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連続テレビ小説「純と愛」143話「あいしてる」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】143話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第13巻。愛が意識を失って倒れ、純はその原因が脳腫瘍であると告げられる。目覚めて状況を理解した愛は、ホテルは予定通りにオープンさせるよう純に願う。第25週「あいしてる」と最終第26週「いきる」を収録。

143話ネタバレ

サザンアイランド
玄関前

純「じゃーん!」

愛「ホテル・サザンアイランド。」

純「私たちの魔法の国だよ。」

愛「はい。」

ロビー

一同「いらっしゃいませ。 ホテル・サザンアイランドへようこそ。」

愛「どうしたんですか? みんな改まって?」

純「せっかく愛君に来てもらうんだからオープン前最後の研修ってことで おもてなしすることにしたの。 なんかあったら言ってほしいし。」

愛「わかりました。」

客室

愛「羽純ちゃんがベルガールですか?」

羽純「はい。 こう見えても 力があるんで。 こちらがお部屋になります。」

愛「はい。」

純「よいしょ。 どう 愛君?」

愛「やっぱり いいですね。 明るくて 居心地も良さそうだし。 今日はここに泊まりたいな。」

純「それはダメ。」

愛「ですよね。」

純「愛君がデザインしてくれた ベッドカバーかわいいでしょう? それに合わせてね 羽純ちゃんと クッションカバーも作ったんだよ。」

愛「羽純ちゃん。」

羽純「はい。」

愛「ありがとう。」

羽純「私は別に。」

愛「だって 純さんと親友になってくれたんでしょう?」

羽純「はい。」

ビューティーサロン

あゆみ「本当にいいの?」

愛「どうせ 手術で切るんだし だったら あゆみさんにお願いしたいです。」

あゆみ「わかった。」

愛「あゆみさん お願いがあるんで…」

あゆみ「純さんのこと よろしくお願いしますとか言うなら やめてよ?」

愛「ごめんなさい。 でも 1つ聞いてください。」

あゆみ「なに?」

愛「今みたいに 純さんに これからも厳しく接してもらえませんか? 時には叱ったりして 純さん 甘やかされると伸びないタイプだと思うんです。」

あゆみ「私もそう思う。」

愛「お願いします。 こんなこと頼めるの あゆみさんしかいないんです。 あなたは本当に信頼出来る人だし どんな時だって 冷静に純さんのこと見守ってくれる人だと思うんです。」

あゆみ「もう わかったから 切るわよ。」

愛「僕 髪の毛短くしたことないですけど 似合いますかね?」

あゆみ「うん なんでも似合うよ。」

愛「ああ じゃあ。」

あゆみ「任せて 私に。」

愛「はい。 お願いします。」

純「愛君。」

愛「純さん どうですかね?」

純「似合ってる ね?」

正「似合ってる。」

マッサージルーム

正「愛君。」

愛「うん?」

正「1つ聞いていいかな?」

愛「なんですか?」

正「妹と結婚して後悔してない?」

愛「どうしてですか?」

正「だって純と会わなかったら こんなに苦労しなかったかもしれないのにさ。」

愛「正直 そう思ったこともあります。」

正「やっぱり。」

愛「でも それ以上にステキなものをたくさんもらいましたから。 お義兄さんとも義兄弟にもなれたし。」

正「こんな情けない兄貴なのに?」

愛「ううん お義兄さん 今のお義兄さんは 本当に頼りになります。 いつだったか ウチの長男は 純 お前だって言ったの 本当に凄いことだと思います。 お義兄さんは人類史上初めて女性の強さも認めた男として歴史にその名を刻むべきです。」

正「ちょっと それは 大げさじゃないかな?」

愛「でも お義兄さんがお義兄さんだったから 純さんはここまでやってこれたんです。 それだけは忘れないでください。」

正「ありがとう。 さ。」

愛「ああー! ゴッドハンドですね。」

ロビー

剛「ねえ 愛君。」

愛「うん?」

剛「俺さ この前この壁の前で誠ちゃんにコクろうとしたんだけど。 結局ダメだったんだ。」

愛「どうして?」

剛「だって 俺みたいのが 本当にいいのかな と思って。」

愛「なに言ってんの? 誠も剛君のこと好きなんだよ。」

剛「いや いや だけど 俺 今まで全然モテなかったし 女の子と どうやって付き合えばいいか わかんないし。 それに 誠ちゃんを幸せに出来る自身もないんだ。」

愛「気にし過ぎだよ。 この世には 不完全な男と不完全な女しかいないんだし。」

剛「ああ。 私の愛があなたと作り あなたの愛が私を作る だっけ?」

愛「そう。」

純「お待たせしました。」

夕食

愛「うん… 美味しいです。 これも これも。」

純「よかったよ。」

マリヤ「あの 豚まんも。」

愛「完璧です。」

マリヤ「本当?!」

純「よかったね お姉ちゃん。 これ難しかったんだもんね。」

愛「でも 1つだけ これからは マリヤさんの料理を作ってください。」

マリヤ「え?」

愛「マリヤさんの美味しいと思う味付けをしてください。 作るのは マリヤさんなんだから。」

マリヤ「イヤだよ。 なんか愛君帰ってこないみたいじゃん。 そんな もう2度と会えないみたいなこと言わないでよ!」

正「マリヤ。」

純「お姉ちゃん 泣かないで。」

久世「お邪魔するわよ。」

純「え? 秋代さん! え? どうしたんですか?」

久世「オープン待ちきれずに来ちゃったのよ。」

純「ええ。」

久世「いやー でも 驚いた。 すっかりホテルらしくなったじゃない。」

純「秋代さんのおかげです。 ここまでこれたのは。 ありがとうございました。」

久世「でも まだ足りないもの あるんじゃない?」

愛「ああ! 凄くいいです みんな。」

久世「愛君の分もあるのよ。」

愛「勇気ちゃん 純さんをよろしくね。」

純「じゃあ そろそろ 行こうか 愛君。」

愛「病院に帰りたくないな。」

正「元気になってもらわないとさ このホテルには愛君が必要なんだから。」

愛「はい。」

純「お母ちゃん! キンさん!」

キン「ごめんね 晴海ちゃん どうしても愛さんに会いたいってきかなくてさ。」

晴海「愛さんはどこ?」

純「あ お母ちゃん 愛君 ここにいるよ。」

晴海「なにを言ってる? 愛さんはこういう頭の人じゃないよ。 どこ愛さん? どこかね?」

愛「晴美さん 愛君は 今入院中なんです。 でも すぐ元気になって 必ず戻ってきますから。」

晴海「はい。」

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