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連続テレビ小説「純と愛」30話「きたかぜとたいよう」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】30話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第3巻。純と愛は、愛の弟・純の墓前で共に生きることを決意し、一緒に住むことになる。一方、正は、善行の目論みで見合い相手と結婚することになっていた。

30話ネタバレ

連続テレビ小説「純と愛」30話「きたかぜとたいよう」ネタバレ

純「前にさ 一回精神科に行ったって言ってたじゃない そんときは そんときは 何て言われたの?」

愛「統合失調症だそうです」

純「統合失調症ってなに?」

愛「幻覚や幻聴が起こる一種の精神疾患です」

純「そっか… ね 今日さ 終わったら なんか おいしいもん 食べに行こっか? あ! そうだ 今日 私が なんか 作るよ なんか 食べたいもんある?」

愛「いや 僕は 大丈夫です 純さんの食べたいもので」

純「そんなこと言わないで 今日は私が何でも 作るからさ 何食べたいの? どうぞ」

愛「リンゴとバナナ」

純「それ 料理じゃないじゃん! 猿じゃん それじゃ」

愛「フフ どうしたんですか?」

純「え? いや ううん」

私は この人を こんな笑顔にしてあげたいのに… 何やってんだろう… こんなところで

診察室

医師「彼の承諾をもらったので あなたからもお話を伺おうと思いまして 話しはざっと聞いたんですが 彼が 人の本性が見えるというのは あなたも信じてると伺ったんですが 具体的に言って頂けませんか?」

純「私 ホテルに勤めてるんですけど お客さんの…」

おじぃ お願い ここに来たのは 間違いじゃないって言って

待合室

医師「待田さん 検査結果が出ましたので 中にお入りください」

愛「はい あの」

純「ん?」

愛「一緒でもいいですか?」

医師「かまいませんよ」

純「え?」

愛「純さんには 全部知っておいてもらいたいです」

純「分かった」

診察室

医師「体の機能的には どこにも異常は見れらませんね」

純「はあ」

医師「となると 私の見立てとしては 統合失調症と判断せざるをえません しかし いいですか? これは あくまでも 病気の一つですから 余り深く考えないように 薬を飲めば症状は楽になると思いますから また来週にいらしてください」

純「あの いや」

愛「あの 薬って脳のドーパミンを抑える 鎮静剤のことですか?」

医師「詳しいですね そうですよ」

愛「無駄だと思います」

医師「はい?」

愛「そんなもの飲んでも 人の本性は見えると思うし 薬も要らなくて ここにも もう来ません 最初っから 統合失調症だって 決めつけてるんですから ありがとうございました 帰ります」

純「ちょっと…」

医師「じゃあ 私の本性が見えますか 今? 言ってみてください」

愛「『ああ 面倒くせー こっちは 忙しいんだよ! どうせ 統合失調症なんだから 薬もらって とっとと帰りよ! 何が人の本性見えるだよ? 今日だってな お前の母親のコネが無かったら 診察なんて出来なかったんだぞ!」

愛「ウチの病院がどれだけ有名で どれだけ予約が取れないのか 分かってんのか? ああ? 坊主 オイ!』この病院 奥さんのお父さんにお金出してもらって建てたんですね だから あなたは 受付の女の子が気になってるけど ちょっかい出せないで我慢している うわぁ… なんだか あなた 犯罪スレスレのこともやってますね なんだったら それ全部 ここで でっかい声でバラしましょうかね?」

医師「もう結構です! いい加減にしてください」

愛「おい ちょっと待てよ おい!」

純「愛くん 帰ろう」

愛「当たってますよね? 当ってんだから 俺病気じゃないですよね? 俺病気じゃないですよね!」

自宅

純「一体どういうつもり? あんなことしたら 逆に病気だと思われるじゃん! なのに なんで あんなことするの?」

愛「あれが あれが俺の本性だからです」

純「え?」

愛「本当は 母みたいに自分以外の人間全員軽蔑してたり 父みたいに良い人のフリして 簡単に人のこと傷つける人間なんですよ 俺は 『愛』と書いて『いとし』とか読む名前つけられても迷惑なんだよな 俺には愛なんて無いし 自分以外の目に写る人間全員ぶち殺したくなるんですよ」

純「私を見て 愛くん 私を見て! じゃあ 今の私は どう見えてるの?」

愛「いいんですか?」

純「うん」

愛「あなた 顔がブレまくって もうどれが本当の顔か分かりません ホテルで働くんだったら ルール守れとか言われて ビビっちゃって なんか そこらへんの つまんないサラリーマンみたいになってますよ」

純「それは… 色々あるっていうか 実際働いてみると 大人になんなきゃいけなしさ…」

愛「なんで あなたが そんなこと 言うんですか? そういうの あなた 一番嫌いだったんじゃないですか? 社長になりたいから ホテルに入ったとか 威勢のいいこと言っておいて もう ヒヨるんですか? そんな 情けない人間に おじぃの魔法の国 作れるわけないでしょう 無理に決まってるでしょ」

純「なによ 人がこんなに心配してるのに」

愛「あなたが心配してんのは 自分でしょ 結局 後悔してるんですよ 俺と付き合って あなたは 恥ずかしいと思ってるんですよ あなたは みっともないと思ってるんですよ あなたは」

純「あんたは やっぱり おかしいわよ! 病気よ! 絶対!」

愛「じゃあ もうやめましょう」

純「ちょっと 何してんの? ちょっと 待ってよ! ねえ」

愛「嬉しかったんです」

純「え?」

愛「あなたに 『信じる』 って言われた時 本当にうれしかったんです 自分でも病気じゃないかな? ってずっと思ってたから あなたと居たら 自分が思う 嫌な人間にならないで済むかもと思ったから でも そんな考えは甘いって さっき 窓に写る自分に言われました いや 死んだ方の純にかな? でも そんなこと言っても 信じないんですよね? それじゃ お元気で ありがとうございました」

回想

愛「純さんと居ると幸せだなあ と思って」

回想終了

何やってるんだろ? 私 結局 私が北風じゃん

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