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連続テレビ小説「純と愛」53話「はっぴーうぇでぃんぐ」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】53話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第5巻。純の下に、暗い顔をしたカップルが「式をキャンセルしたい」と現れる。どうやらふたりの親同士が絶縁状態にあることが理由らしいのだが…。

53話ネタバレ

連続テレビ小説「純と愛」53話「はっぴーうぇでぃんぐ」 ネタバレ

オオサキプラザホテル
会議室

中津留「みんなが決めたことに従えないなら 出ていきなさい」

純「ちょっと 待って下さいよ 総支配人 だって そう思いませんか?」

露木「いい加減にしろ」

米田「打合せの邪魔だ 出てけ」

おじぃ やっぱ 無理だよ このホテル

桐野「申し訳ありませんが 私もこの企画から 降ろさせていただきます」

米田「え?」

桐野「もし 私が結婚するなら こういう結婚式には出たくないからです 今 皆さんが考えてらっしゃるように 実際に私が 別としてのお話しですが」

露木「池内くん じゃあ 君から 新郎様と新婦様に連絡を取ってくれ 結婚式と取材のこと」

池内「すみませんが お断りいたします」

露木「な…」

池内「私はお2人を説得する自信がありませんし ブライダルの人間として 待田の言っていることに反論できないからです それに 桐野は 今残っている たった1人の同期で しかも同じ独身なので」

千香「あの すみません 私も独身で 待田さんと同期なので 私なんか どうせ居なくても変わらないと思いますけど」

露木「何を言うとるんや お前は! いい加減にしろ!」

中津留「もういい 新井くん」

新井「はい」

中津留「君が中心で進めなさい」

米田「君もまさか独身か?」

新井「いいえ! バツイチです! でも 私も取材抜きで お2人のためだけに結婚式をした方が オオサキの本当の宣伝になるような気がしてきました すみません」

その場を去る中津留

桐野「待田さん」

おじぃ 私 やっぱ このホテル好きかも

ロビー

今度こそ 本当に絶対ロビーウエディングが出来ます 結婚式を挙げたくても出来ない2人のために

純「うわ!」

桐野「なに 感傷に浸ってるの? あと2日しかないのよ 式まで」

純「すみません…」

でも… いざ 準備を始める 何から何まで大変で

宿泊部

純「ロビーのここを こうやって 仕切ります」

結婚式は1時から なんだけどチェックアウトするお客さんが一段落する12時から2時の間にセッティングから撤収まで全部済ませなきゃいけないし

純「スタッフを16人配置して行う計画なんですよ」

露木「社長 本当に大丈夫なのか」

米田「ウチはそんなに人出せないからな」

純「大丈夫ですよ 私についてきてください」

純「お願いします! 後10人スタッフお願いしてもいいですか」

人員配置センターに当日 必要な人間を割り当ててもらうよう頼まねば ならず

男「無理無理むり そんなに」

花の業者さんには予算の枠内で ウチのリクエストに応えうよう 必死でお願いし

純「この2人のためにハッピーでスペシャルなウエディングにしたいんです」

自宅

純「もう あと2日しかないのに予算もないし みんな色々言うし やらなきゃいけないこと いっぱいあるし もう疲れた…」

愛「そんなことください ここまで来たんですから」

純「一番怖いのは 桐野さんダメ出し…」

回想

桐野「当日 新郎様と新婦様の控え室は確保してるの?」

桐野「インカムがないとスタッフの声が騒々しくて お客様の迷惑になるわよ」

桐野「ちゃんと 3つの流れを考えてる? サービス員の流れ 新郎新婦の流れ 参列者の流れ もっと しっかり考えなさい 失敗は許されないのよ」

回想終了

純「うわー!」

愛「それは きっと 愛の鞭ですよ きっと」

純「お陰でさ 仕事やってる最中もなんか なんか 常になんか忘れてんじゃないかって そんなことばっかり考えちゃってさ… あ!」

愛「ビックリした」

純「牧師さん…」

愛「え?」

純「牧師さんを忘れてた 予算がないから 本物頼めないから どうにかしなきゃいけないんだけど どうしよう…」

愛「ハハ」

純「なに笑ってるのよ?」

愛「色々 言ってるけど なんか純さん 幸せそうだな と思って」

純「そんなこと言ってないで 考えてよ 牧師さん どうしたら いいと思う? あ!」

愛「ビックリした もう…」

純「音楽! あのね 音楽をね 生演奏か なんとか 何弦奏みたいな? 弦楽何重奏みたいのにしたいんだけど それもね予算がないから 本物頼めないから それも頼まないといけないの どうしよう」

愛「その2つなら 大丈夫ですよ」

純「え? どういうこと?」

オオサキプラザホテル
会議室

純「いよいよ 結婚式が明日に迫りました ということで 今日は最終確認を…」

桐野「待田さん 牧師様の件はどうなったの?」

純「はい それなんですけ やっぱり本物の牧師さんを頼むのは無理なので 水野さんに お願いしたいなと思いまして」

水野「え?」

純「あの 水野さん いろんな資格持ってけど シビルウエディングミニスターの資格も持ってますよね」

水野「持ってるけど」

本当は愛くんが 調べてたんだけどね

米田「なんだそれ?」

池内「宗教に関係なく 結婚式を取り仕切る事の出来る資格です」

千香「いいじゃないですか 水野さんだったら カッコイイし 絵的にも はえるし」

純「お願いできませんか 水野さん」

水野「イヤでも」

桐野・池内・新井「水野くん おねがいします」

水野「はい わかりました」

桐野「音楽はどうなってるの 待田さん」

純「それは 大丈夫です アマチュアなんですけど ピアノとバイオリンとチェロ弾ける人 確保しました あ!」

米田・露木「びっくりしたな」

露木「(くしゃみ)」

純「あの… コーラス コーラスがあった方が 良いと思いませんか?」

米田「何言ってんだ そんなの 無理に決まってんだろ 予算的にも時間的にも」

新井「あの実は 5年前に廃部になったんですけどオオサキにもコーラス部があって その時のメンバーが3人ほど 残ってるんですけど 私を含めて」

純「じゃあ その他の2人にも 今から お願いしてもらえませんか?」

桐野「その必要はありません ここにいるからです」

純「あ! ってことは もう1人は…」

池内「私です」

純「あ そうですか 是非 お願いします!」

ロビー

純「社長! ここにいらっしゃったんですか」

真一郎「いよいよ 明日だね ロビーウエディング」

純「はい」

真一郎「しかし 水くさいよな 最初っから 俺に言ってくれりゃあ 許可したのに」

純「いや そうしようと思いましたよ 何べんも でも 社長も今 大変な時期だし 甘えちゃ いけないなぁ と思って あの その代わりと言ったら なんですけど」

真一郎「何?」

純「明日 両家のご家族がいらっしゃらないかもしれないんで そしたら 花嫁さんとバージンロード一緒に歩いてもらえませんか?」

真一郎「本当? 喜んで! なんだか 俺だけ 蚊帳の外みたいで 寂しかったんだよ」

純「あの もしかして 難航してるんですか 外資との合併の話し?」

真一郎「今の世の中 なんでも 効率第一で 苦しくなったら リストラすればいいってのも なんか ありの考え方のような気がするんだよね ホテルの存在って ただ単に 利益を上げるだけじゃなくて そこに来た人に 特別な 時間と提供することのような気がするし それに 俺はやっぱ 経営するより 泊まる方が好きなんだよな ホテル」

純「ちょっと 結構いいこと言ってんのに最後にしりすぼみしないでくださいよ 私たち 同じ社長なんですから 頑張りましょう オオサキのために ね!」

真一郎「そうだな 社長といると 元気がでるよ」

純「失礼します」

桐野「待ちなさい あなたに用があるんだから 明日ホテル各所に出す掲示だけど 違うんじゃないのこれ?」

純「え? 何が違うんですか?」

桐野「それじゃ まるで 悪い事をしてるみたいでしょ?『ご迷惑をおかけしますが、ご容赦ください。』じゃなく『皆さまも是非、祝福の輪にご参加ください。』にするべきじゃない? 他のお客様にも幸せな気持ちになってほしいなら」

純「なるほど わかりました すぐ変えてきます」

桐野「走らない」

おじぃ 桐野さんのダメだしが ギリギリまで 厳しかったけど

池野「こちらのロビーで結婚式がございます」

いよいよ 結婚式の日がやってきました

純「花嫁と花婿さんは今予定通りスタンバイなさってます このあとですね 一度ここに誘導してから『せっかくですんでロビーで写真撮影しませんか?』とお誘いします でお2人がロビーに来たら 目の前にバージンロードや 鳴り響く音楽 スタッフの拍手 ビックリするお2人 そして感激の涙 って感じで行きたいと思いますので よろしくお願いします」

千香「あの! たいへんです!」

純「どうしたの 千香ちゃん?」

千香「新郎様と新婦様が結婚式に出たくないって 言いだして」

純「え?」

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