ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」136話「かぞくきねんび」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】136話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第12巻。宮古島に戻って来た純と愛は、秋代から譲り受けた別荘をホテルに改装しようとするが…。第23週「あいのために」と第24週「かぞくきねんび」を収録。

136話ネタバレ

おじぃ お父ちゃん 愛君のご両親をプレオープンの日にホテルに招待することにしました。

純「よし。」

このまま 家族がバラバラになるのが心配な 愛君のためにも

でも… そしたら 新たな問題点に気が付いて…

純のホテル
ロビー

愛「看板メニューですか?」

純「プレオープンの時にね。 出来たら お義父さんとお義母さん その料理でおもてなししたいなあ と思って。」

愛「でも それまでに 間に合いますかね?」

純「私も協力するから 一緒に考えよう。 そんな堅苦しいものじゃなくていいの 家庭的な 1品料理みたいなさ カレーとか おそばとか。」

愛「考えてみます。」

純「うん。 それとさ… もう1つ 大事なこと忘れてて…。」

愛「なんですか?」

純「ホテルの名前。」

愛「それは サザンアイランドがいいんじゃないですか?」

純「でも なんかそのまま受け継いでいいのかな…なんて思って…。」

愛「うん。」

純「それも プレオープンまでに決めないとね。」

愛「はい。」

剛「ねえ お姉。」

純「うん?」

剛「結局さ ここに何描くの?」

純「今考えてる最中だから。」

剛「うん 早くしてよ。」

純「うん ごめん。」

プレオープン7日前

純「みなさん おはようございます。」

一同「おはようございます。」

純「ええ 今度 プレオープンの時に 愛君と誠ちゃんのご両親を招待することにしました。 正式なオープンの時の予行練習にもなると思うので みなさんで力を合わせて精一杯おもてなししましょう。 じゃあ今日から愛君には ホテルの看板メニュー作りに専念してもらおうと思います。」

愛「はい。 お兄ちゃんには マッサージルームの あゆみさんはビューティーサロンの準備をお願いします。」

純「お姉ちゃん。」

マリヤ「うん?」

純「ホテルの名前 何がいいと思う?」

マリヤ「そうねえ ナチュラルでキュートな感じがいいね。」

純「ナチュラルでキュート…。 フラワーホテル?」

マリヤ「フラワーホテル?」

純「うん。」

マリヤ「なんか 普通だね。」

純「普通?」

マリヤ「うん。」

純「やっぱり? 何がいいかな…。」

ロビー

羽純「ねえ 人間ジュークボックスのさ レパートリーを増やそうかなって思ってるんだけど 何か歌ってほしい曲とかある?」

剛「うん ああ あ じゃあさ 大迷惑っていう曲知ってる?」

羽純「知ってる ユニコーンのでしょ?」

剛「え 知ってんの?」

羽純「知ってるよ。」

剛「あれ 良い曲だよね。」

羽純「良い曲だね。」

剛「ちょっとさ もらっていい?」

羽純「ああ いいよ。 ワン ツー。」

羽純 剛「ワンツースリーフォー 町のはずれでシュビドゥバー さりげなく 夢にまで見たマイホーム青い空!」

剛「なんで 知ってるの?」

羽純「練習したんだもん。」

剛「昔から大好きなんだよ。」

羽純「そうなの?」

剛「ずっと 聴いてて。」

厨房

誠「苦戦してるみたいやけど ほんまに作れるん? 看板メニューなんか?」

愛「うーん シンプルな料理がいいって純さんに言われてたんだけど 意外に難しくて カレーはありきたりだし そばは すぐノビるイメージだしな… お父さんとお母さんって何が好きだっけ?」

誠「ねえ 愛ちゃん? ほんまにパパとママが来ると思ってんの?」

愛「と思うことに決めた。」

誠「私は絶対来ーへんと思うな こんなところに わざわざ。」

愛「そんなこと言うなよ ウチら家族のために純さんが招待してくれたんだから。」

誠「愛ちゃんは ええなー 好きな人と一緒になれて ほんま羨ましいわ。」

愛「あのさ 誠さ お前 そんな嫌味言ってる暇あったら ちゃんと働けよ。」

誠「ふん。」

愛「頭 痛いな…。」

ロビー

純「うーん すごいかわいいんだけど… ここにハマると思うと なんか しっくりこないんだよな…。」

剛「うーん やっぱそっか うーん なんだろうな… こうヒントになるようjなことないかな? こう…。 あ お姉?」

純「うん?」

剛「その ネックレスってさ 結婚指輪の代わりだっけ?」

純「あ これ? プロポーズした時に あ プロポーズされた時かな? うん まあ プロポーズの時にね 拾ったのよ で その時にねハートのサンゴ拾ったわけ だから 3つ並べると I♡Jってなるわけ すごくない?」

剛「じゃあ もうここにさ I♡Jって描く?」

純「え いいね そうしよう。」

剛「いいわけないでしょう そんなの?」

純「え?」

剛「ダメでしょう だって こうさ おノロケ見せられて 嬉しい? そんなところでさ? よくないでしょう。」

純「あ! 士郎君ちょっと 待って!」

剛「ああ ちょっと!」

純「士郎君 ママのところ行こう。」

剛「あっち 遊んどいで。」

純「ああ よかった。 ママのところに行きましょうね。」

剛「ああ ダメだ なんもひらめかないなー。」

誠「そんな悩む必要ないんちゃうん? 元々そんなことする義務ないんやし。」

剛「まあ そうなんだけどさ お姉も頑張ってるし なんか 協力してあげたいんだ。」

誠「でも 大阪で個展の準備とか あるんやろ?」

剛「うん。」

誠「な? つよ吉 私と一緒に大阪帰らへん?」

剛「え? でも 誠ちゃん ここで働きたいんじゃないの?」

誠「でも やっぱり なんか ホテルより 他にもっと才能ある気がするし それに 宮古にはなんか 私 狭い気がするし。」

剛「…」

誠「なに?」

剛「ああ いや なんか こう誠ちゃん 昔の俺みたいなこと言ってるな 思ってさ。 ごめん 一旦引き受けたんだし 最後までやりたいんだ。」

誠「うわー!」

純に見られてバツの悪そうな誠

純「私もここで よく叫んだりしたな。 なんか もう自分がイヤになって どうしたら いいかわかんなくなった時とかにさ。」

誠「それで?」

純「うん?」

誠「なんか 答え出たの?」

純「ううん 結局 お腹空いたとか 暑いとか言って帰るだけ。」

誠「なんや それ?」

純「でもさ なんか溜まったものをさ ここで わーって吐き出すだけで すごい気持ちが楽になった気がする。 よく考えてみたらさ。 誠ちゃん。 よかったら 話し聞くよ?」

携帯の着信

純「あ ちょっと ごめん。 誠ちゃんのお義父さんから。」

謙次「ああ 純さん あの 招待状頂いたんですけど。」

純「すみません あの… 突然勝手なお願いして。」

謙次「ああ いえいえ ただ… 申し訳ないんですけど 忙しくて無理なんです。 そちらに伺うのが。」

純「あの… そこをなんとかお願いできませんか? 愛君も お義父さんのために おいしい料理作るだって言ってますし。 あ 今 誠ちゃんがとなりにいるんで 代わりますね。」

誠「いや ウチはええから。」

純「そんなこと 言わないで ほら 話したいことあるんでしょう?」

誠「もしもし パパ。」

謙次「ああ 誠か あのな パパ どうしても忙しくて。」

誠「別ええから 来んでも パパの顔なんか見たくもないし。」

電話を切る誠

純「ちょっと 誠ちゃん。」

誠「もう お節介やめてくれへん? パパとママなんか ウチのことなんか どうでもええねん。」

純「そんなことないよ。」

誠「そうなんや。 純ちゃん… ウチのお兄ちゃんの方やで 純ちゃんが死ぬまでは 純ちゃんのことばっかり考えて 愛ちゃんが出て行ったら 愛ちゃんのことばっかり考えて。」

誠「ウチは末っ子で しかも女やのに いつも蚊帳の外や 誰も私のことなんか相手にしてくれへん。 おかしいと 思わへん? でも 文句言っててもしゃーないから パパとママの言うこと聞いて 一生懸命 ええ子でおろうと思ったんや もう私は 2人に余計な心配かけへんように強くなろうって思ったんや。」

誠「愛ちゃんが 出て行ってからママに弁護士事務所継げって言われた時も 素直にはいって言ったんや。 それもこれも あの人らに笑ってほしいって 幸せになってほしいって思ったからやないか。」

誠「また いつか みんなで家族みんなで笑える日が来るといいなって 信じたからやないか! そんな人の気持ち知らんと ママとパパは勝手に別れたりして これから ウチにどないせえって 言うん?」

その場をあとにする誠

純「誠ちゃん 待って!」

携帯の着信

多恵子「招待状受け取ったわ。」

純「あの… それで いらして頂けますか?」

多恵子「無理よ そんな暇ないし(電話を切る)」

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