【 連続テレビ小説「純と愛」】149話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第13巻。愛が意識を失って倒れ、純はその原因が脳腫瘍であると告げられる。目覚めて状況を理解した愛は、ホテルは予定通りにオープンさせるよう純に願う。第25週「あいしてる」と最終第26週「いきる」を収録。
149話ネタバレ
サザンアイランド
愛の部屋
純「声かけてあげてください。 沢山の人がそうしてくれた方が良いって お医者さんも言ってたんで。」
水野「愛 おい愛 起きないんだったら 俺が純ちゃん貰っちゃうぞ?」
純「あの ちょっと それは…。」
水野「冗談だよ。 実は俺田辺君と婚約したんだ。」
千香「今日は 結婚式の招待状持ってきたの。」
純「そうだったの!」
水野「愛 俺もいよいよ 年貢を納めることにしたよ。」
千香「ちょっと? どういう意味よ それ?」
水野「いや だから… 俺たちも お前と純ちゃんに負けないように いつまでも仲良くしようって誓ったんだよ。」
千香「2人には 絶対 式に出てほしいの。 だから…。」
忍「実は… 自分も女将さんと結婚することが出来ました。」
純「本当ですか!」
サト「ドラマチックじゃないだろ? もうこいつがさ しつこくてさ。」
忍「自分も 愛さんみたいに どんなことがあっても 女将さんを支えてく覚悟です。 だから 困った時は相談しようと思ってたのに。」
サト「もう メソメソするんじゃないよ 男のくせに。 だいたいさ 結婚したのに いつまでも女将さんって呼び方 どうかと思わない? でもさ あんたたちは ハッピーエンドじゃないと まずいんじゃないの? 愛君? ねえ ねえ?」
真一郎「じゃあ この流れで俺たちも結婚しちゃおう。」
富士子「遠慮させていただきます。」
真一郎「あ そう。 速攻フラれちゃったよ 愛君。 まあ いいや。 ああ これ 見てくれる? 俺 ホテル評論家になってさ 本出したら結構売れたんだよ これが。]
真一郎「君たちのホテルのことも 早く書きたいから 元気になって また 社長のこと助けてやってよ。」
富士子「愛君 私はカイザーオオサキの社長になったわ。」
純「え! 本当ですか 桐野さん!」
富士子「ウソよ。 そんな甘いわけないでしょう? でも どんなことがあっても絶対諦めないわよ。 今日ここに来て改めて そういう未来を必ず作ってみせると決めた。 だから 待ってるわよ 愛君!」
ロビー
サト「そうだ 師匠からの伝言も預かってきてるんだけど。」
忍「あ。」
志道「いつか あんたのホテルが出来たら 故郷だと思って いつでも帰ってこいって 言ったの忘れたわけじゃないでしょうね?」
一同「そうよ!」
志道「私さ あんと時 すごく嬉しくて もうずっとその気になってんだから。」
一同「そうよ!」
志道「ねえ 社長? いったい いつオープンするのよ!」
久世「それは 私も聞きたいわね。 このホテルに泊まるのずっと楽しみにしてるんだけど。」
純「あの… この建物を譲ってくださった 久世秋代さんです。」
サト「まあまあ お久しぶりで 先生。」
水野「そうだ ホームページにさ このホテルにしかないサービスが色々書いてあったけど せめて それ体験出来ないの?」
純「でも…。」
サト「やってあげたら 社長? きっと みんな喜ぶわよ。」
水野「うん。」
真一郎「なに? 俺たちを手ぶらで帰らせる気?」
そして全員集合
久世「さすが先生 効きますわ。」
正「ありがとうございます。」
あゆみ「どうですか?」
サト「どれどれ? うーん キレイ。」
あゆみ「サトさん キレイ。」
マリヤ「どうぞ。」
忍「うーん ウマいです。」
富士子「ハートのエースが出てこない」
羽純「ハートのエースが出てこない ハートのエースが出てこない やめられないこのままじゃ」
富士子「優しい悪魔」
羽純「あの人は悪魔」
富士子「暑中お見舞い申し上げます」
羽純「暑中お見舞い申し上げます まぶたに口づけ」
水野「かわいいね あの子。」
千香「ちょっと なに 目尻下げてんの?」
水野「いやいや 今のは その 一般的な意味っていうか その お兄さん的な ポジション的なやつ?」
千香「とか言いながら あっちの人にも色目使ってたよね?」
水野「いや 仲直りのブランコでケンカしちゃマズイでしょう?」」
真一郎「ねえ桐野君。」
富士子「ちょっと 休憩。」
羽純「はい。」
真一郎「ここ プロポーズの壁だったらしいよ。」
富士子「へえ。」
真一郎「やっぱり 結婚しない?」
富士子「しつこい。」
真一郎「ですよね。」
富士子「もう1回。」
羽純「暑中お見舞い申し上げます まぶたに口づけ」
真一郎「またフラれちゃった。」
サト「じゃあ 私と結婚します? まあ ステキなお尻。」
真一郎「え?」
忍「女将さん なに言ってるんですか?」
真一郎「いや いや 触らないで 触らないで!」
富士子「オープン前に直した方がいいと思ったこと メモしといたから。」
純「ありがとうございます。 あ これ 愛君が言ってたのと同じです。」
富士子「若者たち」
純「はい?」
羽純「君の行く道は はてしなく遠い だのに なぜ 歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまで 君のあの人は 今はもういない だのに なぜ なにを探して 君は行くのか あてもないのに 君の行く道は 希望へとつづく 空に また 陽が昇るとき 若者はまた 歩きはじめる」
(拍手)
千香「プレゼントがあるんだけど。」
純「ああ!」
水野「君は サモトラケのニケなんじゃないのか? ツライのはわかるけど 愛のためにも 頑張ったら?」
千香「ねえ こういう時 トルストイは何か言ってないの?」
水野「ごめん もう人の名前使って自分を良く見せようとするのやめようと思って。」
サト「みんなから 色々話し聞いたけど やっぱドラマチックだね あんたたち。」
真一郎「俺も色々聞いたよ 女将さんから。 ひらがなの”と”という言葉でたくさんの人を結びつけたり 里やを再建したこととか それもこれも みんな待田純という人間が存在したから あったことだ。」
真一郎「ここにいる全員が そんな待田純の おかげで今がある。 違うかな? そして 俺たち みんな待田純に ホテルをやり続けてほしいって思ってんだ。」
サト「みんなのために 早く ここ魔法の国にしたら? そしたら あんたたちモデルにして ドラマ書くからさ私。」
久世「なんとか言ったら? このままだと大切なパートナー失って 死んだように生きてた私みたいになっちゃうわよ。」
純「みなさん ありがとうございます。 でも… 今の待田純を作ったのは待田愛なんですよ。 彼への愛と感謝を込めて このホテルを作ったんです。」
純「だから 愛君が 愛君が目覚めてくれないと ここは魔法の国にはならないんです。 ちゃんと私の手を握って 私の目を見て 話しかけてくれないと。 本当にごめんなさい。」
逃げるように2階に上がる純
正「おい 純 みなさんが ここまで 痛っ!」
富士子「信じて待ちましょう。 彼女ならきっと 大丈夫です。」