ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」141話「あいしてる」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】141話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第13巻。愛が意識を失って倒れ、純はその原因が脳腫瘍であると告げられる。目覚めて状況を理解した愛は、ホテルは予定通りにオープンさせるよう純に願う。第25週「あいしてる」と最終第26週「いきる」を収録。

141話ネタバレ

病院

おじぃ お父ちゃん 愛君の手術の日が決まりました。

愛の病室

純「おはよう 愛君。」

愛「あ 純さん おはようございます。」

純「ん なにやってるの それ?」

愛「純さん。」

純「うん?」

愛「色々アイディア考えたんです まず チェックインカウンターの横に手荷物置き場があった方がいいと思うんです。 あと… 地元の食材をたくさん使ったメニューをいっぱい考えてみようと思うんですよね。」

純「わかった やっとくから ね? 愛君 安静にしておかないと 手術明後日なんだよ?」

純「ちょっと まだ書いてないの? 同意書?」

愛「純さん?」

純「なに?」

愛「手術やめませんか?」

純「ちょっと なに言って なに言っ なに言ってんの?」

愛「なんか怖くなってきちゃったんです。 すっごく危険な手術だって言うし…。 死んじゃったら どうしようって…。」

純「そんな弱気なこと言わないでよ。 先生も言ってたでしょう 手術しなかったら もっても1か月だって。」

愛「わかってるんですけど 僕もっと 純さんと話しがしたいです。 純さんの顔 ずっと見てたいです。 それが もしかしたら あと2日で出来なくなるかもって思ったら… それに 純さんの魔法の国 見れないのもイヤですし ね?」

純「あ お腹空いたね。」

愛「ふっ。」

純「はい 笑った。」

愛「なにか作りましょうか?」

純「だから安静にしててって言ってるでしょう。」

サザンアイランド
ロビー

誠「それで わざと同意書にサインしてへんの 愛ちゃん?」

純「うん。」

誠「ウソ どないするん 純さん?」

純「大丈夫 イヤって言っても引きづってでも手術室連れていくから。 だから みんなも心配しないで仕事続けて。」

剛「誠ちゃん 元気出しなよ そんな顔してたらさ 愛君も浮かばれないよ。」

誠「あんたな 浮かばれへんって言葉の使い方 どうな? 今?」

剛「あ ごめん。 そうじゃなくて なんて言えばいいんだろ… えと… このホテルはさ 愛君の愛がいっぱい詰まってるホテルなんだしさ みんなで頑張ってオープンすれば愛君も本望なんじゃないかな? あ… ごめん。 これも使い方間違ってるよね。 なんだろう…。」

誠「べつにええで 無理して励まそうとせんでも。」

剛「そんなことないって誠ちゃん。 なんか俺に出来ることあったらさ なんでも言ってよ。」

誠「じゃあ ずっとウチのそばにおって。」

剛「え?」

誠「死ぬまで ずっとそばにおって…。」

剛「あ… それは なんていうか えっと…。」

誠「あの… 冗談や。 つよきちは これからアーティストとして世界に羽ばたくんやし ウチなんか相手にしてたら あかんしな。 うん。」

剛「え?」

あゆみ「好きなら好きって言えば?」

羽純「え? いや… なに言ってるんですか? そんな…」

あゆみ「そんな わかりやすく 動揺しないの。」

羽純「いや あゆみさん 違う。」

あゆみ「純ちゃん。」

純「はい。」

あゆみ「私 羽純ちゃんと 諸々各所にチラシ配ってくる。」

純「ああ お願いします。 行ってらっしゃい よろしくね。」

マリヤ「ねえ 純ちゃん 純ちゃん。」

純「うん?」

マリヤ「ちょっと来て。」

純「うん?」

マリヤ「これ食べてみて。 愛君のレシピ通り作ってみたの。」

純「おお! いただきます。 うん おいしいよ。」

マリヤ「でしょう?」

純「おいしい。」

マリヤ「やっぱり 愛君 すごいよ。 ほかの料理も とってもわかりやすく書いてくれててさ。」

病院
愛の病室

純「お姉ちゃんが作った豚まん 食べてみて どう?」

愛「味はいいです。」

純「うん。」

愛「色が混ざっちゃってますね。 水の配分を間違えると こうなるのと あと 混ぜる時に手早くやらないと 色が混じっちゃうんですね。 そう伝えといてもらえますか?」

純「厳しいね愛君のダメだし。 あ それとね チラシも出来たんだよ。」

愛「へえ。」

純「あゆみさんと羽純ちゃんが 色々なところ行くの頑張ってくれてるんだけど  はい。」

純「あとは オープンまでに 予約が入ってくれたら いいんだけど。」

愛「大丈夫です お客さんいっぱい来ます。」

純「そうだね。 あともう1つ。」

愛「なんですか? みんなからのメッセージ。」

正『愛君 イスとか荷物置き場とか頑張って作ってるかね。 おかげで こんな なっちゃったけどさ。』

正『まあ これはいいとして あの お見舞いに行きたいんだけど 大勢で行って 疲れさせちゃ いけないと思ってさ。 だから 元気になってくれなきゃ困るよ。』

マリヤ『愛君 ノート サンキューね。 頑張って 豚まんも ほかの料理も完成させるから また 色々アドバイスよろしくね。 勇気も愛おじちゃんに 病気になんか負けるなって。』

剛『ヤッホー 愛君 元気? あ 元気ってのはおかしいか… 看板のデザイン考えたんだけど どうかな? 感想聞きたいからさ 早く帰ってきてよ。 待ってるね バイバイ!』

あゆみ『今は焦らないで ちゃんと体治してね 愛君がいない間 ホテルはみんなで守るから。 これ以上 純ちゃんに心配かけちゃダメだよ。 士郎も。』

士郎『愛 大好き。』

羽純『なにか歌おうかと思ったんですけど 愛さんが どんな歌を好きか知らないので 今度教えてください。 それから えっと なにと言いたいか ちょっと 飛んじゃったんですけど とにかく 私は 純ちゃんと愛さんはワンセットだと思います 以上。』

誠『愛ちゃん 四の五の言わんと純さんの言うこと聞かなウチがぶっ殺すで!』

剛『ちょっと 誠ちゃん その言葉遣いもどうかと思う…。』

誠『なにが?』

晴海『愛さん どこ行ってたの?』

剛『お母ちゃん 俺は剛 ね?』

晴海『じゃあ 愛さんはどこね?』

純『お母ちゃん カメラに向かって なんか 言って。 そしたら 愛君に会えるからさ。』

晴海『愛さん どこにいるんですか? あなたがいないと寂しいから 早く帰ってきてください。』

純「ねえ 愛君 お母ちゃんや みんなのためにも 手術受けないなんて言わないでよ。 絶対成功するって信じてさ。」

愛「わかってるんですけど。」

多恵子「わかっているんなら 早くサインしなさい。」

愛「あ…。」

純「強力な助っ人呼んじゃった。 あとはじゃあ 親子水入らずってゆうことで。」

愛「あ いや 純さん。」

純「うん?」

純「怖いよ? お義母さんに逆らったら?」

純「じゃあ お義母さん よろしくお願いします。」

多恵子「任せておいて。」

サザンアイランド
仮眠室

(携帯の着信)

純「もしもし。」

多恵子「純さん。」

純「あ お義母さん。」

多恵子「愛が手術すること承知したわ。」

純「本当ですか。」

多恵子「その代わり 手術の結果に関わらず ホテルは必ずオープンするって 約束してくれ ですって。 大丈夫?」

純「… はい。 ありがとうございます。 あの 今 愛君は?」

多恵子「さっき眠ったわ。」

純「すみません 結局 お義母さんに頼りっぱなしになっちゃって。」

多恵子「別にいいわよ 家族なんだから。」

純「私は情けない嫁です。 愛君のために何もしてあげられない。」

多恵子「言わないで それ以上。 今は何も言わないで手術の成功だけを祈りましょう。 そうじゃないと…。」

泣いてしまうから という言葉をお義母さんが飲み込んだのがわかった。

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