ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」138話「かぞくきねんび」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】138話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第12巻。宮古島に戻って来た純と愛は、秋代から譲り受けた別荘をホテルに改装しようとするが…。第23週「あいのために」と第24週「かぞくきねんび」を収録。

138話ネタバレ

純のホテル

ロビー

プレオープン当日

純「おじぃ お父ちゃん お母ちゃんや宮古に人達のおかげで 私たちのホテル ここまでくることが出来ました。 この御恩を一生忘れずに みんなで一緒に返していきたいと思っています。」

晴海「純。」

純「うん?」

晴海「今日は なんの日ね?」

純「今日はプレオープンの日だから おじぃと お父ちゃんに報告してたの。」

晴海「ああ そうだったね。」

純「それと もう1つ…。」

晴海「あら よかったね。」

純「うん。」

正「なになになに?」

純「いや お母ちゃん ひみつ ねえ。」

晴海「ねえ。」

剛「なにそれ?」

純「ひみつ。」

正「いやいやいや。」

剛「お母ちゃん 教えてよ こっそり俺に。」

愛「まだ ウチの母と父が来ると思ってるんですか?」

純「うん。」

愛「あ 大切なこと伝えるの忘れたって言ってたけど なんか関係あるんですか?」

扉が開く

純「あ。」

謙次「あ。 や!」

謙次「お招きいただいて。」

愛「いらっしゃいませ。」

謙次「元気でやっとるかい 愛?」

愛「はい。」

純「お部屋 案内しますね。」

謙次「おお ありがとう。」

純「あ お荷物お持ちします。」

謙次「おお どうも どうも。」

純「はい。 どうぞ こちらです。」

謙次「じゃあ。」

純「どうぞ。」

謙次「ありがとう。」

お茶を飲む謙次

謙次「ああ 旅の疲れがとれますね このお茶。」

純「ああ よかった。」

謙次「あれ? なんで ブランコがあるの?」

純「あれは 仲直りのブランコって言って ケンカしちゃったお客さんに あれに乗ってもらって 仲直りしてもらおうと思って。」

誠「どうせやったら ママと乗れば?」

多恵子登場

純「いらっしゃいませ。 お義母さん お待ちしていました。」

多恵子「あら? あなたも いらしてたの?」

謙次「ああ いえ 純さん トイレ トイレはどっちです? トイレ?」

純「お手洗い こちらです。」

謙次「ああ。 左です。」

愛「ありがとうございます。 でも びっくりしました。 お母さんまで来てくれるとは思ってはいなかったんで。」

多恵子「私は これを 届けにきただけよ。」

客室

誠「いらっしゃいませ。 お茶をお持ちいたしました。」

多恵子「誠 あなた 本当にここで働くつもり?」

誠「そうや 文句ある?」

多恵子「本気じゃないことくらい わかってるんだから。」

誠「どうでもええやろ? ウチがなにしようが? ママの弁護士事務所…」

多恵子「被害妄想みたいなこと言うこともやめなさい。」

誠「じゃあ 一体 ウチはママのなに?」

多恵子「え?」

誠「ママはウチが必要なん?」

多恵子「なに くだらないこと言ってるの?」

誠「あ そうだね ママから見たら ウチの悩みなんか ほんまくだらん やろうな。」

ロビー

多恵子「なにやってるの あなた?」

謙次「え? いや… 別に…。」

純「あの お2人とも もうすぐ料理のご準備ができますので。」

謙次「あ ああ はい。」

多恵子「どう 東京は? 一緒に事務所始めた パートナー 若い女なんでしょう? もしかしたら 再婚でもなさる気?」

謙次「そんなんじゃないよ。」

多恵子「別に遠慮なさらなくてもいいわ。 女性がいないと 生きていけないんだから あなたは。」

謙次「君の方はどうなんだ? 相変わらず忙しいのか?」

多恵子「ええ。」

謙次「あんまり無理しいないで 少しは 仕事のペース落とした方がいいんじゃないか? 生活に困ってるわけじゃないんだし。」

多恵子「別に お金のためにやってるわけじゃないわよ。」

謙次「そんな意味で言ってるんじゃないよ。 僕は君のことが心配で。」

多恵子「もう そうやって 無理に優しくしようとすんの やめたら? あなたの優しさは 本当の優しさなんかじゃない。 自分を守るためにそうしているだけよ。」

謙次「だったら 言わしてもらうけど 君はなんでそうやって 相手を傷つけるようなことばっかり言うんだ? たしかに 君は弁護士として 僕より優秀かもしれない。 しかし 妻としては どうなんだ?」

謙次「母親としては どうなんだ? 一体今まで家族のために なにをした? 子供たちを幸せにしてやれたと胸を張れるのか? 自分の考えが正しい信じて いつも家族に押しつけてきてばかりじゃないか? そんなこと 言える資格ないけどね。 ごめん。」

誠「どこ行くん パパ?」

謙次「帰る。 母さんと話してると 耳鳴りが酷いんだ。」

誠「なに言ってんの? ママは全部してるんやで? 耳鳴りもするし 匂いもするし 本性も見える3重苦なんや。 それでも文句言わんとずっと 戦ってんの ママは それやのにパパはなに? ずっと家から逃げて 外で浮気して 挙句の果てにママと別れてウチら子供のことも放っておいて…」

多恵子「もういいわよ 誠。 私が帰るから。 すみません タクシー 呼んでくれます?」

純「いや そんなこと言わないでください せっかく集まって…。」

多恵子「私がいると みんな 不愉快みたいだから。」

愛「お母さん 覚えていますか? この時計。 高校の入学祝に お母さんがくれた時計です。 家を出た時に 無意識に持ってきてしまったんですけど 実は あの時から 止まったまんまなんです。」

愛「この時計と同じく 純がいなくなってから ウチら家族の時間は止まったままなんじゃないかって でも僕は 宮古の海で 純さんが僕にプロポーズをしてくれて 初めて 愛されていいんだって 思ったんです。 人の本性が見える 苦しみから解放されたんです。」

愛「幸せだって 思えたんです。 僕はみんなにも幸せになってもらいたいです。 だから僕は これから みんなのことを 心から愛します。 全身全霊で家族を愛します。 イヤだって言われても 一生家族を愛し続けます。 だって僕の名前は 愛と書いて愛と読みますから。」

電気が消える

一同「ハッピーバースデートゥーユー ハッピーバースデーディア 愛君 ハッピーバースデートゥーユー おめでとう!」

愛「ああ…。」

純「はい 消して!」

愛「フウッ…。」

(拍手)

剛「愛君 おめでとう。」

マリヤ「ハッピーバースデー!」

愛「純さん お父さんとお母さんに 連絡したのって…。」

純「このホテルを 愛君への愛でいっぱいにしたいから プレオープンは 愛君の誕生日じゃなきゃダメだし お義父さんとお義母さんには 絶対に来てくれないとダメなんですってことを書くのを忘れちゃって。」

晴海「愛さん ちょっといいね?」

愛「はい。」

晴海「あなたに言いたいこと たくさんあるけど いつも忘れるから 書いておいたから。 聞いてくれる?」

愛「はい。」

晴海「愛さん いつも 純のために ありがとうね 純はあなたがいなかったら こんな素敵なホテル作ることは出来ませんでした。 これからも 末永く 純のことを よろしく お願いします。 お誕生日本当におめでとう。」

愛「ありがとうございます。 ありがとうございます。」

そして

謙次「すまなかった。」

多恵子「謝るなら 子供たちにしてください。」

謙次「ああ そうだね。 愛 誠すまなかった。」

誠「もう ええから 乾杯せえへん?」

謙次「そうだな じゃあ 愛 お誕生日おめでとう。」

多恵子「おめでとう。」

誠「おめでとう。」

愛「待ってください。 僕の誕生日は 純の誕生日でもあるんで みんなで純におめでとうを言いませんか?」

多恵子「おめでとう 純!」

謙次「純 おめでとう!」

誠「おめでとう 純ちゃん。」

愛「おめでとう。」

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