ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」130話「あいのために」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】130話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第12巻。宮古島に戻って来た純と愛は、秋代から譲り受けた別荘をホテルに改装しようとするが…。第23週「あいのために」と第24週「かぞくきねんび」を収録。

130話ネタバレ

狩野・待田家
ダイニング

愛「純さん。 なんで もっと早く起こしてくんなかったんですか? もっと早く起きる予定だったのに…。」

純「ああ ごめん。」

回想

愛「純さんは どんな魔法の国にしたいんですか? それを早く決めてください。」

回想終了

正「おお。」

晴海「純 今日は何曜日?」

純「うん 今日は 水曜日だよ お母ちゃん。」

晴海「ああ そう。」

純「うん。」

晴海「これ なんね?」

純「そうそう 愛君と私 今日から牧場でバイトすることになったから。」

正「今日から俺もマッサージのお店で働くことにした。」

晴海「なんで?」

純「やっぱり ホテル開業するにはお金が全然足りないからさ。」

晴海「ああ だったら 模合すればいいさ。」

正「ああ…。」

純「ああ でも 200万だよ。 無理だと思うけどな…。」

マリヤ「ねえ 前から 聞こうと思ったんだけど…。」

正「うん。」

マリヤ「模合って なに?」

正「ああ 模合って ちょっと 純 悪いな。」

純「ああ。」

正「毎月 近所で集まって 毎月こうやって 決まった額のお金を出し合うんだよ。」

マリヤ「うん。」

正「それで集まった分を その月に困ってる人が使って みんなで助け合うことを模合。」

マリヤ「へえ。」

正「まあ それを口実に飲んだり食べたりするのが楽しいんだけどさ。」

マリヤ「まあ ステキね それ。」

純「でも ほら 私たちまだ 宮古に帰ってきたばっかりでしょう。 だし 200万 融通してくれなんて 多分無理だと思うよ。」

晴海「そうかね?」

牧場

私はいったいどんなホテルを作りたいんだろ?

おじぃは 病気になった おばぁに世界旅行に行った気分になってほしいから サザンアイランドを作ったけど 私は 魔法の国 魔法の国って言うだけで 1番大事なことを考えてなかったのかも。

純「おいしょ。」

(携帯の着信)

純「もしもし。」

マリヤ「純ちゃん 大変!」

純「どうしたの お姉ちゃん?」

マリヤ「ちょっと 目離したら お義母さんいなくなっちゃったの。」

純「え?」

マリヤ「ごめんね。 どうしよう どうしよう 純ちゃん?」

純「落ち着いて お姉ちゃん。」

手を差し出す愛

純「ごめんね ありがとう。 今 私も行くからさ うん。」

漁港

純「あの すみません あの すみません ちょっと 聞きたいんですけど あの この人 見てませんか?」

「見てないね。」

純「すみません あの この人 見ませんでした?」

「あば? 晴海ちゃん 帰ってきたの?」

純「ウチの母とお知り合いですか?」

「あがい 一緒に模合やっていて いつも晴海ちゃんに会うのが楽しみだったさ。」

「あがい 元ミス宮古の?」

「あがい あっし アパラギ 晴海ちゃんよ。」

「はいはいはい。

小学校

「いや 見てないですね。」

純「そうですか…。 ありがとうございました。」

「ん? あんた 純じゃない?」

純「え?」

「私さ 私 高校の時 同じハンドボール部だったさ。」

純「ああ!」

「あんた 全然変わらんね。」

純「あ そう?」

「相変わらず 色気ないさ。」

純「あはは。」

雑貨屋平良

キン「あ そう 晴海ちゃん 病気になったの?」

純「え? キンさんも ウチの母のこと知ってるんですか?」

キン「はい ミス宮古だし 有名人だよ。 だあ みんなに聞いてみようね。 みなかったか。」

純「ああ すみません ありがとうございます。」

純「キンさん 1つ聞いていいですか?」

キン「うん なに?」

純「どうして お孫さんのために ジュークボックスを買おうと思ったんですか?」

キン「…」

純「ああ すみません やっぱり大丈夫です。」

キン「孫が小さい頃 事故で あの子の両親が死んで それで2人で暮らしてるんだけど 最初の頃はもう どんなに話しかけても ほとんど答えてくれなくてさ。]

キン「でも あのジュークボックスのあるホテルに行ったら あがい 孫が目を輝かして 聞いてくれたんだよ。 おばぁ どんな歌が好き? 次は何かける?って。 嬉しくて嬉しくて。」

純「それは…」

おじぃのホテルです。

回想

晴海「あれ おじぃのホテル。」

回想終了

もしかして…

サザンアイランド跡地

純「お母ちゃん! お母ちゃん。」

晴海「ああ 純。 ねえ 純。」

純「うん?」

晴海「あそこに おじぃのホテルがあったハズだけど どうなったか知らないね?」

純「覚えてない? お父ちゃんが 借金返すために売ったの リゾート開発の会社にさ。」

晴海「ああ そうだったね。」

純「結局中止になったって 聞いてたから 来たくなかったんだけどさ。」

純「私がもうちょっと 頑張っとけば よかったかもしんないね。 昔 おじぃに言われたんだよ。」

純「うん?」

晴海「私は”晴れた海”と書いて”晴海”って名前つけたって でも 私はそんな女に なれなかったね。」

純「お母ちゃん そんなことないよ。 お母ちゃんは いつも宮古の海みたいに キレイで優しいし お母ちゃんがいるだけで 家族みんなが安心して 明るい気持ちになれるんだよ。」

晴海「ありがとうね 純。」

雑貨屋平良

純「キンさん! ご心配かけましたけど ウチの母見つかったんで。 キンさん! あれ? いないな。」

純「ちょっと 待ってくださいよ なにやってるんですか?」

勝「いや…。」

純「キンさん 泥棒よ 泥棒 警察に電話して!」

勝「おい 勘違いすんなよ 俺ここの身内だから 身内!」

純「身内? 身内だったら なんで逃げるんですか? キンさん! ちょっと。」

キン「勝! はい あんた いつ帰ってきた?」

勝「だから 言ってるだろ 誤解すんなよ おばぁ ちょっと 借りようと思っただけで すぐ 返すから。」

純「ちょっと ちょっと ちょっと待ってくださいよ。 キンさん あなたが帰るの凄く楽しみにしてたんですよ。 おばぁが丈夫なウチに大切にしておかないと いつか 絶対に後悔します。 っていうか さっきから ずっと 言おうと思ってたんだけど あんた 高校ん時に付き合ってた 平良勝じゃない?」

回想

勝「君は1人でも生きていけるから。」

回想終了

純のホテル

純「そういえばさ 付き合ってた頃に おばぁと2人暮らしだって話ししてたんだよね。 すっかり忘れてたよ。 マヌケでしょ?」

愛「そうですね。」

雷が鳴る

純「キャア!」

愛「おお!」

純「すごっ! すごっ!」

愛「凄かったですね。 今の…。」

純「ああ 雨。」

電気が消える

愛「停電?」

純「ちょっと 電気早くつけて。」

愛「雨漏りもやらなきゃ…。」

純「ねえ 愛君。」

愛「はい?」

純「これだけじゃ 納得してもらえないかもしれないんだけど 今日思ったこと 言っていい?」

愛「なんですか?」

純「私は… おじぃの魔法の国には負けちゃうかもしれないけど お母ちゃんが 笑顔になるような ホテルを作りたい。 ごめん 今はこんなことしか言えなくて。」

愛「あ いや こちらこそ ごめんなさい。 なんか 純さんの魔法の国を 早く見たくて 焦ってたみたいです。」

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