【 連続テレビ小説「純と愛」】66話のネタバレです。
あらすじ
宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第6巻。オオサキプラザホテルは外資系に買収され「カイザーオオサキプラザ大阪」へと変わることに。
66話ネタバレ
カイザープラザホテル
式場
純「お父ちゃん。 今から 家族みんなで ウチのホテルを どうするか話そ。」
善行「契約は済んだ。」
純「嘘でしょ ウチのホテル 売っちゃったの?」
剛「母ちゃん!」
善行「おい! 何処行くんや?」
純「向こうの人に言ってくるの おじぃのホテルは売りません 私が立て直しますって。」
善行「もう とっくに帰ってはるわ!」
愛「お義父さん!」
純「どうして こんな勝手なことすんのよ! 家族でみんなで相談して決めるって約束したじゃん!」
愛「純さん!」
純「お父ちゃんはね 結局ね 自分のことしか考えてないのよ 自分が大阪に戻りたいから お母ちゃんの気持ちも 全部無視して どうして考えてくれないの? おじぃがどんな気持ちで ウチのホテル 作ったか?」
善行「何?」
純「こんなことしてたらね 本当におじぃが化けて出るんだからね!」
善行「ん!! どけ!」
純「ちょっと! 逃げないでよ! ちょっと待ってよ!」
善行「何べん言うたら 分かんねん? お前みたいなヤツは娘やない! 気安くお父ちゃんに寄るな! お前は!」
純「待ってよ! 待ってよ 卑怯者! おじぃのホテル返してよ!」
水野「あのう 僕も もういいですかね?」
晴海「すみませんでした お忙しいのに。」
水野「いえ 別にどうせ もう仕事無いし 大丈夫です じゃあ。」
純「どういう意味ですか?」
水野「今から これ出しに行くんだ 退職願。」
純「あなたも逃げるんですか? ウチのオヤジみたいに 環境が変わって 辛いこととか 苦しいこととか 沢山あるかしれないけど どうして 自分で変えようって思わないんですか?」
水野「俺に当たらないでくれよ。」
ロビー
晴海「純 帰ったら 連絡するね。 ごめんね 純。」
純「お母ちゃんが謝んないでよ。」
晴海「ごめんね 純。」
おじぃ 寂しくて悔しくて 涙が止まんないよ
純の自宅
夢
愛「悪い夢を見たんですね。」
純「これから おじぃのホテル もし無くなっちゃったら どうしたらいいの? 分かんないよ。」
愛「まずは まずは 涙を拭いて 鼻をかんで下さい。」
純「うん うん。」
愛「それから 次は 宮古に行って おじぃのホテルを取り戻して下さい。」
純「でも もう…。」
愛「まだ 売る契約をしただけですから 諦めなければ奇跡を起こせますよ 純だったら。」
純「無理だよ もう。」
愛「言っておきますけど 僕は幸せじゃないですよ 純さんが心から幸せじゃなかったら 純さんの気持ちは 痛いほどわかります。 でも 宮古に骨を埋める覚悟が無きゃ 純さんの魔法の国は取り戻せない! あんた 宮古行きなはれ ホテル守りなはれ あんたが魔法の国作るためやったら ウチはどんな苦労でも 喜んでします。」
カイザープラザホテル
おじぃ 愛君が言ったのって ここを辞めなきゃいけないってことなんだよね…
宿泊部
桐野「認識が甘いよ それは。」
池内「ああ 待田 ちょうどよかった あんたもちょっと聞いて。」
新井「今ちょうど話していたのよ。 現状の問題点を色々。」
桐野「座って。」
純「あの…。」
桐野「何?」
(ドアが開く音)
純「千香ちゃん?」
千香「お願いします。 もう一度 ここで働かせて下さい。」
千香「もう二度と 辞めるなんて言いません 泣き言も言いません 人のせいにもしません。 …と決めました。」
純「あの 私からも お願いします!」
桐野「じゃあ もう これは必要ないわね?」
池内「毎年 あんたみたいなヤツは 居んのよ!」
新井「大抵ね すぐに戻ってくるけどね。」
千香「ありがとうございます!」
純「よかったね 千香ちゃん。」
千香「これからも一緒に頑張ろうね!」
純「うん。 あの… あの それなんですけど…。」
桐野「何?」
水野「おはようございます。」
「おはようございます。」
純「え?! 水野さん 辞めたんじゃなかったんですか?」
水野「いや~ 参ったよ 昨日あれから 部長達に ボロクソ言われてさ… 君に怒られたようなことを…」
水野「そしたら トルストイがこう言ってるって思い出したんだ『他人の悪口を言ったり あなたのことを褒めるような人の言うことは聞かないほうがいい』って 向こうのホテルに人間が まさにそうだったっから 部長達のオオサキ再生プロジェクトに参加することにしたから これからも貶してくれよ 俺のことを 君も。」
純「あの… それなんですけど…。」
桐野「どうしたの さっきから 何か 言いたそうだけど?」
純「一身上の都合で 辞めさせて下さい。」
桐野「一身上の都合って?」
純「宮古に帰って ウチのホテルを 父が勝手に売ろうとしてるんですけど それを なんとか止めたいんです。」
桐野「あなたが言ってた 魔法の国ってやつ?」
純「可能性がある内はどうしても諦められなくて。 だから…」
水野「ねえ ちょっと待ってよ。 俺達にはさ 散々辞めるな とか言っておいて?」
千香「せっかく また一緒に頑張ろうと思ったのに!」
純「私だった 本当は ここで働きたいよ 2人と一緒に このまま おじぃのホテルが無くなるのを黙って見てるわけにはいかないの… でも… やっぱり辞めたくないな… みんなとも離れたくないし… でも… 社長にも… 前の社長にも ここ魔法の国にするって 誓ったし。」
純「桐野さん達にも 私が社長になるまで頑張るって約束したし みんなのこと大好きだから このホテルのこと大好きだから でも… 宮古に帰って おじぃのホテルをどうにかしないと いけないし…」
桐野「だったら オオサキの精神だけ持って行きなさい! 大先さんにね 渡してくれって 頼まれたのよ いつか あなたが魔法の国を作った時に飾ってほしいって。」
桐野「こんなに早く渡すとは思わなかったけど 私達も あなたに負けないように ここを魔法の国に 必ずしてみせるから!」
おじぃ この人達のためにも 絶対諦めないわ 私。
純「はい。」
サザンアイランド
いよいよ最終決戦だ! おじぃ