ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」72話「さいしゅうけっせん」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】72話のネタバレです。

あらすじ

宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働く狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第6巻。オオサキプラザホテルは外資系に買収され「カイザーオオサキプラザ大阪」へと変わることに。

72話ネタバレ

晴海「おとうさん。 これから どうすれば いいんですか?」

善行「ビーチ売って 大阪行こう。 これで 借金は 返せる。」

晴海「わかりました。 おとうさんの言う通りにします。」

善行「よし なら 始めてもらうで すぐ 始めてまうで。」

純「お母ちゃん。 このまま 諦めちゃうの? おじぃには なんていうの?」

晴海「純! お願い これ以上苦しめないで。」

正「お前 いいかげんにしろよう 純!」

剛「そうだよ もう無理だって。」

純「だって…。」

(クラクションの音)

愛「始めるって まさか?」

愛「純さん。 純さん 危ないですって。 純さん 純さん! 危ないですよ 純さん。」

純「離してよ!」

愛「純さん。」

「おい! 何やってる?」

純「帰って下さい! ウチのホテルは壊しませんから。」

善行「えらい すんません えらい すんません すぐ どかしますから! 何を してんねん お前は?」

愛「お義父さん もうやめて下さい。」

晴海「ねえ 危ないから。」

純「離して。」

善行「最後まで 人に恥じかかせやがって。 ええ加減にせえよ お前は!」

純「約束したんだから おじぃにね おじぃのホテルは 私が絶対守るって。」

善行「お前がな なんぼ抵抗してもな 実力で 排除するのは法律で認められてんねん お前の 母ちゃんに聞いてみ! どけ おら どけ! どけ お前!」

純「あ!」

善行「こちらでございます こちらでございます。 こちらでございます こちらでございます。」

純「なんでよ お父ちゃん! 昨日も一昨日も 家族みんなで上手くやってたじゃない! お客さんだって 昔のホテルに戻ったみたいだねって すごく喜んでたじゃない あのまま みんなで 頑張れば 借金だって 絶対に返せたのに。」

善行「いつまで 俺の邪魔したら 気が済むんや ドアホ!」

純「なんで そんな 考え方しか出来ないのよ たった2日だけど 家族みんなでホテルやれたとき 夢が叶って死ぬほど嬉しかったのに 嬉しかったのに! お父ちゃん! お父ちゃん…」

おじぃ この世 魔法の国なんかないんだ 悲しい 人間の 欲望という国しか…

(携帯の着信)

多恵子「あれから 魔法の国はどうなったかと思って。」

愛「それは…。」

多恵子「その声からすると もう無くなったみたいね。」

愛「純さんのおとうさんに ホテルの土地と建物 先に売ればって言ったのは…」

多恵子「そういう既成事実を作ってしまえば あの母親が 諦めてビーチ手放すことくらい 今まで似たような事例散々見てきたから 分かるのよ 先生がそうおっしゃるなら安心ですって 梨田さん達も信頼してくれたわよ あそこの顧問弁護士だから 私。」

愛「じゃあ こうなること見越して 僕たち 僕たちにアドバイスくれたんですか?」

多恵子「あなたが あの女と縁を切るためなら これぐらいのこと いくらでもするわよ これからも(電話を切る)」

狩野家

善行「大阪 帰ったらな 俺一生懸命 働くわ あ! 梨田さんがな 会社のそばにな ええマンション見つけてくれたんや きっと 気に入るわ おい! 大阪 一緒に行くか? 白旗上げて 降参やな。」

晴海「ごめんね 純。 でもね 剛はまだ 子供だし 正のとこにも もうすぐ 子供が生まれるから 親としては これ以上 苦労をかけたくないの。」

正「ちょっと待ってって マリヤ。」

マリヤ「お義母さん 長い間 お世話になりました。」

晴海「どうしたの 2人共?」

マリヤ「私もう お義父さんと口も聞きたくないね だから 一緒に住めない グッバイです。」

晴海「ちょっと 待ってよ。 もうすぐ 赤ちゃん産まれるのに。」

善行「おい。」

マリヤ「正 行くよ!」

正「頼むからさ 考え直してよ。」

善行「正!」

剛「お世話になりました。」

善行「剛? 剛!」

晴海「何やってるの?」

剛「俺も誠ちゃんみたいに 自分を見つめ直す旅に出ることにしたよ。」

晴海「何言ってるのよ あんたまで ちょっと! 剛。」

純「結局バラバラじゃん 家族みんな。」

宮古空港

誠「これから どうするん?」

愛「とりあえず 大阪に帰るよ。 誠は?」

誠「もう少し宮古に残ろうかなと 思って。 ここらの人らは あんまり 臭わへんからさ。」

愛「うん そっか。」

誠「ほな 行くわ! 元気出してな 純さん。」

純「ありがとう。」

誠「うん。」

テープを再生する愛

純『行くよ ハッピーバースデートゥーユー ハッピーバースデートゥーユー ハッピーバースデーディア おじぃ ハッピーバースデーディア おじぃ』

弘治『(拍手)純は 大きくなったら 何になりたいか?』

純『私は いつか おじぃのホテルの女将さんになるのが夢なの それでね ここを 魔法の国にするの ねえ 出来るかな?』

弘治『純なら大丈夫さ 女将さんになった気持ちで 練習してごらん。」

純『うん。 いらっしゃいませ ホテル・サザンアイランドへ ようこそ! 女将の狩野純です。』

弘治『あがんにゃ 上手 上手 純は 日本一の女将さん さいが。』

純『本当?』

弘治『純が居てくれたら このホテルはず~っと 大丈夫さ。』

純『ありがとう おじぃ』

愛(僕には かける言葉がない おじぃ 純さんの 心の声が聞こえなくなりました。)

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