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連続テレビ小説「純と愛」117話「えんむすび」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】117話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第11巻。TVに取り上げられるほど話題のホテルになっていく「里や」。そんな中、純は宿泊客の男女の縁結びをするという新たなサービスを思い付く。第21週「えんむすび」と第22週「そのままのじぶん」を収録。

117話ネタバレ

里や
リビングルーム

純「その本 ウチの旦那が小さい頃に お義母さんに読んでもらってた本なんです。」

水田「そうなんですか?」

純「ゆっくり読んでくださいね。」

お父ちゃん 色々大変だったけど 2人はすっかり 意気投合してるみたいです。

厨房

純「セニョールさん。 もしかして 羨ましいんじゃないですか?」

忍「いや 自分は別に。」

純「そんなこと言わない 思い切って 女将さんに告白したらどうですか?」

愛「そうですよ。 本当は好きなんでしょ。」

忍「いやいやいや 無理ですよ 自分なんか。」

純「じゃあ セニョールさんの”と”の人誰なんですか? 女将さんなんじゃないんですか?」

愛「セニョールさん この間 新しい包丁セット買って 女将さんにごちそうしてあげるんだって 張り切ってたじゃないですか。」

純「私たちも応援しますからね。」

忍「ええ。」

サト「セニョール 今からシナリオの続きかくから おにぎりみたいなのでいいから もってきてくれる?」

忍「ああ。」

愛「よろこんで。」

サト「しくよろ。」

愛「チャンスですよ セニョールさん。 愛のおにぎりを持っていくんですよ。」

忍「ええ?」

純「恋のおにぎり大作戦!」

リビングルーム

愛「がんばってください。」

忍「はい。 やっぱ無理です なに話していいか全然分からないし。」

愛「じゃあ 分かりました 会話の最後を必ず質問で終わってください。 そうすれば会話終わらないんで。」

忍「どういことですか?」

愛「じゃあ 試しにやってみましょう。」

純「今日寒いねえ。」

忍「そうですね。」

愛「だから それだと会話が終わっちゃうんです。 そのあとに『女将さんは 季節の中では なにが1番好きですか?』って言うんです。」

忍「ああ なるほど。 でも… そんな簡単に浮かぶかな?」

サトの小部屋

忍「失礼します あの女将さん おにぎり持ってきました。」

サト「サンキュー そのへん置いておいて。」

忍「はい 失礼します。 どんな話しを書いているんですか?」

サト「秘密。」

忍「好きな花はなんですか?」

サト「あんたは?」

忍「あ そうですね バラですかね」

サト「へえ そうなんだ。」

忍「ああ 好きな季節は なんですか?」

サト「ねえ? いったいなんなの その英語和訳みたいな質問の連続は? 私 忙しいんだけど?」

忍「すみません ただ 随分長く一緒にさせてもらってますけど 女将さんのこと よく知らないな と思って。 でも 自分に話しても しょうがないですよね すみませんでした。」

サト「待ちな。」

忍「はい。」

サト「1つだけ質問の答えてあげるから 言ってみな?」

忍「あ はい。 自分のことを なんで ここに 置いてくれてるんですか? たいして料理もウマくないのに。」

サト「しょうがないだろ ウチの旦那に言われたんだから。」

忍「え?」

サト「俺が死んでも この三線と あんただけは手放すなって 忍は どんなことがあっても裏切る人間じゃないから そばに置いておけば 必ず お前守ってくれるからって。」

忍「そうだったんですか。」

サト「結構ドラマチックだろ? は?」

リビングルーム

純「はい お待たせしました。」

水田「ありがとうございます。」

純「はい。」

火野「ありがとうございます。」

水田「火野さん お酒は飲まないんですか?」

火野「私は全然。 水田さんは?」

水田「僕は 弱いんです すぐ赤くなるし。」

火野「そうですか。」

水田「はい。」

火野「あの タバコは?」

水田「僕は辞めました。」

火野「ああ そうですか。」

水田「もし 吸うようでしたら 遠慮なく吸ってください。」

火野「ああ いえ 私も嫌いですから。」

水田「ああ そうですか。」

なんだ なんだ 良い感じじゃないの。

久世「ちょっと お酒まだ?」

純「あ すみません すみません ただいま。 すみません お待たせしました。 あのお客さん そろそろ もうやめた方がいいんじゃないですかね?」

久世「あんたこそ 私をまだ ちゃんと笑わせてないんだけど?」

純「すみません。 でも あの2人見てたら なんか微笑ましい気分になりません?」

久世「あんなの ウマくいくわけないじゃない。 どっちも1人でいるのがイヤなだけなんだから。」

純「そんなこと言わないでくださいよ。 お客さんにも誰かいないんですか? ”と”で結びついてる大切な人?」

久世「いるわけないじゃない そんなもん。」

純宅

純「なんで あんなこと言うんだろ あの人? こなったら 水田さんたちに絶対幸せになってもらわないと。 ほかになにか出来ることないかな。」

愛「純さん。」

純「うん?」

愛「気持ちはわかりますけど あまり深入りしない方が…。」

純「もしかして 本性でも見えた? 2人の?」

愛「いや 最近はほとんど見えないんで。」

純「じゃあ なんで?」

愛「直感ていうか? きっかけはもう作ったんだから もう2人に任せた方が…。」

純「そうかな?」

晴海「純?」

純「うん?」

晴海「おとうさんは?」

純「え?」

晴海「おとうさんは どこに行ったんだった?」

純「あ うん…。」

気持ちをほかに持って行った方がいいんだよね たしか。

純「そうだ お母ちゃん あのさ 明日にでも また里やに行かない? 私ね 里やで あなたの”と”の人見つけませんかってサービス始めてね 今 ウマくいきそうなカップルが1組いるの。」

晴海「純 かわいそうね。」

純「え?」

晴海「元気出しなさいよ。」

純「え? いやいや 私 元気だよ。」

晴海「よく頑張ったね 我慢しないで泣けばいいさ。」

里や
リビングルーム

純「お待たせしました 本日のスープになります。 あ この絵本面白いですよね 私も大好きなんですよ。 どうぞごゆっくり。 どうもー。」

扉がひらく

多恵子「ああ あー なんか ほっとするわね 座った瞬間。 ふう。」

純「ああ お義母さん 今日はどうしたんですか?」

多恵子「仕事で疲れた お宅のゴッドハンドマッサージ すぐ入れる?」

純「あ 多分大丈夫だと思います。 あ そうだ あの これ 女将さんから 預かってます。 毎月少しづつだけど ちゃんと返すからって。」

多恵子「期待しているわ。 で おかあさんの具合どう?」

純「なんか 最近 表情が無くなっているような気がするっていうか…。」

多恵子「なんとか おかあさんを笑顔にして 言葉や思い出を失うのを少しでも 遅くしたけど どうしたら いいのかわからない。」

純「あの もしかして なんか今わかっちゃいました?」

多恵子「そのくらい 誰だってわかるわよ。」

純「あの ちなみに 今 私 どう見えています?」

多恵子「別にいいんじゃない? そのままで?」

純「ああ よかった。」

多恵子「あの子も張り切っているみたいね。」

純「はい。」

多恵子「あんな姿見たの いつ以来かしら。」

玄関前

火野「あの。」

純「あ。」

火野「ちょっと いいですか? 実は 水田さんが 今日チェックアウトするって 言ってるんですけど 連絡先教えてくれなくて。」

純「連絡先?」

火野「いや あの どうしたら いいでしょう?」

純「火野さんは 本当に彼のことが好きなんですね?」

火野「はい。」

純「わかりました。」

エステルーム

蘭「お待たしました。」

純「ああ 凄く似合ってますよ。 自信もってください。」

リビングルーム

サト「ありがとうございました。」

火野「水田さん。 私とお付き合いしてもらえませんか? お願いします。」

水田「ごめんなさい。 すみません。」

お父ちゃん なんで?

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