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連続テレビ小説「純と愛」129話「あいのために」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】129話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第12巻。宮古島に戻って来た純と愛は、秋代から譲り受けた別荘をホテルに改装しようとするが…。第23週「あいのために」と第24週「かぞくきねんび」を収録。

129話ネタバレ

狩野・待田家
寝室

回想

純(弟)「愛ちゃん?」

純(弟)「幸せ?」

回想終了

純「愛君 そろそろ起きたら?」

愛「あ すみません 今すぐ朝ごはんの準備します。」

純「あ 大丈夫 今日は お姉ちゃんが作ってくれたから それにね 私も手伝ったんだ 今日。」

ダイニング

一同「いただきます。」

純「どう?」

純「意外にお… あ… 凄くおいしいです。」

純「あ よかった。 今までは ずっと 愛君に甘えっぱなしだったから これからはお姉ちゃんに色々料理教えてもらうことにしたの ね。」

マリヤ「ね。」

晴海「純 今日は 何曜日だった?」

純「うん 今日は 火曜日で お父ちゃんとお母ちゃんの結婚記念日だよ。」

晴海「ああ そうだった?」

正「ねえ 母さん どんな結婚式だったの?」

純「聞いたことないね そういえば。」

晴海「おとうさんさ 緊張してるから 式始まる前からお酒飲んでてさ。」

純「うそでしょ?」

晴海「入場する時する時 顔真っ赤だったよ。」

お父ちゃん 人間って 昔のツライ記憶はなくても 楽しい思い出は なかなか忘れないって聞いたことがあるけど お母ちゃんがそうなればいいって 私は思う。

純のホテル

純「よいしょ ゴミ出しは とりあえず おしまいっと。」

正「ああ。」

1階

純「おいしょっと。」

マリヤ「みんな お弁当持ってきたよ。」

純「ああ ありがとう。」

正「ああ ありがとう。」

愛「ありがとうございます。」

正「メシにしようメシ。」

純「うん。 そうだね。 お母ちゃん今 ここ ちょうどキレイにしたからさ。 ここ置いて。」

晴海「ああ 本当 はーい。」

純「愛君もお昼にしよう。」

愛「ああ 先食べててください。 あと もう少しで一段落するんで。」

純「わかった。」

マリヤ「そうだ 純ちゃん。」

純「うん?」

マリヤ「あのね 剛君からメール来たよ。」

剛『はーい 狩野家のみんな ホテル作り頑張ってる? 俺も頑張ってるよ。 あ そうそう この前 俺のアート見た人がさ 一緒に個展やらないかって 言ってくれてさ ついに時代が俺に追いついたって感じ?」

剛『ハハ 参ったな! お姉のホテルが出来たらさ 一緒にさアートで埋め尽くしてやるから待ってろよ! さあ 行くぜみんな! ドア オープン! よっしゃあ 行くぜ うぇーい!」

純「良かったね お母ちゃん 剛 大阪で頑張ってるって。」

マリヤ「お母さん もう1回見ましょう!」

剛『はーい 狩野家のみんな ホテル作り頑張ってる? 俺も頑張ってるよ。 あ そうそう この前 俺のアート見た人がさ 一緒に個展やらないかって 言ってくれてさ ついに時代が俺に追いついたって感じ? ハハ…」

純「うわー ついた! すごいよ愛君。 とりあえず これで一安心だね 電気もつくようになったし 水道もとおるようになったし。」

愛「…」

純「どうしたの?」

愛「なんか ほかに必要なもの考えてたら 頭痛くなってきちゃって。」

純「え?」

愛「ああ 客室の壁紙は全部張り替えないとダメだと思うんです。 ロビーに置くイスやテーブル あと客室はベッドとか全部買い換えないと 厨房の冷蔵庫は使えるかと思ったけれども あれじゃ 絶対無理だし。」

純「あの 聞くの怖いんだけど 全部で いくらかかりそう?」

愛「最低限必要な物を揃えて 貯金はたいたとしても…。」

純「20万?」

愛「200万です。」

銀行

純 愛「失礼します。」

純「先日はお電話でどうもありがとうございました。」

「いえいえ。」

純「それで あの この件なんですけども…。」

純「なんとか 融資をお願いできないでしょうか?」

「前にもあったんだよね あなたみたいな女性が 興味本位でホテル開業して すぐやめたさね。」

愛「けっして… けっして興味本位などでは… これ読んでいただければ わかりますから。」

「大体ですね。」

純「はい。」

「あそこの建物なんですけども 幽霊が出るって噂になってるわけさ。 幽霊ですよ。」

道中

愛「なんか ガッカリですね こっちの人もっと 優しいと思ってたのに。」

純「諦めないで 何度でも頼みにいこう。 こっちが真剣だってことが伝われば きっと向こうも わかってくれると思うんだよね。」

愛「そうだと いいんですけど。」

純「うん だから それまでは 頑張ってバイトとかしながら 少しずつ必要な物 買っていこう ね。」

雑貨屋 平良

純「こんにちは。」

愛「こんにちは。」

キン「今日はまた 何が要るか?」

愛「あの… ステンレスとか売ってるお店とか知らないですかね?」

キン「ウチにあるよ。 ほい。」

純「ああ! あの じゃあ ペンキなんて無いですよね?」

キン「うん あるよ。 ええ! 白か黒か?」

愛「白で。」

純「相変わらず なんでもあるんですね ここ。」

キン「お茶飲むか?」

純「あの ここのお店って いつから始められたんですか?」

キン「んー もう忘れた。 ウチの お父が始めたから。」

純「はあ そうなんだ おばぁ 1人でやってるんですか?」

キン「キン。」

純「はい?」

キン「ウチの名前はおばぁ じゃなくて”キン”」

純「あ すみません キンさんって言うんですね。 キンさん お1人で この店やられてるんですか?」

キン「そうだけど。」

純「へえ。」

愛「デザインを僕なりに考えたんですけど。」

純「え? もう?」

愛「ここがキッチンになるから そしたら ここら辺を食堂にしたら 良いと思うんです チェックインカウンターは ここにしたら全体を見渡せると思うんですよ。 でも そうすると この窓際のスペースが空いちゃうんですよね。」

純「じゃあ… あ ここにさ 棚作って おじぃみたいに 色々な国の物飾るのはどう?」

愛「だったら ジュークボックス置いた方がいいんじゃないですか?」

純「そう…。」

愛「あ いや そうだ! ここにジュークボックス置けばいいんだ。 それ以外考えらんない。」

純「いや でもほら この間値段調べたら ン十万ってしたじゃない?」

愛「いや 純さん わかりますけれども 1回ここ ジュークボックスって思ったら それ以外考えらんないですよ。 ああ どっかで安く売ってないかな? そもそも どこで売ってるんだ」

顔を見合わす2人

純 愛「…」

キン「あるよ。」

キン「ほいきた。」

愛「これ どうやって 手に入れたんですか?」

キン「企業秘密。」

愛「お願いします。 このジュークボックス 譲ってもらえないでしょうか? もちろんお金は お支払いします。 ローンになっちゃいますけど。」

キン「それは無理。」

愛「どうしてですか?」

キン「売りモンじゃないよ 孫のために買ったから。」

愛「じゃあ そのお孫さんと お話しさせてください。」

キン「それも無理。」

愛「どうしてですか?」

キン「もう 何年も帰ってないから。」

純のホテル

純「ああ 重かった。」

愛「なんで せっかく見つけたのに もっと粘らなかったんですか? あれ おじぃのジュークボックスです。 元々ウチのホテルにあった物だって言ったら 譲ってくれたかもしれないのに。」

純「そうかもしれないけど… でも キンさんの気持ち考えたら なんかさ だって 東京にいる お孫さんに 帰ってきてほしいから あのジュークボックス買ったんだよ キンさん。 それを 取り上げるようなことしたら なんか もう会えないって言ってるみたいじゃない?」

愛「凄くステキだと思います。 でも 僕らには そんな 余裕ない気が? このホテルには 純さんの魔法の国には あの おじぃのジュークボックスが 絶対必要だと思うです。 っていうか 純さん ここを どんなホテルにしたいんですか? なんか全然わかんないんですね。 具体的なイメージみたいなものが…。」

純「私は やっぱり お客さんが 喜ぶような サービスをして… そうだ キンさんが出してくれるお茶さ 凄く美味しいし 元気でるから チェックインしたお客さんに最初に出してあげようと思うんだけど どうかな?」

愛「それは! それは… ホテルが出来て お客さんが来てからの話しですよね?」

純「すみません…。」

愛「純さんはどんな魔法の国にしたいんですか?」

純「あ…。」

愛「それを 早く決めてください。」

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