【 連続テレビ小説「純と愛」】51話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第5巻。純の下に、暗い顔をしたカップルが「式をキャンセルしたい」と現れる。どうやらふたりの親同士が絶縁状態にあることが理由らしいのだが…。
51話ネタバレ
連続テレビ小説「純と愛」51話「はっぴーうぇでぃんぐ」 ネタバレ
オオサキプラザホテル
料飲部
純「もちろん 他のお客さんのチェックアウトとかの邪魔になんないように ロープで仕切って スペースは確保しますから それにウエディングドレスの花嫁さんを見たら なんか 良い事に出会った みたいな気持ちになると思うんですよ]
純「他のお客さんにも 10分でも5分でも いいから 2人を祝福して 幸せな気持ちになったら もう 最高じゃないですか みんな みんな ハッピーみたいな」
露木「無理や」
純「なんでですか?」
露木「そんなん 前例がないし 第一ロビーで やるとなると 他の部署の協力も必要やろ」
純「じゃあ 今から この企画書持って 行ってきます」
池内「待ちなさい! これだけの イベントとなると ブライダル部の総意じゃないと 何処も相手にしてくれないわよ」
純「そうか… 部長! お願いします」
露木「んなこと 俺から頼めるわけ ないやらが それに ロビーは 宿泊部の管理なんや 宿泊部長の許可がないと なんぼ俺が許可しても なんの意味もないんや」
純「じゃあ 宿泊部長の OK貰えれば 許可してくれるんですね?」
露木「待田!」
やってやろうじゃないの 見ててね おじぃ
宿泊部
米田「こんなもの 許可できるわけないだろうが ロビー使うとなると クレームが来た時対応するのはウチの人間だし 警備だって 嫌がるんだよ 人が大勢集まって もし なんかがあったら」
純「だから 皆さんには 極力 ご迷惑かけないようにしますから なんとかお2人のために結婚式を開いて ホテル全体で祝福してあげませんか? お願いします」
米田「勘弁してくれよ もう ブライダル行ったから もう お前のトラブルに巻き込まれなくて済むと思ったのに」
純「え?」
米田「それにな こういうことは まず お前の部長の許可取ってから 来るのが筋だろうが?」
純「いや あの ちょっと 待って下さいよ」
米田「もしもし はい」
純「あ 水野さん あの これ… 協力してくれませんか?」
水野「悪いけど 忙しいんだ それに 今日はデートだし」
別に そんなことは 聞いてないんですけど
純「千香ちゃん! ねえ 千香ちゃん これ どう思う?」
千香「私は 良いと思いますけど」
純「本当? じゃあ 協力して! 部長説得するの」
千香「無理ですよ 私なんかが言っても 聞いてくれるわけないし」
純「そんなことないよ」
千香「それに 私は 何も出来ないし」
純「そんなことないよ いっぱいあるよ」
千香「たとえば?」
純「えっとね…」
ああ どうしよう? 全然浮かばない
千香「もう ええわ!」
なにやってんだよ 私は
ロビー
あ この人が居た!
純「桐野さん あの…」
桐野「協力できないわよ ロビーウエディングなら」
純「絶対良いと思いませんか ここで 結婚式挙げたら 新郎新婦さんだけじゃなくて 私たちやお客さんも みんなが幸せな 気持ちになれるし そうだ…」
純「これ なんて読むか知ってます?」
桐野「『歩み寄る者に安らぎを 去り行く者には幸せを』」
純「これって ウチのホテルの 精神なんですよね だったら なんで みんな 前例がないとか 仕事が増えるとか リスクはどうするとか 言うんですか?」
桐野「組織なんて 所詮そんなものなの」
純「桐野さんは オオサキが良いホテルだと 思いますか? 私は 思います と…信じたいんです」
桐野「そんなことを 言ってるから ダメなのよ」
純「え?」
桐野「あなたは 自分が言ってることは正しいだから 人は協力してくれるだろうとか 協力してくれるべきだ っていう希望的観測で動いてるだけじゃない そんな甘い考えで人が説得できると思う? 協力は 期待するものでも要求するものでもなく 上手く引き出すものよ」
休憩所
私が 考えてることって 所詮 希望的観測なわけ?
米田「おい 狩野」
純「あの… 私もう 結婚したんで 待田です」
米田「企画書読み直してみたけどな 狩野 良いんじゃないか? これ?」
純「え? じゃあ? ロビー使うこと 許可してくれるんですか?」
米田「当たりまえだろ ベリーグッドだ!」
露木「実は俺も 本当は良いと思ってたんだ ロビーウエディング!」
池内「こうなったら ブライダルの底力 見せてやりましょう」
水野「トルストイは言った 狩野純は 素晴らしい」
千香「私も何も出来ないけど 協力しますね」
桐野「あなたがやってることは 希望的観測なんかじゃない 崇高な理想よ」
なんか イヤな予感がする… これは… 夢だ…
自宅
愛「純さん 起きて下さい 朝ですよ 純さん 起きて下さい 純さん 純さん 起きてください」
やっぱりなぁ…
純「うーん わかってるよ…」
現実じゃ あんなこと 絶対起こんないよな
愛「純さん これ なんですけど」
純「なにこれ? なんか 表紙が凄くなってるし 分厚くなってる!」
愛「出過ぎた真似かと思ったんですけど 幾つか問題点があったんで 直させてもらいました」
純「え? 例えば?」
愛「お2人を イメージしやすいように 表紙に写真をつけてみました」
純「おお…」
愛「それと 少し 理想論に走り過ぎてるというか 押しつけがましいイメージがあったので それをソフトにして 他の人恐れる リスクやコストに関しては 安心感を与える記述を加えて このロビーウエディングが 如何に ホテルにとって メリットがあるかを強調させてもらいました」
純「良い! 凄いこれ!」
愛「あとは純さんの 情熱でほかの人を説得してください」
純「わかった! ありがとう」
愛「いえ」
オオサキプラザホテル
客室
やっぱ 社長に直接頼むしかないか 物事を決めるには トップダウンが一番って言うし… ああ でも なんか ちょっと 卑怯な気がするのは なぜ
振り返ると真一郎が
純「おっ!」
真一郎「もしかして 俺に用?」
純「いや あの えと… うん まあ…」
真一郎の部屋
純「失礼します」
真一郎「何用?」
純「あの… 社長 どうかしたんですか?」
真一郎「ちょっとね」
純「もしかして 例の外資との合併の話しですか?」
真一郎「そうなんだよ 詳しく 契約書見たら 対等合併じゃなくて 吸収合併みたくなっててさ」
純「じゃあ どうなるんですか? ウチのホテル?」
真一郎「向こうの 要求通りにすると 徹底したリストラと 無駄の排除ってことで ハウスキーピングや クリーニングはもちろん ブライダルやレストランまで 外部に委託することになりかねなくて 先代が残した オオサキの理念やロマンが 全然残んないんだよね このままじゃ」
純「ウソ… じゃあ どうするんですか?」
真一郎「まあ 本当は一応考えてることは 一応あるんだけどさ」
純「え? なんですか?」
真一郎「お待たせしました! 皆さん今日は 一日よろしくお願いします」
純「ちょっと 社長!」
真一郎「ん?」
純「どういうことですか? こんな時に女性連れ込んで しかも今日 オールスターじゃないですか」
真一郎「オールスターって? 君 なんか誤解してるんじゃないの? 皆さん 有名な先生だよ 風水 占星術 タロット 夢占い お香 姓名判断 手相 パウル!サッカーね!」
ウソ 占い師だったの みんな
真一郎「人事を尽くして 天命を待つ 皆さん 是非 力をお貸しください」
純「ちょちょちょ 社長!」
真一郎「ん?」
純「こんなことしてたら 先代に笑われますよ 本当に人事を尽くしたんですか?」
真一郎「でも…」
純「私に出来ることがあったら 何でもしますから おとうさんが作った オオサキを守るためにも 頑張って下さい 社長! 私 本当に このホテル 大好きなんです 社長のおかげで ここに入ることが出来て 本当に 良かったって 感謝してるんです だから お願いですから 守りましょう ね?」
真一郎「分かった ありがとう」
純「皆さん すみません あの今日 社長が ちょっと 急用が出来ちゃって なんで すみませんけど お帰りお願いできますか? すみませんけど」
ロビー
結局 これのこと 言うの忘れてしまった… げ! 愛くんママ…
純「どうも…」
多恵子「あら あなた まだ 生きていたの ストーカーに殺されたかと思ったのに」
いきなり 先制パンチ…
純「安心してください お義母さん これからは 愛くんが 何があっても 私のこと守ってくれますから」
多恵子「お願いだから 人前で その呼び方するのやめてくれる? あなたが その名札つけてるだけでも 不愉快なんだから」
中津留「そうか 先制の義理の娘さんでしたね 彼女」
多恵子「やめてくれますか 総支配人 夏のやぶ蚊みたいに いくら追っ払っても ついてくるだけですから この人が」
今度はやぶ蚊 扱いかよ
中津留「君 くれぐれも失礼がないようにね 大事な方なんだから 待田先生は」
あ 影薄いから 忘れてた
純「あ! そう支配人 ちょっと あの 待って下さい あの お願いがあるんですけど」
中津留「え?」
純「ちょっと 待って下さいよ あの」
総支配人室
中津留「いい企画書じゃないか」
純「じゃあ! 許可してもらえるんですか? ロビーでの結婚式」
中津留「各部署に根回しが済んでるんだろうね?」
純「あ… いや… あのそれが まだ…」
中津留「だったら 早く OKを取ってきなさい すぐに許可するから」
純「いや それが あの部長も 宿泊部長も 全然相手してくれなくて」
中津留「そこをなんとかするのが 企画立案者の やる気と熱意でしょ まあ 頑張って」
純「いや あの ちょっと 待ってください これだけでも すみません お願いします」
中津留「はい どうも失礼しました」
純「怖っ」
おじぃ なんなの 一体 どうつもこいつも 他に人の 許可取ってこいって