【 連続テレビ小説「純と愛」】142話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第13巻。愛が意識を失って倒れ、純はその原因が脳腫瘍であると告げられる。目覚めて状況を理解した愛は、ホテルは予定通りにオープンさせるよう純に願う。第25週「あいしてる」と最終第26週「いきる」を収録。
142話ネタバレ
サザンアイランド
ロビー
おじぃ お父ちゃん 手術を躊躇っていた愛君がやっと受ける決心をしてくれました 手術は明日そしてホテルのオープンは明後日です。
純「どっちも成功するように守ってください。 お願いします。」
(電話の呼び鈴)
純「はい ホテル・サザンアイランドです。」
病院
愛の病室
愛「予約入ったんですか?」
純「うん。 2組も!」
愛「2組も!」
純「うん。」
愛「大丈夫だと思っていたんですけど 心配だったから ほっとしました。 どんなお客さんなんだろう? 僕も会ってみたいな。」
純「治ったら お客さん たくさん おもてなし してあげたらいいじゃん。」
愛「そうですね でも本当にどんなお客さんなんだろう。 予約は電話だったんですか?」
純「うん 電話だった。 わかんない でも男の人の声だった…」
多恵子「(咳払い)」
純「あ おはようございます お義母さん。」
多恵子「おはよう。」
待合所
純「でも どうやって 説得したんですか? 愛君のこと?」
多恵子「手術しないと殺すって 脅しただけよ?」
純「本当ですか…。」
多恵子「そんなわけないでしょう? ただ こう言ったの どんなことがあっても 私があなたを死なせないって もう2度と自分の子供を失うのイヤだから。 せっかく動きだした この時計が また止まるようなことなるのは もう耐えられない。」
純「お義母さん。 お義母さんと私は力を合わせたら世界最強です。 違いますか? 2人で病気なんか やっつけて 愛君守っちゃいましょう。」
多恵子「そうね。」
雑貨屋平良
晴海「台風来るさ。」
純「うん?」
晴海「明日も明後日も学校休みだね。 嬉しいね。」
キン「晴海ちゃん 小学生になったみたいだね。」
純「うれしいね お母ちゃん。」
晴海「うん。」
キン「でも本当に明後日宮古に直撃ってよ 台風が。」
純「でも 天気のこと心配してもしょうがないので。 それに 今オープンに向けて みんな頑張ってますし。」
サザンアイランド
厨房
純 マリヤ「おお!」
マリヤ「純ちゃん 食べてみて。」
純「わかった。 あちぃ んー! おいしい!」
マリヤ「本当!」
純「おいしい。」
マリヤ「愛君のレシピのおかげね。」
チラシ配り
純「すみません ホテル・サザンアイランド 明後日オープンしますので 是非来てみてください。」
正「もし お疲れでしたら 私マッサージもやっております。」
純「当ホテル自慢のサービスが沢山あるので是非カフェ代わりにお気軽にお立ちよりください。」
サザンアイランド
ロビー
剛「誠ちゃん ちょっと ちょっと来て ほぼ完成形なんだけどさ どうかな?」
誠「ええんちゃう?」
剛「本当?」
誠「うん。」
剛「あのさ。 愛君のことなら大丈夫だよ。 必ず成功するから 手術。」
誠「うん。 なあ つよきちはホテルオープンしたら どうすんの?」
剛「ああ まあ 一旦大阪戻って個展開くためにバリバリ絵描かないとね。」
誠「ウチも一緒に…。」
剛「え?」
誠「ああ ううん ウチも頑張らなんとな つよきちにまた好きって言ってもらえる女になれるように。」
剛「こんな時に不謹慎かもしんないけど… 誠ちゃん 俺 誠ちゃんの…」
羽純「ああ!」
羽純「ごめん邪魔するつもりじゃなかったんだけど…。」
誠「う… ウチ病院行ってくるわ。」
剛「あ…。 大丈夫?」
羽純「あ うん。 ありがとう。」
羽純「大丈夫だよ。」
剛「え? なにが?」
羽純「誠さんも きっと そっちのこと好きだからさ。」
剛「え? 本当? なんでわかるの?」
羽純「女同士だからかな? わかるの思いきって告白したら?」
剛「じゃあさ また なんか悩みできたら 羽純ちゃんに相談していいかな? 俺でよかったらさ 羽純ちゃんの悩み なんでも聞くし。 そうだ 羽純ちゃん 今さ 好きな人とかいないの?」
羽純「あ 私は…。」
剛「うん。」
羽純「男運ないから 当分恋愛はいいかな。」
剛「ええ なんでそんなこと言うの そんな かわいいんだから。」
羽純「じゃあ 付き合う?」
剛「え?」
羽純「あ いや 冗談冗談。 ああ!」
剛「ああ ちょっと。」
羽純「ああ!」
客室
純「剛のこと 好きだったの? ねえ 好きだったの?」
羽純「しー!」
純「ああ ごめん ごめん で? どうするの?」
羽純「もう 無理かな 相談に乗るって言っちゃったし 向こうは誠さんのことが好きだからさ。」
純「そうかもしれないけど でも…。」
羽純「いいの 私は所詮 男運が悪いからさ 前にも駆け落ちしようとした男にはドタキャンされちゃうしさ。 純ちゃんが羨ましいよ。 愛さんみたいな ステキな人と巡りあえて。」
純「そうかな?」
羽純「ああ ごめんね。 今大変な時なのに こんなくだらない話しして ほかに話せる人いないからさ。」
純「だったらさ 友達になってくれないかな? 私と?」
羽純「え?」
純「私 こんな性格だから 友達とかいなくて こういうコイバナとかするも初めてだったんだけど… ダメかな?」
羽純「ガッテン! 私でよければ これから なにがあっても ずっと友達 いや親友でいるからさ!」
純「ありがとう。」
(携帯の着信)
純「あ 電話 ごめんね ちょっと 電話。」
羽純「うん。」
純「もしもし。 お義父さん 宮古に着かれたんですか?」
謙次「ええ さっき 純さん すぐこっちに来てもらえますか?」
純「愛君に なんかあったんですか?」
謙次「いえ 愛が話しがあるって。」
病院
愛の病室
愛「僕を純さんのホテルに連れて行ってください。」
純「え?」
愛「手術の前にもう1度見ておきたいんです。 もう 2度と見られないかもしれないし。」
純「そんなこと言わないでよ。 大体お医者さんだって なんて言うかわかんないでしょう?」
誠「それなら さっき許可もらったから。」
謙次「手術の準備があるから 夜までには必ず戻ってくると。」
多恵子「純さん 私たちが散々言っても聞かないのよ この子。 家族を代表して お願いします。 連れていってあげて あなたたちのホテルに。」
純「わかりました。」
サザンアイランド
純「じゃーん!」
愛「ホテル・サザンアイランド。」
純「うん。」
愛「ステキですね。」
純「私たちの魔法の国だよ。」
愛「はい。」