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連続テレビ小説「純と愛」55話「すーぱーまん」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】55話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第5巻。純の下に、暗い顔をしたカップルが「式をキャンセルしたい」と現れる。どうやらふたりの親同士が絶縁状態にあることが理由らしいのだが…。

55話ネタバレ

連続テレビ小説「純と愛」55話「すーぱーまん」 ネタバレ

オオサキプラザホテル
ロビー

真一郎「オオサキプラザホテル 創業60周年 この最大の難局に 俺のこと 助けてほしい」

純「ちょっと 待ってください なんで 私なんですか?」

真一郎「いや 明日さ 向こうのCEOが来るんだけど 社長が居れば元気がでるし 言いたいことも ちゃんと言えそうな気がするからさ」

純「いやいやいや あの 無理です だって 私 秘書の経験とか 一切ないですからね」

真一郎「俺のそばにいるだけでいいんだから なんか 変なこと 心配してる? だったら 安心して 社長のことは女性としては 全く興味がないし 色気も全然感じないから」

なんじゃそりゃ

真一郎「頼むよ 君のおかげで先代が このオオサキを作った思いだけは 絶対に守んなきゃ って 改めて思ったんだ」

歩み寄るものには 安らぎを 去り行くものには 幸せを

自宅

愛「で 断っちゃったんですか?」

純「だってさ 秘書っていうガラじゃないしさ それに ロビーウエディングがネットで評判になってて 問い合わせ殺到してて やらなきゃいけないこと いっぱいあるの」

愛「そうですか」

純「なに?ダメ?」

愛「いや でも本当は 迷ってるんじゃ? 吸収合併されて オオサキが他のホテルみたいになっちゃったら イヤだから」

純「ちょっと 心の声 読まないでよ」

愛「すみません でも じゃなかったら こんなのも 貰ってこないですよね」

純「資本提携とか 合併交渉とか 難しくて 全然 分かんないし」

愛「分からない言葉があったら 僕がちゃんと調べますから」

純「でも でも 相手は外資で 英語とか しゃべられなきゃ でしょ?」

愛「でも これによると 徹底した合理化の一環として ブライダル部門は 他の業者に委託するって 書いてありますけど」

純「え? どう意味? どういうこと?」

愛「ホテルはチャペルや宴会場を貸すだけで スタッフは いずれ外部の人に委託するって」

純「え じゃあ 社員は一切 結婚式にタッチ 出来ないってこと?」

愛「そうですね」

純「イヤだよ そんなの」

愛「だったら なんとかしないと」

オオサキプラザホテル
ロビー

純「どうしようかな…」

種田「張り切ってるわよね みんな この前 ここで 結婚式をやってから 顔がイキイキしてるし」

純「本当ですか?」

種田「毎日来てるから 分かるのよ 私は」

純「あ そうなんですか?」

種田「オオサキのロビーは 居心地が良いし スタッフの人とも 気楽に おしゃべりが出来るし ここでね アンパン買って帰るのが 楽しみなの 毎日」

純「ああ そうなんですね ありがとうございます」

種田「1人だけ 元気ないのが来たけどね

そんな目で見ないでよ 秘書なんて 無理だよ

会議室

真一郎「お待たせしました」

引き受けてしまった

げ! 愛くんママ!

純「失礼します」

多恵子「社長 なんで この人が居るんですか?」

真一郎「彼女に 今日から 秘書をやってもらうことになりました」

多恵子「は?」

真一郎が英語で説明する

純「待田」

この人が世界に5000のホテルを持つ カイザーグループの最高責任者 ジョン・カイザーさんか

多恵子「社長 機密情報が洩れることはないんでしょうね? 私の知るかぎり この方 かなり 知性と品性に問題があるし 性格も口も 軽いみたいだから」

真一郎「先生もご存じでしょうけど 彼女 面接で 社長になりたい と宣言した 今時珍しい若者なんですよ まあ 社長学を学ぶためにも 同席させてもらえませんかね?」

な ナイスフォロー サンキューです 社長!

カイザー「OK」

純「サンキュー」

多恵子「大先社長 早く正式合意して こちらも経営に加わりたいと ジョンが切望しておりますが」

真一郎「分かってるんですけどね 先生 例の 同意条件 もうちょっと なんとか なりませんか? もうちょっと」

多恵子「オオサキを立て直すしには これしかないと 散々 話しあったハズですが?」

真一郎「そうなんですけど」

多恵子「オオサキは あらゆる部門 非効率で 無駄な人数をかけすぎです 従業員400人の2割リストラが必要 且つ 可能だとする こちらの主張への有効な代案でも おありですか?」

真一郎「ですから あの… 問題だと思うのは 2番目の ブライダルの外部への委託…」

多恵子「結婚式や宴会部門は利益率40%しかなく 統廃合とリストラを進めなければ 経営を逼迫させるだけということは ご存じのハズですよね?」

真一郎「いや ですから 3番目の無駄な設備の徹底カットってやつが一番の問題…」

頑張れ 負けるな 社長!

多恵子「ロビーなど 直接利益をうまない設備を徹底的にカットします利益率が高い 客室販売に 全力を注ぐしか あなたが作った 莫大な 借金を返済する道は ないハズですが?」

真一郎「確かにそうなんですけど… そうなんですよね… 君 どう思う?」

純「え? 私ですか?」

真一郎「だから 遠慮しないで 自分の意見言ってみて」

純「え?」

わ 私に振るのかよ

純「あの えと 私はこれだと 大きなビジネスホテルみたいだな って思いますかね」

真一郎「それなんだよ 俺が言いたいのは! あのね こう ホテル全体として お客様をもてなす って感じにならないんじゃないかな? って その辺りの所をこう なんか理解してもらわないとな」

多恵子「そんな悠長なことをおっしゃる前に ご自分の責任をお考えになったら どうですか? 先代の社長から 引き継いでから 仕事は全て 部下任せ なんのビジョンも示さない メインバンクにも 株主にも 甚大な被害と 不安を与えた お父様が 一代で築き上げたオオサキプラザホテルも 今まさに 破産寸前に追い込もうとしてることへの反省が これっぽっちも感じられませんが」

真一郎の部屋

真一郎「はあ 疲れた」

中津留「どうなさるんですか? 社長 カイザーは返答を迫ってるし もう時間がありませんが」

真一郎「分かってる まあ 腹も減ったし なんか取ろうか? 社長 出前のメニュー となりに」

純「はい 分かりました」

真一郎「総支配人も何にする? ウナギにでもする?」

中津留「それより ご決断を 向こうは オオサキの名前は残しても良いと 言ってくれてるし メインバンクも借金返済を迫ってますし」

真一郎「でも 銀行は 言ってること 逆だよな 景気の良い時は 借りてくれ 借りてくれって しつこいくせに 不景気になったら 返せ返せって 自分たちが困ったら 国の金で助けてもらってるくさにさ」

中津留「今はそんなことを言ってる場合ですか このまま 引き延ばして カイザーが手を引くと言いだしたら オオサキは 間違いなく潰れますよ」

純「メニュー持ってきました」

真一郎「うん」

純「あれ? 総支配人 出前?」

真一郎「毎日お弁当作ってんの? えらいね」

純「ああ これ 実は 旦那が」

真一郎「うそ? 彼 料理得意なの?」

純「はい」

真一郎「いいね ラブラブじゃん」

純「社長も奥様に作ってもらったら どうですか?」

真一郎「ウチは 離婚調停中で ずっと 別々に暮らしてんだ」

純「え?」

だから ここに住んでるわけね

真一郎「だいたいさ 争いごと 嫌いなんだよね 俺 スーパーマンでも 現れて 全部問題 パーって 解決してくんないかな? 子供の頃 スーパーマンになるが夢だったんだ 普段はドジな男だけど 困ってる人が居たら 電話ボックスん中で変身して助けに行くんだよ『空を見ろ! あれは 誰だ!』みたいな感じで」

いやいや 今幼い頃の夢を語られても…

純「社長!」

真一郎「ん?」

純「先代がオオサキを作った時だって きっと 辛いこととか 苦しいこととか いっぱい あったと思うんです でも やっぱり これくらいの試練乗り越えて 死ぬ気で頑張んないと 先代の社長に 怒られちゃいますよ」

真一郎「そうだな 分かった 君の言う通りにする」

純「え?」

真一郎「もし 君が 社長だったら どうする? 合併する? それとも 自主債権の道探す? 大変だと思うけど」

純「いやいやいや 私のそんなこと聞かれても」

真一郎「いや 君は本気でこのホテルの社長になるつもりなんだろ? だったら 決めてくれよ どうするか」

純「えー」

おじぃ なんでこうなるの?

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