【 連続テレビ小説「純と愛」】1話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第1巻。父が営む沖縄・宮古島のホテルの再生を夢見る狩野純と、彼女を支える青年・愛が織り成すラブストーリー。。
1話ネタバレ
連続テレビ小説「純と愛」1話「まほうのくに」ネタバレ
ここは宮古島 私のふるさとです
おじぃ 昔 こう言ったの覚えてる? 『人の運命なんて 最初から 決まってない 人生の ひとつ ひとつの 選択が 運命なんだよ』
宮古島空港
晴海「純 おかえり」
純「お母ちゃん! 迎えに来なくていいって 言ったのに」
道中
晴海「純 本当にお父さんに言うの? あのこと?」
純「お母ちゃん 応援してくれるよね?」
晴海「でも 言葉には気をつけてよ」
私は 今から自分の 運命を選ぶ
純「お母ちゃん」
晴海「うん?」
純「おじぃが 生きてたころとさ 内のホテル 全然違うよね?」
晴海「そうかな?」
純「そうだよ…」
正「おい 純 それやるなよ 親父の前で」
純「お兄ちゃん こそ また那覇で 女 泣かせてないでしょうね?」
正「ところでおまえ 何しに帰ってきたんだよ?」
純「ちょっと 用事があんの」
那覇の大学に通って3年 今回の里帰りは 人生でかなり重要ちゅうか かなり大変なことになりそうで ってな感じのナレーションが流れるんだろうな ドラマだったら
サザンアイランド
善行「遠いところ 本当にありがとうございました また 来てくださいね こんな田舎ですけどね 来年はまたね カブトムシ捕まえましょうね ありがとうございました はい 気をつけてね」
晴海「お父さん 純 帰ってますけど」
善行「うん」
純「お父ちゃん ただいま」
人の顔くらい 見ろよな
晴海「純 帰ろっか? 今日は ごちそう いっぱい作ろうね 先 行っとこうね」
回想
十年前
晴海「着いた ほら あれ おじぃのホテル」
晴海「ねえ 純」
回想終了
狩野家
おじぃ 頑張るから 守ってね
晴海「純 ちょっと 手伝って」
純「はい あっ」
剛「あっ 痛っ」
純「痛っ!」
剛「何すんだよ お前 せっかく良い夢見てたのによ」
純「あんたこそ 何やってんのよ 剛!」
善行「宮古の人間と付き合うのは 疲れるわ デリカシーが全くないんやから」
正「お父さんは ナイーブ過ぎるんだよ」
善行「剛 お前 勉強してんのか お前 三浪は 絶対許さへんぞ 勉強せえ 少しは」
善行「この島にはな プライバシーというもんが 無いんや なんかある度にワイワイ集まって オトーリとかゆーて 酒の回し飲みなんかして」
晴海「大阪と違って あんまり楽しみがないんですよ 宮古には」
ウチの家族は皆バラバラです
善行「なあ 正 さっきの あの話は儲かるのか?」
あたしが10歳の時に大阪から ここ宮古島のお母ちゃんの 実家に引っ越してきたので 言葉もメチャメチャです 父親は未だに 大阪弁だし お母ちゃんは宮古の言葉のまま 私や お兄ちゃん 弟は共通語 しゃべるようになって またナレーションやってる場合じゃないっての
純「お父ちゃん! 話があるんだけど」
善行「ご飯にしてくれ」
晴海「はい はい」
純「お父ちゃん!」
晴海「純 ご飯終わってからでいいで いいさ」
正「そうだよ」
純「お父ちゃん! 大学3年の秋ちゅうたらさ 就職セミナーとか始まって 進路決めないといけないじゃない?」
善行「分かり切ったこと言うな お前 何が言いたいん 言えはよ」
純「これ」
善行「ふ~ん」
純「お父ちゃん 私に ウチのホテル 継がせて下さい 私ね 10年前 大阪から 引っ越してきた時 おじぃが作ったホテルを見て ここは 魔法の国なんじゃないかと思った 来た時に暗い顔したお客さん みんな笑顔になって帰るからさ でも お客さんの顔見てるうちに分かったの ウチのホテルに泊まった人は みんな 嫌のこと全部 忘れて『ああ ずっと ここに居たい また絶対来よう』って 気持ちになるんだって でも今はさ」
善行「でも今は でも今はなんや?」
純「だから… お客さんが あんまり笑ってないような気がして」
善行「おい ご飯 はよしてくれ」
晴海「はい はい」
善行「しゃーないやろ お前 俺のせいやない 観光局のの方もな 客を呼ぶ努力とかインフラの整備すべきなのに 全然動かへんからや それにな次の社長は 正に決まってる 長男なんやしな」
純「えっ だって お兄ちゃん ホテル継ぎたいなんて ひと言も言ったことないもんね」
正「俺はマインドとしては ホテル経営に興味はあるし」
純「じゃあ何? お兄ちゃん ウチのホテル このままで良いと思ってるわけ?」
善行「社長の経営方針に従うんやったらな こいつが」
晴海「純 そうしよう」
正「まあ ベストチョイスかな」
純「私は おじぃのホテルが これ以上駄目になるのを見ているのが嫌なの」
善行「なんやと?」
剛「うっぷ」
善行「うるさい お前 外で吐いてこい!」
純「お父ちゃんが 嫌々社長やってるんなら もう辞めた方がいいんじゃないか って 言ってのよ」
善行「誰が 嫌々や!」
純「だって 嫌々やってるじゃない! 10年前 大阪で仕事失敗したから 嫌々 お母ちゃんの実家に帰って 仕事がないから 嫌々 ホテル手伝って おじぃが死んだから社長になっただけでしょ?」
善行「人の苦労も知らんと 偉そうに言うな! お前は! お前みたいなやつはな 傲岸不遜と言うんじゃ! そんな言葉も知るまい あとで辞書引いとけ お前みたいなアホたれは!」
純「ウチのホテルはね 穴だらけの船なの 気づかない内にね どんどん沈んでるの その場しのぎで 穴埋めようと したって無駄なの! 船を心から 愛して ちゃんと行先 決める人が船長にならないと 沈んじゃうんだって!」
善行「おどれは 何様じゃ! 出ていけ 今すぐ出ていけ! 何じゃこんなもん」
善行「言うとくがな 俺が死んでも あのホテルはお前には譲らん この家にも二度と 敷居またぐな! 今度姿みかけたら 俺がたたき出す 出てけ!」
晴海「純 落ち着いて」
純「お母ちゃん 悪いけど こんな 家 二度と戻ってこないから」
晴海「ちょっと 正 なんとかしてよ」
正「純」
剛「母ちゃん ごちそうさま」
純「お父ちゃん! 私 いつか ウチよりでっかいホテルの社長になってやるから おじぃみたいな 魔法の国 絶対作ってみせるから!」
晴海「純 純 ちょっと ちょっと 待って ありがとうね お母ちゃんは ずっと 思ってたこと言ってくれて おじぃのホテルは 魔法の国だって」
おじぃ ごめんね 私 宮古には戻らないと思う
半年後 大阪
「オオサキプラザホテ 面接の方 こちらへお進みください」
愛「すみません すみません すみません」
純「痛っ!」
愛「すみません」
これが 二人の運命の出会いでした って またナレーションやってるよ 私は