ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」121話「えんむすび」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】121話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第11巻。TVに取り上げられるほど話題のホテルになっていく「里や」。そんな中、純は宿泊客の男女の縁結びをするという新たなサービスを思い付く。第21週「えんむすび」と第22週「そのままのじぶん」を収録。

121話ネタバレ

里や跡

お父ちゃん 里やが… 魔法の国になりかけていた里やが…

消えてしまいました。

私は まだ信じられなくて 涙も出てきません。

純「ウソだ…。」

サト「うわー 見事に燃えちゃったよ。 しょうがないか。 古い建物だったしさ。」

周囲の物を一心不乱にひっくり返す純

愛「純さん なにやってるんですか? 純さん。」

純「なんか 残っているかもしれないから。」

愛も一緒に探し始める

愛「純さん。」

純「うん?」

愛「なんで これだけ…。」

志道「あーあ 丸焼けじゃない。 ねえ これから どうすんの あなた?」

サト「もう1度 0からやり直すのは無理なのよ 借金もあるし。 みんなには この前紹介した それぞれの店に 連絡しておいたから ごめんね。」

蘭「女将さんは どうするんですか これから?」

サト「うん。 いい機会だから 旅に出ようかと思って 旦那が死んでから ずっと ここにいて 他所に行ったことないからさ。 だからさ 結構今 サバサバしてんのよね なんか 肩の荷が下りたみたいで。」

羽純「純ちゃんは… どうするの これから?」

純「ごめん なんか 今は 何も考えらんないや。 昨日まで みんなでここで凄い楽しく働いてたのに 今日から それができないなんて なんか思ってもなかったからさ。 これからも ずっとここで ずっとずっと みんなで力を合わせてお客さんを笑顔にしようって思ってたから ごめんなさい ちょっと体調悪いんで帰ります ごめんなさい。」

純宅

急に笑いだす純

愛「純さん? 純さん?。」

純「ああ ごめん なんか冗談みたいだからさ 私が関わったホテル全部無くなっちゃうんだもん おじぃのホテルでしょう オオサキでしょう それに里やまで燃えちゃうなんてさ。」

純「ねえ この世にさ 神様なんているのかな? いるのだったら なんで こんなことするんだろ? あ もしかして あれかな? 私に もうホテルで働くのやめろって 言ってくれてるのかもしれない。」

愛「そんなことないですよ。 お義父さんと約束したんです。 どんなことがあっても あなたを守るって。」

純「どうすれば いいの私は?」

愛「純さんは 今まで通り純さんのままで。」

純「そんなことしたって みんなが不幸になるだけじゃない。 私は結局ね 人のことを幸せにするとか 笑顔にするとか そういうことは出来ないの。」

愛「私は人のことを笑顔に出来ない? 幸せに出来ない? なに言っちゃってるんですか? 俺は… 俺はあなたと出会えたおかげでメチャクチャ幸せになったんですけど? じゃあ そう思ってちゃダメってことですか?」

愛「俺だけじゃない あなたと出会ったことで いろんな人が笑顔になりました 希望を持ちました 色々な人が結びつくことが出来ました。 どんなことがあっても その事実だけは 決して消えないんですけど 違いますかね?」

純「じゃあ なんで行く先 行く先 こんなひどい目に遭わなきゃいけないの?」

愛「それは あなたが どんなツライ試練でも 耐えられる… うわー! もう!」

愛「俺だったわからないですよ そんなの! 俺だってメチャクチャ腹立ちますよ。 神様いんのかって思いますよ! でもね 人生は そんな説明できることばっかりじゃないんですよ。 こんな理不尽なことばっかり起きてるんですよ。 一生懸命頑張ってる人間が損をして なんかズルして楽してるヤツがノウノウと生きてるんですよ。」

愛「だから イジメとか差別とか戦争とか そんな いつまでたってもなくなんないですよ。 それでも… それでも俺たちは諦めなずに生きていくしかないんですよ。 愛するためですよ 自分の大切な仕事や自分の大切な人を愛して 愛して 愛して 愛していけば 笑顔を取り戻せるんですよ 希望を取り戻せるんですよ 奇跡を起こせるんですよ。 そう思うことに決めました 今 僕は すみませんね。」

純「なによ そっちばっかり 勝手に決めちゃってさ…。」

愛「泣いてください。 あなたは誰よりも悲しんでいるんだから 泣いてください。」

玄関が開く

純「お母ちゃん?」

晴海「純 かわいそうね 元気出しなさいよ。」

純「え?」

晴海「よく頑張ったね。 我慢しないで 泣けばいいさぁ。 あんたは悪くないさぁ なんにも悪くない。」

純「お母ちゃん お母ちゃん(泣き声)」

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