【 連続テレビ小説「純と愛」】77話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第7巻。ホテルサザンアイランドを失い、家族がバラバラになってしまった純は落ち込む日々が続く。愛は元気付けるが、純の心の声が聞こえなくなっていて困惑していた。第13週と第14週を収録。
77話ネタバレ
里や
純「いてて。」
サト「あ! 熱下がったね」
純「あの 私?」
サト「風邪拗らせて ずっと うなされてたんだけど あんた 身元のわかるもの なにも持ってないから 家族の方に連絡のしようがなくて…。」
回想
愛「純さん。」
純「あの ここ何処ですか?」
サト「大阪。」
純「大阪の?」
サト「大正区ってとこだけど。」
純「なんで 私そんなとこにいるんですか?」
サト「さあ? こっちは あんたが ずぶ濡れで倒れてたから 死なれちゃ困ると思っただけど…。」
純「なんで 私 ずぶ濡れなんかになってたんですか?」
サト「宮古島に帰るんだ!とか叫びながら 布団の上で時々バタバタしてたから 近くの木津川にでも飛び込んだんじゃないの?」
(お腹の音が鳴る)
サト「なんか作るから ちょっと待ってて。」
廊下
サト「あ! もう大丈夫なの 起きて?」
純「あ! はい。」
サト「食べな。」
純「あの ここ 沖縄のお店なんですか?」
サト「あんた 知らないできたの? この辺は 大阪でも沖縄の人が沢山住んでるんで有名なんだけど とにかく 食べたら?」
純「いただきます。」
サト「どう おいしい?」
うなずく純
サト「どうしたの? よかったら 話してごらん? 何か あったんだろう?」
純「食べてからにします。」
サト「うんうん。」
狩野家
愛「純さん 来てませんか?」
晴海「来てないけど どうしたの?」
愛「いや… ちょっとケンカしちゃって 純さん携帯持ってないから 連絡つかなくて…。 これ 僕の携帯の番号なんで 純さんから 連絡あったら 電話してください。 すみません。」
晴海「愛さん。 別れること 考えてくれない 純と? 愛さんと一緒になってから 今まで以上に苦労してる気がするの あの子。」
愛(おじぃ その通りかもしれません 僕のせいで 純さんは)
(何のために生きているのか わからない)
愛(みんな そうなのか?)
(携帯の着信)
誠「愛ちゃん 純さんとケンカしたんやって?」
愛「お前 今どこにいるんだよ?」
誠「私 好きな人できて。」
愛「そいつは臭くないの?」
誠「めっちゃ 汗臭いけど その臭いすら好きになったら愛しくなる感じ」
愛「こっちは もうどうしていいのか分かんなくて 心の声が 読めなくなってから。」
誠「大事なんは 自分の気持ちなんちゃうん? 愛ちゃんは 純さんが必要なんじゃないわけ?」
「おい 誠! お前 誰に電話してるんだよ?」
誠「勘違いせんといて お兄ちゃんやって お兄ちゃん。」
(それでも誰かを愛したい)
愛(僕は 僕には 純さんが必要です)
里や
純「私はこれから どうやって 生きていけばいいのか全然わかんないんですよ。 なんのために なんのために生きていけばいいのか 全然わからなくなっちゃって。」
サト「なるほど よくしゃべったね。 夜になっちゃったよ。」
純「え?」
サト「今時 めずらしく いい話だった ドラマチックだねぇ あんた。」
純「なんか 面白がってませんか?」
サト「同情してほしい? でもさ あんたより不幸な人間なんか この辺には ゴロゴロいるからさ 大丈夫 大丈夫 あんたは 連ドラの最終回まで しぶとく生き残る顔してるからさ。」
純「じゃあ あの 私 これからどうしたら いいんですか?」
サト「あんたさ ひらがなの 『あ』から『ん』の中で 何が1番好き?」
純「話しが全然読めないんですけど?」
サト「いいから 考えてよ ひらがなの1文字の中で 何が1番好き?」
純「えー ちょっと待ってください。 えーとね えーと あいうえお あいうえお いー いつも いつも いや ちがう いしのい あかさたな た た! ない き き き!… えっと なんですか? ちょっと 教えてくださいよ!」
サト「私は『と』だな。」
純「『と』?」
サト『と』って字があるから大事な人と結びつくことが出来るんだよ 私たち。 ネロとパトラッシュ 安寿と厨子王丸 ロミオとジュリエット ヘドバとダビデ」
純「最後の人たちだけ わかんないです。」
サト「ああ あんたはどうなの? 純となんとかって人はいるの?」
純「…」
サト「その人失ったら 本当に終わりだよ。 世界中で その人を幸せに出来るのは あんただけだし 不幸にするのも あんただけなんだから じゃあ 私は紅白歌合戦見るから。」
純「あれ? 今日もしかして? 大晦日ですか?」
サト「そうか あんた 4~5日寝てたから 飛んでるんだ 時間が。」
純「ええ! ウソ!」
サト「ドラマチックだねぇ。」
純「もう 駅どっち?」
純宅
純「愛君! 愛君!」
純「あ! 痛っ! いったー。」
夜の街
愛君 会いたいよ 愛君…。 いとしく~ん!
愛「純さん!!」
HY「みなさんもうすぐ 年が明けますよ」
純「愛君?」
HY「いくよ 10 9 8 7 6 5 3 2 1 ハッピーニューイヤー!! 新年一発目 この曲 聞いてください! 皆さん一緒に 楽しもうね 手拍子 よろしく!」
純「ひらがなの『あ』から『ん』の中で 何が1番好き?」
愛「『と』ですか?」
純「心の声 聞こえるようになったの?」
愛「みたいです。」
純「ごめんね ひどいことばっか言って。」
愛「僕の方こそ。」
純「私 もうめげない! 現実で どんなに辛いことがあっても 目をそらさないで夢みたいな 現実を作れるように頑張る。 だから これからも ずっと そばに居てください! 私たちは 2人で1つなんだから『愛と純』なんだから!」
愛「違います!『純と愛』です!」