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連続テレビ小説「純と愛」101話「えがおのゆくえ」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】101話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第9巻。純が始めた「24時間コンシェルジュ」の効果もあってか、「里や」に少しずつ客が増えていく。そんなある日、満田という男が現れて蘭に復縁を迫ってきて…。第17週「えいえんのあい?」と第18週「えがおのゆくえ」を収録。

101話ネタバレ

里や

純「こちらです どうぞ。 鍵ここ 置くね お母ちゃん。」

晴海「うん。」

おじぃ お母ちゃんにウチのホテルへ来てもらうことになりました。

純「あ やることない時さ 下の食堂に来たらいいじゃん 他のお客さんもみんな そうしてるから あそこね ウチのロビーみたいなもんなの。」

晴海「分かった。」

純「あとさ。 これ持ってて。」

晴海「これ なんなの?」

純「もし 迷子になったりしたとき 帰り道とかわかんなくなったら これ 誰かに見せたら大丈夫だから。 あ イヤかもしれないけどさ 念のためね 念のため。」

晴海「ありがとう。」

はあ…。 おじぃ もっと お母ちゃんを笑顔にするようなことしてあげたいのに。

純「じゃあ 私 仕事戻るね。」

晴海「うん。」

純「失礼しました。」

純宅

愛「純さん。」

純「うん?」

愛「どうしたんですか?」

純「うん? これからねお母ちゃんに日記書いてもらおうと思って 1日1秒でもいいから日記を書くと 記憶する力が強くなるんだって。」

愛「ああ…。」

愛「それで このアルバムは?」

純「それは 家族の顔とか 今まであったこととかを忘れさせないために 何度も見せるんだって。」

愛「純さん 小さい時は 女の子みたいですね。」

純「は? ちょっと それ どういう意味?」

愛「あ いや 純さんは 今が一番 ステキですけどね。」

純「もう。」

チャイムが鳴る

愛「はい。 あ。」

山田「あの お借りしたタオルとTシャツお返ししようと思って 洗濯しておきましたから。」

愛「あ いや そんな よかったのに あ ありがとうございます。」

山田「となりが愛さんで本当に助かりました。」

純「どういうこと? なんでとなりの山田さんが 愛君のTシャツ返しにくんのよ。」

愛「誤解しないでください。 風邪引いて寝込んでいて 1人じゃ大変だからって看病しにいっただけで。」

純「でも なんか怪しいよね こんなところに住むようなタイプには見えないし あ 結婚詐欺とかなんかなんじゃないの?」

愛「純さん それは 考えすぎですよ。」

里や
食堂

サト「わかります? なんで いつも客が微妙に残すのか?」

晴海「多分 味が薄いんじゃないかな?」

サト「でしょう? あたしもいつも濃くしろって言ってんですよ。 どうしてやらないの セニョール?」

忍「ああ どういう味付けにしていいか自信がなくて…。」

晴海「そんなこと言ったらダメよ。 料理は自分が美味しいと思うもの 出すことが大切じゃない?」

忍「あ 勉強になります。」

晴海「え? どうしたの 純?」

純「あ いや お母ちゃん 楽しそうだなと思って。」

晴海「あんたが言った通り ここにいると宮古にいるみたいで 本当にいい気持ちになるね。」

純「でしょう?」

久世「お水ちょうだい。」

純「あ ただいま!」

純「おまたせしました。 あれ? お客さんここになにかついてますけど。」

純「あら? こんなところにも。 あら こんなところにも。 ここにも ここにも。」

(拍手)

純「みんな 拍手ー!」

やっぱり 笑わない。

純「すみません…。」

客室

晴海「懐かしい。 正が生まれた時 色も白くてさ 未熟児だったから 抱いていても 本当に軽くて ちゃんと育つか 心配で 夜も眠れなかったさ。」

純「へえ。」

晴海「剛はさ 生まれてすぐ ミルクもよく飲むし いつも両足バタバタさせて 私 蹴るの。 もう それが痛くてさ。」

純「今と変わんないね。」

晴海「本当ね。」

純「あ 私は?」

晴海「あんたは。」

純「うん。」

晴海「あれ? なんだっけ?」

純「やだ ちょっと お母ちゃん。 酷いよ もう。」

晴海「今思い出すから。」

純「いや いいよ 大丈夫大丈夫 無理しないでよお母ちゃん。」

晴海「思い出した。」

純「うん?」

晴海「純が生まれた時。」

純「うん。」

晴海「とにかく おとうさんが喜んでね。 ずっと あんたを抱いて離さなかったよ。」

純「ウソ…。」

晴海「おとうさん 顔 クシャクシャにして 純はいい子だな 純はいい子だなって。 あんたが動物園好きだって 分かったら 休みの日にどっか行くって言ったら いつも動物園さ。」

回想

晴海「純 これだけは 忘れたらダメだよ。」

純「うん?」

晴海「おとうさんは あんたのことを 本当は誰よりも 愛しているよ。」

玄関前

(メールの通知)

善行「『お母ちゃんは 今ウチのホテルにいます。』分かってる。」

善行「今俺は目の前におんねん『どこにいるの?早く会いに来て。』そう言われると逆に行きにくい…。」

たこ焼き屋 かよちゃん

誠「たこやきちょうだい。」

剛「あ いらっしゃい。 誠ちゃん!」

誠「あんた なんで ここで働いてんの?」

剛「ああ お母ちゃんになんもしてあげられないから せめて なるべく近くにいようと思って。」

誠「ふーん。」

剛「そっちこそ なんで ここに?」

誠「愛ちゃんから 頼まれたの あんたが落ち込んでるから 励ましてやってくれって こっち。」

殴り飛ばす誠w

剛「痛っ! 励ましてくれるんじゃなかったの?」

誠「気合入れとんのじゃ! あんたは 笑ってなんぼやろ? そんな辛気臭い顔せんと どんな時もアホのまま 突っ走らんかい!」

追撃を入れる誠

剛「痛っ! でも… 今まで好きなことやってきたけど もう最近どうしていいか 分かんなくてさ。」

誠「私もいっしょやで。」

剛「え?」

誠「ママがパパと別れたら もう私のことなんか どうでもいいような顔して 将来弁護のもならんくていいとか言いだして…。 そんなこと言われたら 逆に こっちはどうしたいいのか 分からへんし…。」

剛「誠ちゃんなら なんにでもなれるよ。 俺と違って 可愛いし 頭良いし パワーもあるし。」

誠「じゃあ どうしたら いいと思う これから?」

剛「ああ… それは…。 まずは食べよ! 腹が減っては えーと ナンチャラだよ。」

誠「アホ 熱っ!」

剛「熱いっしょ。 どう?」

誠「熱っ。」

里や
客室

(ノック)

晴海「はい。」

純「お母ちゃん。」

晴海「うん?」

純「薬持ってきた。」

晴海「あ ありがとう。」

純「あ 日記書いてたの?」

晴海「うん。」

純「はい。 あ そうだ お母ちゃん 私も泊まるからさ なんかあったら いつでも呼んで。」

晴海「私は大丈夫だから 帰ったら? 愛さん待ってるんでしょ?」

純「うん でもね。」

晴海「純の方が 病人みたいな顔してるよ。」

純「うん。」

純宅

純「お母ちゃんにすっかり 見抜かれちゃったよ 疲れてるの。」

愛「そうですか。」

純「でも 今日は別に変なこともなかったし 症状はよくなってんのかもしれない。 これから どんどん良くなるかも。」

善行「純は ええ子やな。」

な なんだ この夢は?

善行「べっぴんさんになるで。」

気持ち悪い!

純「うっ うっ!」

愛「純さん。 純さん起きて下さい 純さん! 純さん。」

純「あ 気持ち悪い夢みた。」

愛「それどころじゃないです 純さん。 今里やの女将さんから電話かかってきて お義母さんが。」

純「え?」

里や

晴海「純 純 どこ?」

サト「あ おかあさん 来ましたよ 娘さん。」

純「すみません。 どうしたんですか?」

サト「自分がどこにいるか わかんなくなっちゃったみたいで…。」

純「お母ちゃん。 ここは 私が働いているホテルでしょ。 ほらお母ちゃんは 今日からここに泊まるって言ってたでしょ。」

晴海「起きた時 あんたいなかったさ。」

純「え? ごめんごめん 私も今日は一緒に泊まるから。」

晴海「イヤ! お家に帰りたい!」

純「そんなこと言わないで お母ちゃん。」

晴海「あんたは いつも なんで 私の言うこときかないの? 昔から なんで そうやって母親苦しめるようなことばっかりするの! イヤ お家に帰りたい…」

愛「お義母さん 一度座りましょう…」

晴海「イヤ あなた あっち行って! イヤ お家に帰りたい 正に会いたい 剛に会いたい 勇気にも会いたい…」

おじぃ どうしていいか わからないよ

晴海「助けて 助けて たすけて…」

純「お母ちゃん…。」

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