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連続テレビ小説「純と愛」59話「すーぱーまん」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】59話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第5巻。純の下に、暗い顔をしたカップルが「式をキャンセルしたい」と現れる。どうやらふたりの親同士が絶縁状態にあることが理由らしいのだが…。

59話ネタバレ

カイザーオオサキプラザ大阪
医務室

純「でも さっき なんで 社長のことを あなたって 呼んだんでしょうか」

桐野「亡くなった ご主人と勘違いしたのよ 社長のこと」

純「はい?」

桐野「前に聞いたことがあるの 出会ったのが オオサキで いつも オオサキでデートして プロポーズされたのも 結婚式も オオサキだったって きっと 毎日ウチのロビーに来て ご主人のこと 思い出してたのね」

ロビー

男「これ このプレート」

男「はい」

男「これ なんて 書いてあるんですか?」

男「いいから とっととやってくれ」

男「はい」

男「これだったら すぐ外せますよ」

男「うん」

真一郎「何やってるんだ?」

男「あ…」

真一郎「なにをやってるんだ?」

男「撤去しろと CEOの命令なので」

真一郎「勝手なことするな! このホテルの社長は 俺だ!」

は 初めてみた こんな顔の社長

真一郎「俺は もう逃げない 死ぬ気で戦う」

なんか 凛々しいぞ 大先真一郎

真一郎「助けてくれないか? 2人共?」

純「はい! 私はもちろん」

真一郎「君は?」

桐野「遅いのよ! 決心するのが!」

おじぃ 桐野さんが キレた?

真一郎の部屋

真一郎「今日から ここを 作戦本部とする」

純「はい」

真一郎「よし!」

純「それで?」

真一郎「何が?」

純「具体的な指示とか 方針とかないんですか?」

真一郎「それは 追々?」

桐野「なんじゃ そりゃ」

私の 心の声を 桐野さんが…

桐野「あんたは オオサキの筆頭株主で4割近い株を持ってて 他の株主を 味方をつければ 実権を奪い返すことだって 出来るのよ それが 怖いから カイザーだって あんたを 社長にしたんでしょうが いい加減先代に恥ずかしくない社長になって オオサキ立ち直さないと 結婚もせずに このホテルで働いてた私がバカみたいでしょうが!!」

ま まるで 富士山が噴火したみたいだ 桐野さん

ノック

真一郎「はい どうぞ」

純「あ 私やります」

愛「お待たせしました」

純「悪いね 入って 入って」

愛「お邪魔します」

純「あの 腹が減っては なんとか って言いますよね なんで お弁当作ってきてもらいました」

愛「いつも ウチの純がお世話になっております もしよろしかったら 召し上がってください お口に合うか わかりませんけど」

真一郎「ありがとう」

純「あの 桐野さんもね 食べてください」

真一郎「あのね この前食べたんだけどね 彼の料理最高なんだよ」

純「そうなんですよね 今日は 何作ったの?」

桐野「そんな 悠長なこと 言ってる場合ですか!」

愛「桐野さん やっと 本性出したんですね」

桐野「え?」

真一郎「彼ね 人の本性が 見えるんだよ あ 今日の僕はどう?」

愛「ああ この前よりは 随分いい感じですけど 駄々をこねてた小学生が 思春期の中学生になった感じです」

純「はは…」

愛「桐野さん 背中に背負ってた 十字架みたいな物外して スッキリしたみたい」

純「ま 何はともあれ 食べましょう」

純「この前 私が社長だったら どうするからって考えたアイディア あれ 使えませんかね?」

桐野「無理に決まってるでしょ 役員は社長も含め全員 無報酬 従業員給料50%カットなんて 組合が納得するわけがないし」

バッサリ 全否定だ

愛「お食事中すみません あの これを見ていただきたいんですが あの 出過ぎた真似だとは 思ったんですが」

純「ん?」

愛「カイザー側も売り上げさえ上がれば 文句はないだろうという発想で 僕なりに考えてみました」

純「おお!」

愛「まずは ブライダル部門です ロビーウエディングの盛況によって 新たに50件の予約が入っています 前例日 プラス30%の売り上げ増が見込めますから キチンと制度かすれば 利益率50%を達成出来ると思います 画面を見て下さい 次に宿泊部です ここは あえて 客室の予約を8割に留め その代わりに お客様一人一人に精一杯のおもてなしをすることを 提案します]

愛「オオサキの売り上げは30%近くをリピーターが占め その内の40%が ここ地元地区 関西地区のお得意様です そこをメインターゲットにすることによって 満足度を さらに上げるほうが 得策なのでは ないでしょうか そして最後に リストラ要因になっている人への処遇です]

愛「米田元宿泊部長や 露木元料飲部長たちは 毎年500名から1000名のお客様に暑中見舞いと年賀状を出していました そのような お得意様向けの 宿泊付き 交流プランを彼らと共に開発していくことで リストラする必要はなくなるんではないでしょうか? ああ すみません 如何でしょうか?」

桐野「彼は 何者?」

真一郎「いや ありがとう 俺がやりたかったのは こういうこと なんだよ」

愛「ああ 1つ 忘れていました 純さんの アイディア通り 借金がなくなるまで 社長は 無報酬です」

真一郎「え? そうなの?」

愛「それに 従業員の皆さまにも 30%の給与カットをお願いすることになると思います」

桐野「でも みんな 納得するかしら?」

純「大丈夫ですよ この改革案を出せば ね? それに みんな オオサキ 愛してますから」

真一郎「じゃあ 俺は この企画書を持って 1人でも多くの 株主に周るから」

純「いやー なんか 盛り上がってきましたね」

ノック

純「はい」

げっ! 愛くんママ

真一郎「あ 先生 先ほどは 従業員が申し訳ありませんでした お怪我の方は 大丈夫ですか?」

多恵子「なんてこと ありません あの程度のことで 同様していたら 弁護士なんて やってられませんし 世界中の人間の99%は敵だと思ってますから てゆーか あなた! 何やってるの こんなところで」

愛「あの すみません…」

純「あの 私が お弁当持ってきてって 頼んだです」

真一郎「いや 素晴らしい息子さんですね 頭は 良いし 人の本性が…」

多恵子「この子は 病気なんです しかも 変な人と結婚したばっかりに ますます 病状が酷くなってて」

純「言ったハズです 愛くんは病気じゃないって」

多恵子「これ以上愛を 変なことに巻き込むのやめてくれる? あなたの弁当 作るために 育てたんじゃないの 私は」

くそ 言い返せない

桐野「先生 ご用件はなんですか?」

多恵子「リストラ候補の方 全員が やめる決心をなさったんで ご報告に」

真一郎「え」

純「うそ」

多恵子「これで 今度の役員会が 終わったら このホテルに来ることもないかと思うと 寂しいですわ 社長 それでは」

倒れそうになる愛

純「ちょちょちょ」

愛「あ ごめんなさい」

純「大丈夫?」

愛「大丈夫です」

純「とりあえず 座って」

純「どうするんですか? このまま 見殺しにするんですか? 米田部長たち?」

真一郎「心配するな 必ず呼び戻す」

桐野「急ぎましょう 今度の役員会までになんとかしないと」

純「はい」

会議室

純「ということで この企画書通りに オオサキ社長と頑張って行きましょう」

おじぃ それから 私と桐野さんは みんなに給料のカット頼みに行き

純「当面の間 給料を30%ほどカットさせていただきたいと思います 皆さん よろしくお願いします」

どよめく者たち

純「あの そうなんですよ 30% すみませんね 今は辛いかもしれませんけど あとから このホテルを 立て直すための30%なんで」

机を叩く桐野

桐野「ふざけんな!! イヤなら ホテルマンなんか やめちまえ! 文句があるなら 1人1人 ハッキリ言ってみろ! いっぺんに言うな!」

純「あの水野さん こういう時 トルストイさん なんか 言ってませんか?」

水野「え?」

純「早く!」

水野「トルストイ… ああ なんも浮かばないな…」

純「ちょっと なんか 出して下さいよ」

水野「その代わり ダンテでもいい?」

桐野「なんででもいい」

純「お願いします」

水野「皆さん 人を支える力は 三つあります 希望を持つこと 信じること そして 愛すること 僕は賛成です」

拍手

純「そうですよね 皆さん ダンテさんみたいに 希望を持ち 信じ 愛しましょう オオサキホテルを」

役員周り中の真一郎

そのころ 社長は 愛くんと 株主のところを説得に駆け回っていて

真一郎「この内容で 組合も 納得してくれていて よろしくお願いします」

愛「社長 この人は大丈夫です」

真一郎「そう?」

男「これで オオサキ復活だな」

真一郎「はい」

愛「社長 この人たちは 信用できない気が」

真一郎「うそ?」

カイザーオオサキプラザ大阪

真一郎の部屋

そして 運命の役員の日がやってきた

純「社長 プレゼントがあります」

真一郎「なに?」

純「今日は スーパーマンになってください」

真一郎「じゃあ 頼みがあるんだけど」

ロビーの公衆電話

純「社長 これ やる必要あるんですか?」

真一郎「ごめん 気分の問題だからさ」

真一郎「お待たせ」

桐野「あ 社長 はい ネクタイが」

真一郎「じゃ 行ってくる」

純「社長 頑張ってください」

行け 突き進め! 大先真一郎!

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