ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」69話「さいしゅうけっせん」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】69話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第6巻。オオサキプラザホテルは外資系に買収され「カイザーオオサキプラザ大阪」へと変わることに。

69話ネタバレ

サザンアイランド

梨田「今 なんて おっしゃいました?」

純「ですから ビーチは母の物なので お売りすることは出来ないんです。」

梨田「ちょっと 待って下さい そんなことされたら こっちのリゾート計画は 全て パーやないですか 来週にはホテルの取り壊しを始まる予定やのに あの ご主人は?」

晴海「ちょっと 体調を崩しまして。」

狩野家

善行「開けてや 頼む!」

正「もう 大人しくしてよ お父さん。」

剛「お姉が来るまでの辛抱だからさ。」

サザンアイランド
ロビー

梨田「奥さん なんとか 考え直して頂けませんか? 当然ビーチも含んでると思うてたんで もし 売って頂けないと 私の責任問題になるんですよ 会社で…」

純「契約は白紙に戻して頂いて構わないですから このホテル 取り壊すのもやめてください。 お願いします。 ということなんで あの それで おねがいしますね。 でわ でわ 失礼します。 お母ちゃん 行こう。」

梨田「ちょっと…。」

純「あ!」

晴海「おとうさん!」

純「ど どうやって?」

善行「便所に 行くフリをして窓から 逃げ出してきたんや!」

梨田「社長! なんとかして下さいよ ビーチを売って頂かないと 契約違反で 損害賠償請求することになりますよ。 もちろん 大阪のウチの関連会社への再就職の件も白紙にするしかないし。」

善行「はい わかってます もう ちょっと 待って下さい 今すぐに 女房を説得しますから はい!」

善行「あ! 晴海?」

純「ちょっと! ダメだって」

愛「純さん。」

客室

善行「晴海! 開けてくれ! 開けてくれ 晴海! 開けてくれ!」

晴海「おとうさん 実印は 渡しませんからね 絶対 これからは 純と話して下さい。 こっちの気持ちは 純が一番 分かってくれてますから 頼むね 純!」

純「分かった お母ちゃん」

善行「余計なことを言うからじゃ! いちいち 俺の邪魔をして 散々 俺を苦しめて それが そんなに面白いんか?」

愛「いや 純さんは そんなつもりじゃ…。」

善行「お前な 話しに入ってくるな こっちを見るな お前は!」

純「お父ちゃん 何やってるのよ!」

善行「こうなったのも みんな お前のせいじゃ!」

純「は?」

善行「現実を見てみーや このホテルを売って 借金を返す それしか もう方法はないねん 俺はな支柱断腸の思いで言うてんねん! わかるか 支柱断腸の意味が? はらわたをズタズタに切り裂かれるぐらい悲しい思いをして 俺は言うてるんや!」

愛「あの… このホテルが確実に利益が見込めるって 必死に説得して 返済を債権者に待って待ってもらうわけには いかないんでしょうか?」

善行「話しに入ってくるな! 俺を見るなお前は ホンマに。」

純「そうだよ 愛君の言う通りにしよう!」

善行「えっ?」

純「おじぃが ここをやってたみたいに ここをお客さんを満員にして 再建が可能だってことを 債権者の人達に証明するの 家族で一生懸命おもてなしして ここをお客さんでいっぱいにすれば もしかしたらだよ もしかしたら ホテルに投資してくれる人も出てくるかもしんないし。」

愛「そうですね 頑張りましょう。」

純「ね!」

善行「こら! 人の家の話題に入ってくるな! こっち見るな お前は!」

純「お父ちゃん どうせ取り壊す気なんだし それまで 私がどう働こうが勝手でしょう?」

誠「私も協力する。」

純「誠ちゃん。」

誠「なんか面白そうやし 暇でやることないし 臭っ!」

愛「そうと決まったら 早速買い出しに行ってきます 誠ついてきて。」

誠「わかった。」

純「ありがとう 誠ちゃん! 私はお母ちゃんたちに手伝ってって 言ってくるから! いってらっしゃい いってらっしゃい!」

愛「行ってきます! 誠!」

純「愛君 電球あったけど どうすんの これ?」

愛「これを看板に巻き付けて 点滅させたら ロマンチックかなと思って。」

正「おお!」

剛「いいねえ!」

愛「それ 剛君がつけてくれる?」

剛「了解 了解!」

マリヤ「お義母さん。 お掃除って気持ちいいね!」

晴海「そうね~。」

マリヤ「楽しいね~。」

晴海「本当ね。」

純「よし! じゃあ これ とりあえず こういうの全部 外出しちゃおうか。」

正「おお そうだな!」

純「これ! なにこれ? ちょっと? ねえ お母ちゃん! ちょっと マリヤさんも!」

晴海「え? ああ!」

正「これ あれじゃねえかよ。」

晴海「懐かしいね。」

純「おじぃがつけたの これ? もしかして?」

剛「ねえねえ 誠ちゃん 見てみて!」

誠「ん?」

剛「俺って 結構 力持ちっしょ?」

正「そんなの いいから!」

純「早く行って! うるさいよ! 早く前!」

剛「ちょっと待ってよ!」

晴海「純。」

純「ん?」

晴海「今更 こんなことして 本当に意味があるの?」

正「本当にお客さん来てくれんのか?」

純「そんなこと言わないでよ。 ん?」

純「直ったの?」

愛「はい。」

晴海「今まで 何度修理しても ダメだったのに…。」

純「なんか 奇跡を起こせるような気がしてきた。」

純「あ! ちょっと ごめん ごめん!」

純「ここだ!」

晴海「何これ?」

純「オオサキの社長に貰ったの いつか 私が魔法の国を作った時に 飾ってほしいって。」

正「ふ~ん。 で 何て書いてあるんだ?」

純「ん 歩み寄る者には 安らぎを 去り行く者には 幸せを。」

剛「お姉 お姉。

純「ん?」

剛「宣伝用のチラシ作ったんだけどさ。」

純「おお!」

剛「どうかな?」

純「ホテル サザンアイランド リニューアルオープン いいじゃん!」

正「見して 見して 意外とセンスあんな!」

純「いいよ いいよ!」

剛「じゃあ ちょっと コピーして配ってくる!」

純「うん ありがとう!」

誠「私も行く!」

剛「え? ありがとう。」

誠「あ! ちょっと 待って。」

剛「ん?」

誠「あのさ… ごめん この前は 酷いことして。」

剛「ああ 大丈夫 大丈夫。 俺 誠ちゃんから 結婚したいって 思ってもらえるように 頑張るからさ!」

誠「前向きやん 今日は。」

剛「まあ お姉のおかげかな。」

誠「ふ~ん。」

剛「ところで 誠ちゃん もう マスクはしなくていいの?」

誠「あ うん。 宮古に来たら あんまり臭わへんの誰も。 私もなんか 素直に前向きな気持ちになれるし。」

剛「そっか!」

誠「うん。」

キスを迫ろうとする剛をひっぱたく誠

剛「うっ!」

誠「あんた 何やってんの?」

剛「いや 綺麗だから つい見とれちゃって 痛たた…。」

誠「もう 行くで!」

ビラを配る誠

誠「ホテル サザンアイランド リニューアルオープンしました。 よかったら来て下さい。 ありがとうございます あっ! よかったら来て下さい。 ありがとうございます。」

サザンアイランド

純「ここに 一輪のお花があります。 これを 二つになりました!」

「おお!」

純「さらに! このお花を ん! さらに二本になりました。 はい!」

「ありがとう!」

純「ありがとうございました! それでは 私の旦那の愛君の竹笛を聞いて下さい。」

剛「よ! 行け! 愛君!」

愛「先代には かないませんけど 聞いて下さい。」

晴海「なんで 父が 私にビーチを残してくれたか不思議だったけど 思い出しました 何か ツライことがあったら いつでも ここに来れば いいさって 言ってくれたんです 父。」

晴海「ここから見る 海を見て お前を晴れた海と書いて『晴海』って名付けたんだって 私は本当に 奇跡を 起こせる気がしてきました。 お願いです。 もう一度 みんなで 頑張って やり直しませんか?」

愛「お粗末様でした。」

「おお!(拍手)」

純「じゃあ しばし ご歓談を また来ます!」

善行「焼石に水や! こんだけお前 一日頑張っても 微々たる儲けや! それよりもや 大阪行って 一から やり直そう!」

晴海「わかりました。」

善行「ありがとう! ありがとう!」

純「お母ちゃん…。」

晴海「じゃあ… 別れましょう。 離婚して下さい おとうさん。」

おじぃ 今 なんて言った お母ちゃん?

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