ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」148話「いきる」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】148話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第13巻。愛が意識を失って倒れ、純はその原因が脳腫瘍であると告げられる。目覚めて状況を理解した愛は、ホテルは予定通りにオープンさせるよう純に願う。第25週「あいしてる」と最終第26週「いきる」を収録。

148話ネタバレ

サザンアイランド
愛の部屋

2時間おきに愛君の体制を変えてあげる 床擦れ防止のためだ

(目覚ましが鳴る)

おじぃ お父ちゃん 愛君は相変わらず眠ったままです。

(目覚ましが鳴る)

純「おはよう 愛君。 愛君 今日も天気良いよ。 ねえ そろそろ起きたら?」

愛「そうします。」

純「愛君!」

愛「純さん。」

純「ちょっと待ってて 今 先生呼んでくるから。」

愛「待ってください。 その前にキスしてくれませんか?」

純「わかった。」

(目覚ましが鳴る)

純「おはよう 愛君。 ああ 愛君 今日も天気良いよ。 ねえ そろそろ起きたら?」

おじぃ お父ちゃん 私は叫びたくなるのを 必死で我慢した。

ロビー

純「どうしたの みんな?」

正「お母さんが またここに来たがってさ。」

晴海「ここは 私の父のホテルなんです。」

マリヤ「ああ そんなんですか。」

正「それに お前にも話しがあって。」

純「なに?」

正「俺たち働くことにしたから。」

回想

正「今日からよろしくお願いします。」

正『俺はホテルのマッサージの出張で。』

あゆみ「今日からお世話になります。 よろしくお願いします。」

正『あゆみさんは 美容院。』

羽純「晴れ渡る日も雨の日も浮かぶ あの笑顔~♪」

正『羽純ちゃんはライブのやっている 沖縄料理の店で。』

回想終了

あゆみ「でも 純ちゃんがまた ホテルをやる気になったら いつでも駆けつけるからね。」

純「ありがとうございます。」

剛「俺 俺は一旦大阪戻って個展開く準備するから。」

純「剛も ごめんね 無理やり来てもらったのに こんなことになっちゃって。」

剛「なに言ってんだよ お姉 もう。」

純「いてて。」

剛「お姉が本気になったらさ 俺がここも ここも ここも ここも ここも みんな絵で埋め尽くしてやるからさ。」

(一同の笑い)

純「ありがとう。」

晴海「あなた ここの従業員の方ですか?」

純「はい。」

晴海「ウチの家族 どこにいるか 知らないですか?」

おじぃ お父ちゃん お母ちゃんは 今日も 私が10歳の頃に戻っているみたい

晴海「これが長男で これが長女 これが私の父 それで この人が… あ そう メロちゃん… メロちゃん なんでメロちゃんか わかる? えーと… なんだっけ…。」

純「もしかして 走れメロスが好きだから メロちゃんじゃないですか?」

晴海「ふっ。」

純「どうかしました?」

晴海「誰にも言ったらダメだよ。」

純「はい。」

晴海「思い出したさ。 ここで初めてメロちゃんにキスされたの。」

純「そうなんだ。」

晴海「それがさ すごい力で掴むしさ 緊張して鼻息荒いから全然ロマンチックじゃなかったけど メロちゃん 何度も言ってたよ。『僕は幸せです。 あなたに会えて本当に幸せです。』って。」

純「そうですか。」

晴海「だけどさ 私はメロちゃんを幸せに出来なかったさ。 私のせいで メロちゃん死んじゃった…。」

色々なことを忘れても お母ちゃんの心の中には 自分の伴侶を幸せに出来なかったかもしれないという 後悔だけは残っている。 そして それは 今の私も同じだ。

サザンアイランド
ロビー

純「羽純ちゃん どうしたの?」

羽純「これ。 マリヤさんから 純ちゃんがちゃんと食べているか心配だからって。」

純「あとでありがとうって言っとくね。」

羽純「せっかく 親友になったんだし 言わせてもらうけどさ。 私はやっぱり 純ちゃんはホテルをやってないと純ちゃんじゃないと思う。 みんな大人だし遠慮して言わないけど 本当は首長くして待ってるんだよ。 純ちゃんがやる気になってくれるのを。」

逃げるように去る羽純

純「…」

玄関が開く

真一郎「社長! 久しぶり。」

純「社長! どうしたんですか?」

真一郎「どうしたって どうこうもないよ。 君が ホテルをオープンするって聞いたから 驚かしてやろうと思って 偽名で予約入れたのに いきなり延期します とか言われて それっきり連絡がないからさ。 覚えてるだろ? 君が魔法の国を作ったら 俺が最初の客になるって言ったの。」

扉が開く

富士子「思ったより大変だったみたいね 台風で。」

純「桐野さん!」

真一郎「俺が誘ったの せっかくなら 一緒に行かないかって。」

扉が開く

水野「おお。」

千香「ああ もう2人着いてたんですね。」

純「ええ 千香ちゃんに水野さんまで。」

水野「久々に有給が取れたからさ 便乗させてもらったよ。」

サト「こんちわー!」

純「あの どちら様ですか?」

サト「社長! 久しぶり!」

純「サトさん! ウソ! え! どうしたんですか こんな? え? セニョールさんまで。」

サト「それがドラマコンクールに出したシナリオが大賞いきなり取っちゃってさ 私。 次のクールの連ドラも決まってるし。 あっという間に売れっ子美人作家の道まっしぐらって感じ?」

忍「自分はマネージャーやってます 女将さんの。」

純「そうなんですか。」

きょとんとしている真一郎たち

純「あ すみません こちら…」

サト「そういうのは自分たちでやるから ねえ? それより 愛君は?」

愛の部屋

純「愛君 みんな来てくれたよ。 どうぞ。」

サト「え?」

純「あの話しかけてあげてください。 いろんな人に声をかけてもった方が良いって お医者さんも言ってたんで。」

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