が悪者になってるわけ?
里や
食堂
純「おはようございます。」
純「セニョールさん 例のヤツお願いします。」
忍「本当にやるんですか?」
純「やります。 おはようございます あの 早速ですけど これ 持ってもらっていいですか?」
久世「私を笑わせようとしてるの?」
純「はい。 あのそれを 強風にして私にあててもらっていいですか? ここら辺がいいです ここら辺希望で。」
忍「オープン・ユア・アイズ。」
純「タイタニック!」
サト「バカだね。」
純「ちょっとこれ すみませんね 変な顔の人。 あわあわあわ。」
久世「…。」
純「もっと 顔の変な人。」
忍「え? あわあわあわ。」
サト「はは。」
羽純「退場。」
サト「社長。」
純「はい。」
サト「あまり無理しない方がいいよ。 っていうかなんか 今日はやけになってない あんた?」
純「いや 家族への怒りのエネルギーがもう。」
サト「え?」
蘭「また なにか あったの? お兄さんたちと?」
純「結局ウチの男どもは 名前負けしてるんですよ ウチの兄は正って言うんですけど ほとんど正しくないし。 弟は剛だけど ちっとも強くないし。 父は善行って言うんですけど 悪い事ばっかりするし。 うー また怒りのエネルギーが!」
サト「はいはいはい。 でも落ち着いて どうどう どうどう どうどう。」
マリヤ「純ちゃん ごめんちょっといい?」
純「あれ お姉ちゃん どうしたの?」
マリヤ「実は剛君が…。」
純「何? あいつまた なんかやったの?」
マリヤ「ずっと お義母さんのそばにいるって張り切ってるのは いいんだけど なんか ペット療法とか言って お義母さんを 無理やり犬と 遊ばせたり。」
マリヤ「あと 音楽聴くのも 病気のためには いいとか聞いて 暇があったら お義母さんの前でずっと 歌ってて お義母さん 剛君のこと好きだから なんでも はいはいって言うけど 結構ストレス溜まってると思うんだよね。」
純「そっか。 でも私も余計なことするなって言われたんだよね お兄ちゃんたちに。」
マリヤ「そんなこと言わないで 純ちゃんいなかったらダメになるよ ウチの家族。」
お姉ちゃんだけだよ こんなこと言ってくれるの
純「うん。」
狩野家
純「あ?」
剛「おかえり。」
純「ただいま ねえ なにやってるの 剛?」
剛「絵描くのも脳の活性化になるって聞いたからさ お母ちゃんと一緒にやってたんだ。 ちょっと これ見てみて。」
純「なにこれ?」
剛「お姉をイメージしてみました。」
純「はあ?」
剛「似てるでしょ?」
マリヤ「似てるかも 純ちゃんに。」
剛「でしょ?」
純「やめてよ 似てないよ。 で お母ちゃんどこ行ったの?」
剛「え? あれ? さっきまでいたのに。」
純「お母ちゃん。」
剛「お母ちゃん。 あれ?」
純「ん?」
マリヤ「純ちゃん。」
純「うん。」
マリヤ「お義母さんの靴ないから外出た 違う?」
純宅
愛「はい 分かりました じゃあ 僕も探してみます。」
純「お願い。 もしかしたら 里やに来るかもしれないから 私 じゃあ そっちに行ってみる。」
愛「はい。」
狩野家
善行「おい。 あの 焼き芋あったんでな 一緒に食べへんか? こんな珍しいもん売ってたからな。 焼き芋は… おい おい! おい!」
メールの通知
善行「『お父ちゃん 今どこに いるの?』おまえこそ どこにいてんねん『お母ちゃんが 行方不明になった。』え? おい!」
里や
玄関前
警官「了解しました 以上大正105。 今のところ おかあさんらしき方が保護されているという連絡は 入ってないですね。」
純「そうですか。 わかりました ありがとうございました。」
どこ行っちゃったのよ お母ちゃん。
回想
晴海「もう 宮古の海 見られないのかね。」
港
純「お母ちゃん お母ちゃん! お母ちゃん! お母ちゃん!」
里や
純「愛君! お母ちゃんは?」
愛「中にいます 純さん。 こっち こっち。」
純「何?」
愛「いきなり どこ行ってたのって聞いちゃうと お義母さん 家族に心配かけたと思って傷ついてしまうと思うんです。 それと。」
純「うん。」
愛「なんか ウチの母と楽しそうに喋ってるんですけど。」
純「え?」
晴海「本当にすみません。 いつも純が迷惑かけて。」
多恵子「もう慣れましたから。 そちらこそ 愛に迷惑してるんじゃないですか? 本性が読めるとか言って。」
晴海「いえ でも昔から あんな感じの変わった息子さんだったんですか?」
多恵子「いえ 小さいころは ニコニコ笑顔絶えさない優しい子で なんで私みたいな女から あんなに良い子が生まれたんだろうって 不思議でした。」
晴海「私も同じです。 なんで 私みたいな女から 純が生まれたんだろうって でもあの子がいてくれて 本当に助かりました。 正と剛は優しい子だけど 頼りないから 私の代わりに おとうさんに言いたいこと全部言ってくれるし。 あの子がいつも 頑張ってるのみたら どんなに 落ち込んでいても 沢山元気もらえて 純が生まれてきてくれて 本当によかった。」
正「おいおい 何やってんだ お前たち?」
剛「お母ちゃん 中にいるんでしょ?」
純「ちょっ ちょっと待ってって言ってるでしょ。」
晴海「何やってるの あんた達?」
剛「お母ちゃんこそ どこにいたの?」
晴海「え?」
多恵子「待ち合わせして 2人で会ってたのよ。」
剛「え?」
正「何のためにですか?」
多恵子「もちろん あなた達の悪口言うためよ ね?」
晴海「はい。」
多恵子「それじゃあ 私は そろそろ。」
純「あの お義母さん ありがとうございました。」
多恵子「別に あなたに お礼を言ってもらうようなことはしていませんから。 それより せっかく家族がそろったんだから みんなで 食事でもしたら? おかあさん あなたたちを仲直りさせようと 鍋作ろうとしてたみたいだから。」
愛「お母さん 僕に何かできることがあったら なんでも言ってください。」
多恵子「じゃあ 一緒にウチに帰って鍋でも食べる?」
愛「え?」
多恵子「冗談よ 鍋イヤなこと知ってんでしょ?」
剛「うん ウマい。 美味しいよ お母ちゃん。」
サト「カニなんて何十年ぶりよね。」
剛「愛君 お代わり。」
愛「あ カニ入れる?」
剛「うん カニお願い。」
純「ねえ お母ちゃん。」
晴海「うん?」
純「里やに来ない?」
晴海「ええ? ここならさ 宮古の雰囲気もなんとなく味わえるし 必ず誰かいるから お母ちゃん 独りぼっちになることもないでしょ。」
晴海「でも 女将さんに迷惑でしょ。」
サト「ウチはもう全然 ちょうどいいから セニョールに料理教えてやってくださいよ。 いっつもね客が 微妙に残すのが気になってて。」
忍「是非ともお願いします。」
純「ねえ お兄ちゃん 剛 いいでしょ?」
正「まあ 今のところ ベストチョイスかな?」
剛「うん まあ お母ちゃんがいいなら いいけどさ。」
純「いい?」
うなずく晴海
純「じゃあ 決まりねお母ちゃん。 よろしくお願いします。」
愛「食べましょう 食べましょう。」