ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」60話「すーぱーまん」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】60話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第5巻。純の下に、暗い顔をしたカップルが「式をキャンセルしたい」と現れる。どうやらふたりの親同士が絶縁状態にあることが理由らしいのだが…。

60話ネタバレ

カイザーオオサキプラザ大阪
ロビー

おじぃ 上手くいくよう 祈って お願い

会議室

中津留「それでは 役員会議を始めます 最初に 銀行から 提示があった 融資計画の最終案についてです」

真一郎「すみません ちょっと その前にいいかな?」

中津留「社長 議題にないことは…」

真一郎「ごめん ごめん すぐに終わるからさ これを 回してくれないか お手元に配ったのは 私が いや 信頼する 部下たちが作った オオサキの再生案です 私は ホテルに泊まるのが大好きで 今まで 世界中の ホテルに だからこそ オオサキを 私自信が 泊まりたいと思うようなホテルにしたいんです」

フロント

純「いつもの お部屋でよろしいでしょうか?」

会議室

真一郎「歩み寄る者には安らぎを 去り行く者に幸せを という 先代の理念を 守り抜きたいんです もちろん 多額の負債をかかえた責任は私にあります 利益を上げることは 企業である以上 使命であり義務であり 利益が出なければ 雇用が維持できないのも わかっています でも ホテルは 普通の企業と 違うと思うんです」

ロビー

純「ありがとうございました」

真一郎「私の部下が 常日ごろ 言っているように ホテルは やってきた みんなが幸せな気持ちになり 笑顔で帰っていく 魔法の国 じゃなきゃいけないんじゃないんでしょうか? パン 一個だけ買うだけでも 来るのが楽しみだったり 人生の 特別な1日を 大切な人たちと過ごしたいと思うように そんな場所じゃないといけないんじゃないでしょうか?」

真一郎「だから レストランや 各店舗も 外部に委託することはなく ホテルの顔として 守り続けたいんです 顔と名前が見える 家族的なサービスで お客様の 幸せな時間を 演出したいんです この経営案で 死ぬ気で結果を出してみせます だから 1年でも2年でも いいから 俺に いや 私に任せてもらえませんか?」

会議室

真一郎「私は 本気です 生まれて初めて 本気になったかもしれない 情けない話しですが 先代から オオサキを受けついて 何年も経つのに 今 今 心から 思うんです このホテルを経営したいって 優秀な部下たちと 一緒に 世界一のホテルにしたいって」

多恵子「ジョンは 感動した あなたが主張なさったことは すべて カイザーの企業理念に 一致すると おっしゃってます」

真一郎「じゃあ このとおりに…」

多恵子「ですから この件に関しては 討論する必要もないと」

中津留「緊急動議を 大先真一郎社長の解任を求めます 賛成の方の挙手を願います」

真一郎「何を言ってるの 総支配人」

多恵子「もう どうしようもないみたいですね 社長 あ! 新社長は 中津留さんかしら きっと」

エレベーター前

真一郎「ちょっと 待ってくれよ 総支配人 一体どういうことなんだよ 君は オオサキがどうなっても構わないのか」

中津留「あんたなんかより 私の方が何倍も オオサキを愛している ぺーぺーの営業だった私をずっと 可愛がってくれた 先代の恩に報いるためにも 2代目がどうしようもない 社長でも 必死で支えてきたんだ こっちは オオサキの危機を 幾ら訴えても聞く耳を持たなかったくせに 今更こんなものを出して 被害者面しないでください」

会議室

純「失礼します あの 役員会議 終わったんですか? どうなりました? 社長の提案?」

多恵子「あの人は もう社長じゃないわ」

純「え?」

多恵子「こんなこともあろうかと思って 株主の切り崩しをしておいたの」

純「切り崩し?」

真一郎の部屋

純「社長」

真一郎「結局 最後まで スーパーマンになれなかったよ」

純「こんなの ありですか? これでいいんですか ウチのホテル だったら 私もやめる」

真一郎「ダメだ! 君は 残ってくれ 俺は どうしようもないバカだ 今まで このオオサキのために やることは いっぱい あったのに カッコつけて ヘラヘラ笑って 何もしてこなかった でも君は! 絶対にあきらめないで このホテルを みんなが泊まりたくなるような 魔法の国にしてくれ その時は 俺が最初の客になるから 頼む」

自宅

純「お腹空いたな 今日夕食 何? あ 私が作ろっか 今日?」

愛「いいですよ」

純「そう? あれ? 誠ちゃんは?」

愛「帰りました 私もそろそろ ママとちゃんと対決しなきゃ って」

純「そっか あ そういえば 剛のヤツ シメとかないとね あのくだらないビデオばっかり 投稿して 本当にバカなヤツなんだから もう」

愛「大丈夫ですよ」

純「ん? 何が?」

愛「無理して 明るくしなくても 大丈夫ですよ」

純「ふ 人の心読まないでよ あ そうだ ついでに 家に電話してみよっと 剛帰ってるかもしれないし」

純「あ もしもし あー 留守電だ 何だ 誰も居ないんだ (留守電)あ もしもし あの 純ですけど いや たいした用じゃないんだけどさ あれ あの… お父ちゃん この前 起死回生とか 乾坤一擲とか 言ってたけど どうなったかな と思ってさ…」

純「あのさ お父ちゃん ホテルの経営者 って 凄く大変だと思うけど 凄い辛いと思うけど 頑張って ウチのホテル 立て直して下さい あの… 今まで 文句言ってたけど 謝るからさ お願いします お願いします お願いします…」

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